『リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間』のカバーアート

リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間

プレビューの再生

Audibleプレミアムプラン30日間無料体験

プレミアムプランを無料で試す
オーディオブック・ポッドキャスト・オリジナル作品など数十万以上の対象作品が聴き放題。
オーディオブックをお得な会員価格で購入できます。
30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間

著者: 高野 登
ナレーター: 米田 基裕
プレミアムプランを無料で試す

30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

¥2,500 で購入

¥2,500 で購入

*本タイトルは、音声差し替え修正済みです。(2022年3月1日更新)

1983年にアトランタで誕生したザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーは、わずか20数年間で世界のホテル地図を塗り替えてきました。

米国のビジネス誌やレジャー誌ではつねにトップクラスの評価を得るまでになったのです。アジアにおいても、シンガポール、上海、香港などのリッツ・カールトンは、従業員にとって、もっとも働きがいのあるホテル・カンパニーとしての評価を受けています。(ベスト・エンプロイヤー賞。)

1997年に開業した大阪のリッツ・カールトンもまた、日経ビジネス誌をはじめ、国内外の主要誌によるホテルランキングで高い評価をいただいています。

しかし、リッツ・カールトンが目指しているものは、じつはホテル・カンパニーの運営ではなく、新しいライフスタイルとしてのブランドを確立していくということなのです。

たとえば大阪のリッツ・カールトン。小さくしつらえたロビー、自動ドアのない玄関、ちょっと分かりにくいエレベーターの位置、暖かいお部屋、グルメをうならせるレストラン、など等。それらはすべて綿密に設計された、「ラグジュアリー・ライフスタイルのブランド」の舞台装置なのです。

そして500人の紳士淑女、つまり従業員が、主役であるお客様に対していろいろな形でホスピタリティを生み出していきます。その舞台がたまたま宿泊施設の体裁を取っているだけなのです。その意味からすると、リッツ・カールトンはホテル産業ではなく、ホスピタリティ産業といえるでしょう。

ホスピタリティには、思いやりや親切心、心からのおもてなしという意味があります。つまりリッツ・カールトンが提供しているのは、単なる物や技術ではなく、まさに心そのもの。私たちのホテルが多くのお客さまから高い評価をいただいているとしたら、最大の理由もそこにあるのではと考えています。

私は20代前半に単身アメリカへ渡りました。それからニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコの大小さまざまなホテルで修行を積み、リッツ・カールトンと出会いました。それまでのホテルでもサービスの真髄をいろいろと学ばせてもらいましたが、リッツ・カールトンのサービスに対する考え方は大きく違いました。

何より驚いたのは、リッツ・カールトンでは、従業員も「お客様」として扱われることです。

たとえば以前、ボストンの従業員食堂では、入り口で黒服のスタッフが満面の笑みで出迎えてくれました。

「Welcome to my dining room!」

これはあとで知ったことですが、従業員を「内部顧客」と呼び、同じ目線でお互いを理解しあい、、心から尊敬しあう。それがリッツ・カールトンのサービス哲学であり、普段からごく自然に行われていることでした。

・どうすればお客様に感動を与えられるのか

・従業員が誇りと喜びを持てる職場環境とは何か

・お客様が言葉にされない願望を先読みして満たすためのチームワークとはどういうものか

豪華な建物と完璧なサービスマニュアルがあっても、こうした企業の熱いパッションが根底に流れていなければ、ホテルが宿泊産業の域を超えることはない。企業の「心」と「魂」が従業員を通してお客様に伝わって、初めてホテルは、ひとつのブランドへと昇華されるのです。

リッツ・カールトンの従業員は、クレド(信条)と呼ばれるカードを肌身離さず持っています。クレドはゴールド・スタンダードとも呼ばれ、経営理念や哲学がすべて凝縮されています。リッツ・カールトンにおいてホスピタリティの実現、つまりサービスを超える瞬間は、クレドの精神を全従業員が共有して初めて成し得るものなのです。

