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陰翳礼讃
- 著者: 谷崎 潤一郎
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 1 時間 56 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
陰翳礼讃は昭和8年に執筆された随筆で、日本の生活が西洋化し日本の美が失われていくことが書かれている。
今日、日本風の家屋を建てて住もうとすると、電気やガス、水道等が日本座敷と調和するよう取り付けに苦心を払うことになる。これは、家を建てたことがなくても、料理屋旅館等の座敷を見てみれば気がつくことである。電燈は時代おくれの乳白ガラスの浅いシェードをつけて、球をムキ出しに見せて置く方が自然で風流である。しかし扇風機などというものになると、あの音響といい形態といい、未だに日本座敷とは調和しにくい。
私は、京都や奈良の寺院へ行って、昔風のうすぐらい掃除の行き届いた厠へ案内される毎に、つくづく日本建築の有難みを感じる。日本の厠は実に精神が安まるように出来ている。それらは必ず母屋から離れていて、青葉や苔の匂いがする植え込みの陰に設けていて、うすぐらい光線の中にうずくまり、障子の反射を受けながら瞑想に耽り、窓外の庭のけしきを眺める気持は何ともいえない。住宅中で何処よりも不潔であるべき場所を、雅致のある場所に変え、花鳥風月と結び付けて、日本の建築の中で一番風流に出来ているのは厠であるともいえなくはない。西洋人は不浄扱いにし、公衆の前で口にすることをさえ忌むのに比べれば、我等の方が遙かに賢明であり、真に風雅の骨髄を得ている。
西洋人は食器などにも銀や鋼鉄やニッケル製のもの
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感想
- 投稿者: 匿名 日付: 2019/06/03
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痴人の愛
- 著者: 谷崎潤一郎
- ナレーター: 平川 正三
- 再生時間: 9 時間 25 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
カフェ女給で日本人離れをした美少女ナオミを見初め、娶った真面目なサラリーマンの河合譲二。
おとなしく幼い少女だったナオミも時間とともに成長し、その妖艶な魅力で男たちを翻弄する。
ナオミの魅力にとりつかれながらも、離れられず身を滅ぼしていく河合譲二。
谷崎純一郎の美しい言葉の世界を、朗読でお楽しみください。
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名作を聴けるなんて…
- 投稿者: 匿名 日付: 2019/03/13
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草枕
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: 佐々木 健
- 再生時間: 5 時間 11 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
日露戦争の最中に温泉地を訪れた青年画家を通して、 芸術のあり方を模索した初期の代表作 『草枕』は明治39年(1906年)に発表された熊本県玉名市小天(ルビ:おあま)温泉を舞台にした中編小説であり、『吾輩は猫である』『坊っちゃん』と並ぶ初期の代表作。 「智に働けば角(かど)が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい。」という書き出しで有名だが、劇的な物語の展開があるわけではない。 美とは何か、憐れとは何か―― 主人公である青年画家が東京からの旅の途中、滞在した温泉宿で出会った謎めいた女性・那美に出会い、謎めいた彼女の魅力や、戦争によって揺れていく人の暮しを描写していく。 世塵から離れた風光明媚な温泉地を舞台に、西欧文明への批判を込めて、漱石自身の芸術論を主人公の長い独白として織り交ぜていると言われる。豊かな語彙と文章で、絵画的に詩情あふれる世界を落ち着いた朗読で収録している。
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21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考
- 著者: ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田 裕之
- ナレーター: 家中 宏
- 再生時間: 15 時間 4 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
私たちはどこにいるのか。そして、どう生きるべきか――。
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子供が大学入ったら読んで欲しい本
- 投稿者: ひら 日付: 2019/12/06
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宝島
- 著者: 真藤 順丈
- ナレーター: 松本 健太
- 再生時間: 18 時間 22 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
祝!3冠達成★第9回山田風太郎賞&160回直木賞受賞!&第5回沖縄書店大賞受賞!
