『Q』のカバーアート

(小学館)

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著者: 呉 勝浩
ナレーター: 品田 美穂, 吉野 貴大
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このコンテンツについて

千葉県富津市の清掃会社に勤める町谷亜八(ハチ)は、過去に傷害事件を起こし執行猶予中の身だ。ようやく手に入れた「まっとうな暮らし」からはみ出さぬよう生きている。唯一の愉しみは、祖父の遺したアウディでアクアラインを走ることだった。ある日、血の繋がらない姉・ロクから数年ぶりに連絡が入る。二人の弟、キュウを脅す人物が現れたというのだ。
 キュウにはダンスの天賦の才があった。彼の未来を守るため、ハチとロクは、かつてある罪を犯していた。折しも、華々しいデビューを飾り、キュウは一気に注目を集め始めたところである。事件が明るみに出ればスキャンダルは避けられない。弟のため、ハチは平穏な日々から一歩を踏み出す。
 一方、キュウをプロデュースする百瀬は、その才能に惚れ込み、コロナ禍に閉塞する人々を変えるカリスマとして彼を売り出しはじめた。<Q>と名付けられたキュウは、SNSを通じ世界中で拡散され続ける。かつてない大規模ゲリラライブの準備が進む中、<Q>への殺害予告が届く――。
 抗いようのない現実と、圧倒的な「いま」を描く。世界をアップロードさせる著者渾身の一作。

©Katsuhiro Go 2023 (P)2024 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学

Audible制作部より

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作中の台詞通り、誰かの妄想でできた世界を堪能させていただきました。
芸能界の事情は良くわからないし、アーティストに信仰を見いだすほどの感動をしたことがないので話には現実味を実感することは難しかったのですが、人によってはこういった見え方の世界が現実なのかもな、と思わせられました。

妄想でできた世界

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

マンガ的な登場人物達、彼らの思想が宇宙人過ぎて理解不能。
でもナレーションは素晴らしい特に女性の方。
爆弾やスワン程ではない。Qと桃瀬のやり取りはどうやったって理解不能
途中で挫けそうになった。

ちょっと何言ってるかわからない

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

「爆弾」そして「法廷占拠」と言った名作を読んで聴いてから、この作品を聴いたので、物足りなさを感じたのは仕方ないかと。
ストーリー自体は嫌いじゃ無いが、エンディングがもう少しはっきりとして欲しい気がした。

面白かったが…

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

途中ストーリーが中弛みします。
時系列でそれぞれの登場人物の視点で描かれているのは、先がどうなるかというワクワクがあって良いのかもしれません。

個人的に、フィクションにコロナ禍はいらないと思っています。著者の思想なのか、現代で起こっていた事を織り込んでいますが、それがストーリーのどこに結びつくのかイマイチピンと来ませんでした。単なる政治批判をしたかったのかなと思っています。

他人が集まった家族の物語

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

最後のイベントのその後が描かれないので、結局みんな何をしたかったのかわからず終わる。成否にかわらず、全員何らかの責任を負わされるというのに。特に莫大な金やステイタスをなげうって、百瀬は何をやりたかったのか?親父の動機も理解不能。血のつながらない姉弟の愛の深さはよくわかったが。爆弾には遠く及ばず。

疾走感はいいが、尻切れトンボ

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

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