『彼らは世界にはなればなれに立っている』のカバーアート

彼らは世界にはなればなれに立っている

(KADOKAWA)

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彼らは世界にはなればなれに立っている

著者: 太田 愛
ナレーター: 青木 崇
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10月19日まで。※適用条件あり

「わたしたちの過去も現在も未来も写しとられている。恐るべき傑作だ」(解説より) 翻訳家 鴻巣友季子

「最初のひとりがいなくなったのはお祭りの四日後、七月最初の木曜日のことだった」――
ここは〈始まりの町〉。物語の語り手は四人――初等科に通う十三歳のトゥーレ、なまけ者のマリ、鳥打ち帽の葉巻屋、窟の魔術師。彼らが知る、彼らだけの真実を繋ぎ合わせたとき、消えた人間のゆくえと町が隠し持つ秘密が明らかになる。人のなし得る奇跡とはなにか――。
社会派エンターテインメントで最注目の作家が描く、現代の黙示録!

高知市の「TSUTAYA中万々店」書店員、山中由貴さんが、お客様に「どうしても読んで欲しい」1冊に授与する賞、第4回山中賞受賞作。

©Ai Ota 2020, 2023 (P)KADOKAWA
大衆小説 現代文学
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Audible制作部より

「ONLY FROM audible」とは、Audibleのみが提供・販売するデジタル音声作品です(オリジナル作品や、独自ナレーション作品等)。
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最も関連性の高い
犯罪者、幻夏、未明の砦と聞いて4作目の太田愛。一体どういう人なのだろう。社会派風刺寓話と言うのか?途中つらくなったり、わけがわからなくなったりしながらようやく最後まで。もう一度じっくり聞きたいような怖いような複雑な心境です。

天上の葦はいつAudibleになるのでしょう。楽しみにしています。今もっとも興味ある作家さんです。

太田愛 すばらしい

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ハッピーエンドや希望をくれるものではないが紡いでいく逞さを感じることができる。引き込まれる構想力は著者ならでは。

全体主義に飲み込まれていく人々

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とても面白い作品だった。魔術師の設定とその能力によって明かされる事実の演出に唸った。キャラクターによって声色が変わるナレーションも素晴らしかった。しかし今作のようなメッセージを放つ作品に触れる度、いつも「で、どうしたらいいんだろう」と己の無力さを思う。私たちはもうとっくに人々が争いを止めない理由や差別が生み出される理由など知っている。知っているのに変えられないし、警鐘を鳴らす人たちがいても変わらない。この作品が発行されたのは2020年らしいが、それからどんどんこの作中世界のようなディストピアへと近づいている気がする。その内こういった作品を気楽に楽しめることなんて出来なくなるのかも。

いつまで楽しめるのか

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過去の太田愛作品を「面白い!」と思った人達が本著に対し「期待外れ」と落胆の声をあげる気持ちも分からなくない。この作品はそれほどまでにこの作家の過去の作品とは毛色が違う。

しかしそれでも、私はあえて断言する。
「この作品はここ数年私が手に取った小説の中で〝傑出〟している」と。いや、「私のすべての読書体験の中で」と言ってもいいだろう。

人気ドラマの脚本を多く手がけてきた作家である。読者が面白くのめり込める作品を書く技術には事欠かないはずだ。
にもかかわらず、今回なぜ作家は敢えて面白さ優先の書き方をしなかったのか?
そこに、この作品を世に送り出した作家と編集者の覚悟が見受けられ、私は敬意を表わさずにいられない。

物語の冒頭、「読みづらい、つまらない」と感じでいる方、どうか投げ出さず読み続けて欲しい。話が第二章のマリの話に入る頃には気付くはずだ。
この物語の秘める〝ただならぬ残酷さ〟に。

最後の一行が終わった時、私の心身は疲弊し、救いのない静謐の中を、ただ揺蕩う事しかできなかった。
小説を通してこんな経験をしたのは初めてだった。

ふと我にかえり、すぐに紙書籍の本作を注文した。
私の心は〝奇跡の起こらない物語〟が描く絶望をすでに知っている。しかしそれでも、震える指先はページを捲ることをやめられないだろう。

2025年No.1候補! 絶対に読むべき名著。

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世界における移民問題、人種差別、イスラエルと中東の問題、日本においては政治離れ等々を中世ヨーロッパの架空の街でお伽話の様に描かれている。この本を酷評する人もいるけど、これらの問題を現実的に描いたら、ただの政治評論家の批判意見に過ぎなくなる。大田愛の新しい世界が素晴らしい作品でした。

羽虫でも葉虫でもなく歯虫

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