『国宝 下 花道篇』のカバーアート

国宝 下 花道篇

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国宝 下 花道篇

著者: 吉田 修一
ナレーター: 尾上 菊之助
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このコンテンツについて

特典音声として、本編終了後に、舞台を見ているかのような感覚で尾上菊之助の語りを堪能できる「特別音声版」を収録しています。
通常版とともにお楽しみください。


鳴りやまぬ拍手と眩しいほどの光、人生の境地がここにある。

芝居だけに生きてきた男たち。
その命を賭してなお、
見果てぬ夢を追い求めていく。

今年最高の感動を届ける役者一門の大河小説

(あらすじ)
1964年1月1日 長崎は料亭「花丸」
侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、
この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄

極道の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、
喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。

舞台は長崎から大阪、そして、オリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。

血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、
その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?

©2018 Shuichi YOSHIDA Published in Japan by Asahi Shimbun Publications Inc. (P)2019 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学
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Audible制作部より

「ONLY FROM audible」とは、Audibleのみが提供・販売するデジタル音声作品です(オリジナル作品や、独自ナレーション作品等)。
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最も関連性の高い
ひとりの人生の物語です。だが主人公ばかりに焦点されている訳でなくその周辺の人物達の群像描写も魅力的で楽しめました。
聞き終えての感想として、歌舞伎役者ってのはどんな分野においても力があると思いました。朗読なんて歌舞伎と一見かけ離れたものに思えますが、普通に読んでいる様で間とかテンポとか声の強弱また声色の使い分け、全て計算なのか幼少より舞台を踏んできた経験なのか素晴らしい朗読で、専門としているプロをも超える出来映えです。なんたって聞いていると情景が画像としてはっきりイメージでき映画を見ている感じでした。
作品も歌舞伎の話なので歌舞伎のなんたるかが身体に染み込んだ菊之助が語る事によって多分書籍を読むよりこの朗読のほうが作品を深く感じる事が出来る珍しい例だと思いました。
作品の内容が歌舞伎、朗読が歌舞伎役者、聞く者は作中の歌舞伎役者の人生を現実の歌舞伎役者のフィルターを通して語られるため作品の内容を透して作品以外の歌舞伎をも同時に感じながら聞けるんだからもう最高でした。
それにしても恐るべし歌舞伎役者の表現力で、私の中では今の所オーディブル最高傑作だと思います。

オーディブル最高傑作 令和2年1月時点

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まず映画版「国宝」を観ました。「国宝」というこの作品の凄さに素直に感動しました。映画化に際して監督が仰っておられた苦労や工夫が映画を観て納得。この作品の凄さが映画を観てさらに深くなりました。

その上でAudibleで拝聴。ナレーターと言うより語り部としての尾上菊之助さんの圧巻の話芸に感激しました。また映画では削除された登場人物のそれぞれの生き方がそのまま手に取るように感じられ、より深くこの作品を楽しむことが出来ました。

特に映画版では描ききれてなかった歌舞伎界での女性の立場やその人の性格までもが生き生きと感じることが出来ました。
さらに驚いたことは、Audible版「国宝」がずいぶんと前に存在していたということ!
この機会にもっとコマーシャルすれば良いのに…
映画版「国宝」ファンの友人たちにどんどんお勧めしたいと思っています。

ありがとうございました。

これぞAudible作品❗️

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尾上菊之助さんのナレーションがとにかく素晴らしい。他の方もコメントしているけど、オーディブル最高傑作ですね。「国宝」は映画化されるけど、このオーディブル作品には勝てないのでは、、?と思ってしまいます。
菊之助さんのファンになりました。歌舞伎は観たことはあるけど、今まであまり面白いと思えませんでした、、。この作品で歌舞伎を観に行きたくなりましたよ。
本作は華やかなだけてはない歌舞伎の裏側、闇、役者の苦悩も描かれています。聴き終わるのが本当に寂しい。。喜久雄のその後と若手歌舞伎役者中心の続編も描いてほしいです。また会う日まで。。

華やかで贅沢な作品

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 上巻を聞いたら必ず下巻も聞くべきです。
 芸の世界にますます取り憑かれていく喜久雄。その壮絶なラストシーンはきっと誰かと語り合いたくなることでしょう。
 阿古屋のDVDを買って見てみたくなること請け合いです。
 後半は、前半の音声にリバーブをかけたものが再生されますので、実際の収録時間は半分です。

