国宝 上 青春篇
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ナレーター:
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尾上 菊之助
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著者:
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吉田 修一
特典音声として、本編終了後に、舞台を見ているかのような感覚で尾上菊之助の語りを堪能できる「特別音声版」を収録しています。
通常版とともにお楽しみください。
俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ!
極道と梨園。
生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、
芸の道に青春を捧げていく。
作家生活20周年記念作品として放つ渾身の大作。
(あらすじ)
1964年1月1日 長崎は料亭「花丸」
侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、
この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄
極道の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、
喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。
舞台は長崎から大阪、そして、オリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。
血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、
その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?
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Audible制作部より
「ONLY FROM audible」とは、Audibleのみが提供・販売するデジタル音声作品です(オリジナル作品や、独自ナレーション作品等)。
聞き終えての感想として、歌舞伎役者ってのはどんな分野においても力があると思いました。朗読なんて歌舞伎と一見かけ離れたものに思えますが、普通に読んでいる様で間とかテンポとか声の強弱また声色の使い分け、全て計算なのか幼少より舞台を踏んできた経験なのか素晴らしい朗読で、専門としているプロをも超える出来映えです。なんたって聞いていると情景が画像としてはっきりイメージでき映画を見ている感じでした。
作品も歌舞伎の話なので歌舞伎のなんたるかが身体に染み込んだ菊之助が語る事によって多分書籍を読むよりこの朗読のほうが作品を深く感じる事が出来る珍しい例だと思いました。
作品の内容が歌舞伎、朗読が歌舞伎役者、聞く者は作中の歌舞伎役者の人生を現実の歌舞伎役者のフィルターを通して語られるため作品の内容を透して作品以外の歌舞伎をも同時に感じながら聞けるんだからもう最高でした。
それにしても恐るべし歌舞伎役者の表現力で、私の中では今の所オーディブル最高傑作だと思います。
追記
朗読ばかりのレビューでしたので作品についてのレビューを追加しておきます。
ストーリーについては書きませんが、この作品から感じ取れた事は、この作品の題材は歌舞伎という芸道ですが、道も突き詰めた先にあるのは仏教で言うところの解脱なのだという事です。型に拘り型に嵌めることによって昇華する様式美の先には、全てを解放された自由があるのかもしれません。
この作品は言葉に出来ないその場に流れる空気感というか人間が作り出す「気」みたいなものを感じることが出来ました。
言葉で上手く表現できないものを言葉を使って表現した作者に敬意を表すと同時にこの作品は日本人しか読み取れない日本語と日本文化のストーリーだとも思いました。改めて日本人であることの幸せも感じました。
菊之助の朗読が作品と相乗効果で本を読むより朗読の方が良い作品
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
ストーリーはヤクザの組長の息子が歌舞伎役者を目指すものですが、上巻では主人公が周りの人たちから様々な影響を受けて育っていく様子が、生き生きと描かれていて、がむしゃらに生きていく喜久雄がとてもかわいく思えます。
不思議な影響力のある作品で、これまで特に興味がなかった歌舞伎の公演に通うようになってしまいました。
後半は、音声にリバーブをかけたものが再生されますので、実際の収録時間は半分です。
影響力のある作品
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
ナレーションに尾上菊之助をむかえ、この国宝という吉田修一の最高傑作の文学をナレーションの力によって、歌舞伎の世界をそのままに表現し、小説で感じる心情や情景をさらに感慨深く昇華させた本作品はAudibleの最高傑作と言っても過言ではないかと思います。
上下巻合わせて12時間を超える大作でしたが、時間を感じさせない傑作でした。
心に残る一冊です。是非聴いてみてください。
感動します
Audible の最高傑作です
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
尾上菊五郎さんの朗読で聞けて本当によかったです。少年から血気盛んな青年、老年の女形、もちろん女性まで、さすがの演じ分けです。没入して視聴することができ、毎日の潤いになっています。下巻も楽しみです!
なんて、なんて面白いんだ!
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自分が歌舞伎座や南座に座っているかの如くを体感する場面もあり、また芸能世界の厳しさや美しさを描き出す著者の文の才にも甚く感心しました。自分でこの本を読んだとしたら、ここまで歌舞伎の世界観を味わえなかったと思います。
内容については細かく言及しません。読みながら登場人物の誰に心を馳せ寄り添うかでも異なる感想になるかと思います。
努力だけでは報われない芸の道とは
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