『世界を敵に回しても、命のために闘う ダイヤモンド・プリンセス号の真実』のカバーアート

世界を敵に回しても、命のために闘う ダイヤモンド・プリンセス号の真実

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世界を敵に回しても、命のために闘う ダイヤモンド・プリンセス号の真実

著者: 瀧野 隆浩
ナレーター: デジタルボイス
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この作品は、デジタルボイスによる朗読を使用しています。

デジタルボイスは、オーディオブック用にコンピューター生成された朗読です。
世界から批判を浴びた「ダイヤモンド・プリンセス号事件」。
その驚愕の真実が、今はじめて明らかに。

神戸大・岩田健太郎教授の「告発動画」は事実とは異なっていた。
官邸の圧力、マスコミ・専門家ら外野からの批判の中で、現場の医師たちは何と闘い、どのように結果を出していったのか。
ダイヤモンド・プリンセス号事件の危機対応の全てを克明に描き出した、迫真のノンフィクション!©2021 THE MAINICHI NEWSPAPERS Published in Japan by Mainichi Shimbun Publishing Inc. (P)2025 MEDIA DO Co.,Ltd.
プロフェッショナル・学問 医療

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Audible制作部より

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最も関連性の高い
フロントラインにもでていたが、
感染症の専門家が事態を悪化させたのは、事実だ。
それと、船内の最下層で働いている
外国船員の、まるで蟹工船の乗員のような劣悪な待遇に、欧米の人々は平気なのか。日本の人権意識が遅れているという批判はするが、自分たちの優雅な生活さえなりたてば、それでいいのか。
鼻持ちならない特権意識だ。

あの専門家と 蟹工船

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

このAudible作品を聴き終えたとき、最初に胸に残ったのは“静けさ”でした。
大きな船で起きた前代未聞の混乱。
テレビやネットが過熱し、誰もが何かを叫んでいたあの時期。
けれど本作のナレーションは、騒音とは正反対の方向へ私を導いてくれます。
静かな語り口の中に、現場で息を潜めながら動き続けた医師たちの気配が浮かんでくるようでした。

デジタルボイスの読み上げは、感情を押し出すような派手さはありません。
しかしその“抑制”が、むしろ臨場感を際立たせています。
例えば、感染者が増えていく中で決断を迫られるシーン。
声の抑揚よりも、数秒の沈黙がその判断の重さを物語る。
文章では拾いにくい“ためらい”や“息づかい”が、耳を通してストレートに心へ届いてきます。

特に心を動かされたのは、現場の医師たちが外からの評価や批判にさらされながら、それでも「いま目の前にいる人をどう救うか」だけを見つめていた姿です。
告発動画にまつわる齟齬、官邸やメディアとの齟齬──本作はそれらをセンセーショナルに語りません。
代わりに、細やかな描写を積み重ねることで“人の弱さ”と“人の強さ”を同時に見せてくれます。

Audibleで聴くことで、あたかもその船内の薄暗い廊下や、閉じられたキャビンの空気の冷たさまで感じ取った気がしました。
見えないウイルスと戦う緊張感ではなく、“見えない不安”と向き合う人たちの温度が伝わってきます。

この作品は、ながら聴きよりも、じっくり耳を傾けたいタイプです。
映画でも本でもなく、“音だけ”の表現だからこそ、余白が心に残る。
聴き終えたあと、しばらく再生画面を閉じられませんでした。

忘れてはならない出来事を、耳からそっと語りかけてくれる──
そんな体験を求める方に、ぜひおすすめしたい作品です。

“船内で本当に起きていたこと”──その静かな声を聴くAudible体験

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