インパクトは上巻以上

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素晴らしいの一言です。普段歌舞伎など観ない私にもその情景や仕草が目に浮かぶのは、やはり原作と菊之助さんの力です。

朗読を超えている

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国宝のタイトル、尾上菊之助さんのナレーションに惹かれて初めてオーディブルを聴いてみました。ほんとに素晴らしく一気に聴きました。ありがとうございます。原作で読むのとは違った立体的な感じがあってお芝居の場が頭の中に浮かぶようでした。

素晴らしい

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映画の話になりますが、
喜久雄と俊介の関係性に
フォーカスして、
徳次をちょい役にしているとの
ことを風の噂で聞きました。

下巻の徳次の登場の仕方を
全身が痺れるような感覚で
聴いた者にとっては、
この決断がいかに凄いか、
と映画版もこれだけ流行っている
一因を知ったような気でいます。

映画も普段映画館に
足を運ばないような
歌舞伎ファンの方まで
巻き込んでいる大ヒット
だそうで、きっと面白いの
だろうと勝手に思っています。

最後まで重厚な話で、
月並みな表現ですが
これだけの再生時間なのに
あっという間に聴けた
感覚があります。

敬語で全編描かれているというのが、
最初は物珍しい感覚でしたが、
最後まで聴くと
読み手あるいは聞き手に
敬意を払っている
最大限の表現だと
そこも高評価のポイントです。

最終話のタイトルが
満を持しての「国宝」な
ところも痺れるなぁと感じました。

ともあれ、
言葉で語るには陳腐になると
思わせる程の秀作でした。
普段はかなりのショートリスナーで
ある自分がこれだけ長い作品を
聴き終えたことからも
面白さが伝わるかと思います。
素晴らしい作品を有難うございました。

長さを感じさせない面白さ

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青春編は話に勢いがあり先の展開が気になったが、主人公たちが中年を迎えると、展開が非常に冗長だった。場をもたせるためか、大きなアクシデントが頻繁するが、主人公たちが加齢のためか心躍るような立ちまわりをすることもなく、ただ流れるように過ぎていく。そしてアクシデントからの復活も、いつのまにか、なし崩し的に完了している。
歌舞伎のセリフ部分は歌舞伎役者が演じるだけあって迫力があり、実際に歌舞伎を見たことがないが興味が湧いた。全く歌舞伎に触れたことのない層にとっては入門書的なものになるのかな。
現代の女方で人間国宝に認定されている坂東玉三郎のインタビューをネットで見ると、彼は主人公の半次郎のように、歌舞伎一家の出自ではないが、逆境はそんなに感じなかったと飄々と言っていた。現実は小説より奇なり。改めてこの本はフィクションなんだと実感した。

歌舞伎入門書

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映画きっかけに聴きました。映画とはだいぶストーリーが違うところがありましたが、大筋は一緒。映画では冷たい印象だった幸子も二代目半次郎も喜久雄もはるえも、みんな優しくて、人間らしく人生に悩んで、苦しんで、でも人情に溢れていて、登場人物みんな愛おしくなりました。
しかし終わり方が全く違った。
こののちのエピソードも知りたい。この後の喜久雄を徳次が助けてくれるにちかいない。と、信じたい。
喜久雄には俊坊が必要やった。半々コンビは、二人で一人前やったんやろなぁ。俊坊失ってから喜久雄はどんどん違う世界へと向かってしまったのかなぁ。徳治がずっとそばに居ったらなぁ…などと考えてしまいます。
映画以上に波瀾万丈過ぎて、俊坊を失う時の喜久雄の悲しみようが、映画よりも泣けました。
すごく面白かった。

半半コンビ

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若い時に歌舞伎を一度見たことがあったけれど、その時はただただすごいなと思っただけでした。
これを聞いて歌舞伎について色々な目線で知れました。
言葉の表現が今までの吉田修一さんプラス違う方向からの、また素晴らしい世界観でうっとりしました。
ナレーションは最高過ぎて…ほんとに贅沢だなぁと。
歌舞伎を見ているような、そして、また見に行きたいと言う気持ちにさせていただきました。
この作品とナレーションに出逢えて幸せです。

素晴らしい!出逢えてよかった

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