『逆転正義』のカバーアート

逆転正義

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逆転正義

著者: 下村 敦史
ナレーター: 兼政 郁人
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概要
『同姓同名』が中国でベストセラー、TikTokで話題、中学生ビブリオバトルでチャンプ本に!
どんでん返しの名手が仕掛ける常識がひっくり返るエンタメミステリ短編集
SNSにも正義警察、正義中毒者が蔓延る現代ニッポン!
「あなたはそんなに正しいの?」
どんでん返された回数が多ければ多いほどあなたの頭は凝り固まっている!
もくじ:
「見て見ぬふり」教室のいじめ。僕は見て見ぬふりなんかできない!
「保護」コンビニの前で佇む制服姿の女性。彼女を一人にはできない!
「完黙」麻薬の売人。麻薬取締官に口を割るわけにはいかない!
「ストーカー」人を殺めたトイレに男を入れてはいけない!
「罪の相続」罪のない俺の息子が殺されたなんて許せない!
「死は朝、はばたく」刑務所から出てきたら普通の生活を送っていいのか!©ATSUSHI SHIMOMURA, GENTOSHA 2023 (P)2024 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学
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Audible制作部より

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グダグダとどんでん返しじゃない、とか文句をつけている意識の高〜い聴取者が多いが、テレビの刑事ドラマとか見たことないんだろうか?私には十分楽しめる「どんでん返し」であった。それぞれ日本の抱える問題をテーマにしていて、中にはセンシティブな日本の戦争加害の問題をさりげなく盛り込んだりしている話もあって、本当に達者だ。最後の話は、長編でもいけそうだが、出し惜しみなく短編として書いてしまう思い切りといい、底の知れない作家だ。

救いのない話が多いなか、最後の話で180°読後感(?)を変えてしまう。その手腕には舌を巻く。その意味でも、どんでん返しがお好きなんですね。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

誤解をするよう話が進み、最後にネタばらしをする手法に面白く騙されました。
ちょっとずつ違和感を匂わせているのがまた良いです。

面白く騙されました

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そうくるか!!と思うストーリーが多く、一気に聴き終えました。さすがと思うほどの面白さです。

全ての短編が面白い

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どんでん返しがくるぞと思って聴いているせいもあるでしょうが、それほど意外な結末はありませんでした。もう一捻りあるのかなと思っていてもそのまま終わるのでもやっとします。短編としてはよくまとまっている
と思いますが、どの話も読了感があまりよくありません。
ナレーションはとても良かったです。ちょっとボリュームの編集をしてもらえたらなおよい。

どんでん返しはそれほどでも

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本書タイトルの「逆転正義」が「正義だと思って行う行為が実は正義ではない」を意味するのか、「正義の裏に隠された真相を暴く」を意味するのかが不明ではあるが、少なくとも、「どんでんがえしなミステリー」というからには後者であって欲しい。
そういう意味では期待外れだった。


本書は「正義」を実行していると思っている人々が主人公の短編集であり、「意外な真相」がラストで明かされるという意味でミステリーなのは間違いがない。ただ推理役がいるわけではないので、読者自身が違和感に気付き、推理することが求められる。

ストーリー全体が沈鬱なので爽快感が得られないパズルと言えよう。

そんな作品群の中でリード文にあるような「どんでんがえし」を感じたのは一作だけだった。ネタバレになるのでどれかは言わないけれども。

純粋に「悲しい事件に関わる人々が出会う意外な真相」と宣伝してくれるならよかったのだが、「どんでんがえし」などと言われるとこちらの期待値も上がってしまう。
やはり気軽に使っていい言葉ではない。

ただ、最終話は個人的にはちょっといただけなかった。よく調べて書かれているとは思ったが、最後の「意外な真相」に向けての展開がやや強引な気がしたのだ。

それでも全体に(気は重くなるが)良作揃いだと思う。
どんでんがえしに過大な期待を持たずに読む(聴く)ことをお勧めしたい。

どんでんがえし、を気軽に使ってはいけない

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