『貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」』のカバーアート

貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

(幻冬舎新書)

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貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」

著者: 鈴木 大介
ナレーター: 岩見 聖次
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このコンテンツについて

自己責任ではない!
その貧困は「働けない脳」のせいなのだ。
ベストセラー『最貧困女子』ではあえて書かなかった貧困当事者の真の姿
約束を破る、遅刻する、だらしない――著者が長年取材してきた貧困の当事者には、共通する特徴があった。世間はそれを「サボり」「甘え」と非難する。だが著者は、病気で「高次脳機能障害」になり、どんなに頑張ってもやるべきことが思うようにできないという「生き地獄」を味わう。そして初めて気がついた。彼らもそんな「働けない脳」に苦しみ、貧困に陥っていたのではないかと――。「働けない脳=不自由な脳」の存在に斬り込み、当事者の自責・自罰からの解放と、周囲による支援を訴える。今こそ自己責任論に終止符を!©DAISUKE SUZUKI, GENTOSHA 2024 (P)2025 Audible, Inc.
ストレス管理 自己啓発

Audible制作部より

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最も関連性の高い
私も貧困に陥っていないのは、国家資格があり、そのおかげで会社勤めをしなくてよく、週に数日しか働かなくても良い環境にいるからだと思っている。メンタルも弱いし、小さい頃から変わっていると言われ続けていた。親からの虐待も激しかったし、顔に消えない傷もある。職業が安定していて一見何の問題も無いように見えるけれどずっと生きづらさがある。頭に問題があるのではと思っていた所に本書に出会えた。周りの人にも勧めてみようと思う。

まさにコレです!

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作者の鈴木さんの著作「最貧困シングルマザー」を読んだことがあり、自分がこれまでに関わったことのない社会文化で生きる人々を取り巻く環境に衝撃を受けたのを覚えている。
その後、高次脳機能障害を患われたときいて新作に出会えることはもう無いのだろうと思っていた。

そんな鈴木さんが数年前から執筆活動を再開され、それに触れられたことが嬉しい。

かつての自分とは違う不自由さをかかえながらも、回りの人との関わりかたや新たな気付きをもって生きていると感じられるところが素晴らしかった。

古い作品はオーディオブックになっていないけれどあの作品を聴いてみたいと思う著作が他にもあるかたなので、
今後もオーディオブックを増やしてほしい。

個人的に、罹患前の若かった頃の鈴木さんの作品は強い精神性が意固地と感じるところや、社会に対する憤りが強すぎると感じるところがあったけれど、その辺りの気質がまるくなっているところが聴きやすかった。

どこに視点を置くかで変わる世界の見え方

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『グロテスク』
本書を読んではっきりと抱いた感想です。
貧困の真髄に迫る本作は社会の不平等さや発達特
本人にはどうにもできない『脳』の問題も抱えており、それは当人の親からの遺伝である場合があり切っては切り離せない貧困の連鎖が続いてしまう…
これほど救いようのない地獄があるのかと思わず目を塞ぎたくなるような劣悪で、まるで戦時中を生き抜く現代の人間の背景に迫っていた

貧困と脳

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とてもいい本だった。
仕事や計算など、当たり前と思われることで、できないことがある人はだらしなくて怠惰とみられがちだ。
本書内で、できない理由をうまく説明できない、自分のできない理由を弁明するための言葉が出てこない、
といった内容があったが、本当に自分に当てはまっていると思った。

仕事や円滑な伝達ができない理由をうまく言語化できないままモヤモヤと生きていたが
その仕事やタスクをやろうとすると全ての動作が止まってしまうため、
その大事なタスクを「できない」のではなく「やらない、やってない」のだということが分かった。

できない理由の中身の細分化をしてもらったことで、自分のことなのになるほど!と思った。(笑)

福祉があるのにに頼れないしくみ、本人の事情で助けにならない社会保障、それにより闇バイトや性商売として使い捨てされるようにならざるを得ないことが、この日本にあることをこの本に詳細に教えてもらった。

平和な国で起きている、生きづらい脳を持つ苦しみや、貧困の連鎖、
自分がそういったことを経験せず普通に生きているだけで幸せだということなのだろうが
比較して自分の恵まれた環境に申し訳なさを覚えた。
何の助けも施せないが、もっと詳しく知りたいと思った。

だらしない人、変な人と見られてしまう人がどんな気持ちか言語化してくれる本

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今までモヤモヤと、不良と呼ばれる子たちや貧困女子の社会問題に対し感じていた疑問が、部分的なのかもしれないが、確実に言葉として表現され、クリアにされた部分が多かった。筆者でしか得られない見識と視点は非常に貴重なものと感じる。子どもたちにも必読させたい一冊だ。
執筆は大変困難な作業だと思いますが、貴重な視点を社会に投げかける活動を心から応援します。

非常に見識が広がった。

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分かってくれてありがとう。
誰もこんな事は言ってくれないです。
ありがとうございます。

まえがきの時点で涙が出ました。

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うつ病を寛解して転職してきた同僚の態度が、まさにサボっていると感じてしまっていた。
「探せない」&「溶ける時間」はまさに彼の態度そのもの。職場環境の改善を進めていこうと思う。
ADHDといった脳の特性がある人だけでなく、PTSDや、うつ病、脳梗塞や認知症など、不自由な脳になる可能性は誰にでもある。自分ごととして、やれることからやっていきたい。

同僚の理解に役立った

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本の中だけでも、こういうことを言ってくれる人が居ただけで良かった。
自己責任という言葉で他人を責めるのは暴力的だけど、人生において全ての行動は基本的に自己責任になる。「自己責任じゃないんだよ」という言葉は欺瞞的に見えて、この本もあまり期待していなかったがほとんど全ての内容が私の助けになるものだと思う。
読めてよかった。

読めてよかった。

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生き地獄とはこのような人生を言うのだな。周囲の無理解の無地からな残酷さが社会に蔓延してい?

この世の地獄

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今まさに、自分が所謂『社会のレール』を外れて以降陥りかけている窮状を客観的に認識し、今後の人生設計の書き直しに真剣に取り組んでいくためのマニュアル本として非常に役立った。
この世界は、あるいはその中で普通に暮らしていけている強者達は、そこに適応出来ずドロップアウトしていった弱者に対して基本的に残酷である。そしてその背景には、強者にも弱者にも共通する人間の特性として、自分が実際に体験したことのない経験への共感力の限界があるのだと思う。
ゆえにこの世界から真に差別や偏見が無くなることは無いのだろうし、特に利益の最大化が使命である企業において弱者が忌避・淘汰されていくのは仕方の無いことだろうとも思う。ただ、生活保護受給者の批判や自己責任論の蔓延など、これ以上日本や世界の国々が『弱きを助け強きをくじく』、という道徳的正義が軽んじられる社会へと突き進んで欲しくは無いと強く願っている。
何故ならそれは遅かれ早かれ人類全体の倫理観の喪失、ひいては人間性の喪失へと続いていく道だと思うから。

この本に出会えて良かったと思うと同時に、我々の生きる人間社会が果たしてこれからどのような倫理観を持って発展していくのか、昨今の国内・社会情勢を鑑みて深く憂慮せざるを得なかった。

納得

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