本書がビジネスを超えて、人と接するときのヒントになれば、嬉しく思います。

©Noboru Takano 2005
マーケティング マーケティング・セールス

こちらもおすすめ

『リッツ・カールトン 一瞬で心が通う「言葉がけ」の習慣』のカバーアート
リッツ・カールトン 一瞬で心が通う「言葉がけ」の習慣 著者: 高野 登
『感動経験でお客様の心をギュッとつかむ! スターバックスの教え』のカバーアート
感動経験でお客様の心をギュッとつかむ! スターバックスの教え 著者: 目黒 勝道
『ミッキーマウスに頼らない本物の指導力』のカバーアート
ミッキーマウスに頼らない本物の指導力 著者: 町丸 義之
『「ホスピタリティ」のキャリアデザインとは』のカバーアート
「ホスピタリティ」のキャリアデザインとは 著者: 小山 龍介
『サービスの達人に会いにいく プロフェッショナルサービスパーソン』のカバーアート
サービスの達人に会いにいく プロフェッショナルサービスパーソン 著者: 野地 秩嘉
『働くことの喜びはみんなディズニーストアで教わった』のカバーアート
働くことの喜びはみんなディズニーストアで教わった 著者: 加賀屋 克美
『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』のカバーアート
社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった 著者: 香取 貴信
『ディズニーランドはなぜお客様の心をつかんで離さないのか』のカバーアート
ディズニーランドはなぜお客様の心をつかんで離さないのか 著者: 芳中 晃
『日本でいちばん心温まるホテルであった奇跡の物語』のカバーアート
日本でいちばん心温まるホテルであった奇跡の物語 著者: 柴田 秋雄, 、その他
『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった 2』のカバーアート
社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった 2 著者: 香取 貴信
『日本でいちばん幸せな社員をつくる!』のカバーアート
日本でいちばん幸せな社員をつくる! 著者: 柴田 秋雄
『「空気」でお客様を動かす』のカバーアート
「空気」でお客様を動かす 著者: 横山 信弘
『改訂新版 リピート率90%超! あの小さなお店が儲かり続ける理由』のカバーアート
改訂新版 リピート率90%超! あの小さなお店が儲かり続ける理由 著者: 中谷 嘉孝
『店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる 倉本長治の商人学』のカバーアート
店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる 倉本長治の商人学 著者: 笹井 清範, 、その他
『別冊・中谷彰宏67「当り前に感謝をすると、会話が増える。」――虚しさを卒業できる恋愛術』のカバーアート
別冊・中谷彰宏67「当り前に感謝をすると、会話が増える。」――虚しさを卒業できる恋愛術 著者: 中谷 彰宏
『サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術』のカバーアート
サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術 著者: 堀埜 一成
『目に見えない価値の伝え方』のカバーアート
目に見えない価値の伝え方 著者: 今野 有子
『ホテルビジネス』のカバーアート
ホテルビジネス 著者: 林田 研二
『一流のサービスを受ける人になる方法』のカバーアート
一流のサービスを受ける人になる方法 著者: 柘 いつか
『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)』のカバーアート
たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS) 著者: 西口 一希
『「消費者ニーズ」の解像度を高める』のカバーアート
「消費者ニーズ」の解像度を高める 著者: 犬飼 江梨子
『会社の偏差値 強くて愛される会社になるための100の指標』のカバーアート
会社の偏差値 強くて愛される会社になるための100の指標 著者: 坂本 光司
『「顧客消滅」時代のマーケティング ファンから始まる「売れるしくみ」の作り方』のカバーアート
「顧客消滅」時代のマーケティング ファンから始まる「売れるしくみ」の作り方 著者: 小阪 裕司
『なぜあの商品、サービスは売れたのか? トップマーケッターたちの思考』のカバーアート
なぜあの商品、サービスは売れたのか? トップマーケッターたちの思考 著者: 木下 勝寿
『仕事も人間関係もうまくいく 「気遣い」のキホン』のカバーアート
仕事も人間関係もうまくいく 「気遣い」のキホン 著者: 三上 ナナエ
『モノではなく価値を売るために マーケティングについて永井孝尚先生に聞いてみた』のカバーアート
モノではなく価値を売るために マーケティングについて永井孝尚先生に聞いてみた 著者: 永井 孝尚
『100万人の心を揺さぶる感動のつくり方』のカバーアート
100万人の心を揺さぶる感動のつくり方 著者: 平野 秀典
『今治タオル 奇跡の復活 起死回生のブランド戦略』のカバーアート
今治タオル 奇跡の復活 起死回生のブランド戦略 著者: 佐藤 可士和, 、その他
『売れるまでの時間―残り39秒』のカバーアート
売れるまでの時間―残り39秒 著者: 遠藤K. 貴則
『高くてもバカ売れ! なんで? インフレ時代でも売れる7の鉄則』のカバーアート
高くてもバカ売れ! なんで? インフレ時代でも売れる7の鉄則 著者: 川上 徹也
adbl_web_anon_alc_button_suppression_t1

Audible制作部より

「ONLY FROM audible」とは、Audibleのみが提供・販売するデジタル音声作品です(オリジナル作品や、独自ナレーション作品等)。
まだレビューはありません