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オーディオブックの面目躍如
- 投稿者: プライム会員 日付: 2019/10/20
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陰翳礼讃
- 著者: 谷崎 潤一郎
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 1 時間 56 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
陰翳礼讃は昭和8年に執筆された随筆で、日本の生活が西洋化し日本の美が失われていくことが書かれている。
今日、日本風の家屋を建てて住もうとすると、電気やガス、水道等が日本座敷と調和するよう取り付けに苦心を払うことになる。これは、家を建てたことがなくても、料理屋旅館等の座敷を見てみれば気がつくことである。電燈は時代おくれの乳白ガラスの浅いシェードをつけて、球をムキ出しに見せて置く方が自然で風流である。しかし扇風機などというものになると、あの音響といい形態といい、未だに日本座敷とは調和しにくい。
私は、京都や奈良の寺院へ行って、昔風のうすぐらい掃除の行き届いた厠へ案内される毎に、つくづく日本建築の有難みを感じる。日本の厠は実に精神が安まるように出来ている。それらは必ず母屋から離れていて、青葉や苔の匂いがする植え込みの陰に設けていて、うすぐらい光線の中にうずくまり、障子の反射を受けながら瞑想に耽り、窓外の庭のけしきを眺める気持は何ともいえない。住宅中で何処よりも不潔であるべき場所を、雅致のある場所に変え、花鳥風月と結び付けて、日本の建築の中で一番風流に出来ているのは厠であるともいえなくはない。西洋人は不浄扱いにし、公衆の前で口にすることをさえ忌むのに比べれば、我等の方が遙かに賢明であり、真に風雅の骨髄を得ている。
西洋人は食器などにも銀や鋼鉄やニッケル製のもの
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感想
- 投稿者: 匿名 日付: 2019/06/03
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痴人の愛
- 著者: 谷崎潤一郎
- ナレーター: 平川 正三
- 再生時間: 9 時間 25 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
カフェ女給で日本人離れをした美少女ナオミを見初め、娶った真面目なサラリーマンの河合譲二。
おとなしく幼い少女だったナオミも時間とともに成長し、その妖艶な魅力で男たちを翻弄する。
ナオミの魅力にとりつかれながらも、離れられず身を滅ぼしていく河合譲二。
谷崎純一郎の美しい言葉の世界を、朗読でお楽しみください。
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名作を聴けるなんて…
- 投稿者: 匿名 日付: 2019/03/13
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草枕
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: 佐々木 健
- 再生時間: 5 時間 11 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
日露戦争の最中に温泉地を訪れた青年画家を通して、 芸術のあり方を模索した初期の代表作 『草枕』は明治39年(1906年)に発表された熊本県玉名市小天(ルビ:おあま)温泉を舞台にした中編小説であり、『吾輩は猫である』『坊っちゃん』と並ぶ初期の代表作。 「智に働けば角(かど)が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい。」という書き出しで有名だが、劇的な物語の展開があるわけではない。 美とは何か、憐れとは何か―― 主人公である青年画家が東京からの旅の途中、滞在した温泉宿で出会った謎めいた女性・那美に出会い、謎めいた彼女の魅力や、戦争によって揺れていく人の暮しを描写していく。 世塵から離れた風光明媚な温泉地を舞台に、西欧文明への批判を込めて、漱石自身の芸術論を主人公の長い独白として織り交ぜていると言われる。豊かな語彙と文章で、絵画的に詩情あふれる世界を落ち着いた朗読で収録している。
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21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考
- 著者: ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田 裕之
- ナレーター: 家中 宏
- 再生時間: 15 時間 4 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
私たちはどこにいるのか。そして、どう生きるべきか――。
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子供が大学入ったら読んで欲しい本
- 投稿者: ひら 日付: 2019/12/06
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宝島
- 著者: 真藤 順丈
- ナレーター: 松本 健太
- 再生時間: 18 時間 22 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
祝!3冠達成★第9回山田風太郎賞&160回直木賞受賞!&第5回沖縄書店大賞受賞!
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オーディオブックの面目躍如
- 投稿者: プライム会員 日付: 2019/10/20
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雪国
- 著者: 川端 康成
- ナレーター: 榊原 忠美
- 再生時間: 4 時間 35 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
”国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。” とはじまってゆき、”「この子、気がちがうわ。気がちがうわ。」・・・・” と、終わってゆく。 雪にはじまり、炎におわる、薫りたつような一編。 うつろいゆく愛を描いた、すみずみまで美しくエロティックなこのノーベル文学賞受賞作を、俳優であり、また「『木を植えた人』を聴くプロジェクト」等で知られる朗読家である 榊原忠美が、じっくりとよみあげました。 「伊豆の踊り子」、「奥の細道」に続く、演出家・水城雄とのコラボレーション作品です。時間をかけ満を持してお届けする会心の作品です。 ”・・・踏みこたえて目を上げた途端、さあと音を立てて天の河が島村のなかへ流れ落ちるようであった。” ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて
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芥川龍之介全集 一
- 著者: 芥川 龍之介
- ナレーター: パンローリング
- 再生時間: 10 時間 53 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
日本の文学史でも、指折りの短編小説の名手である芥川龍之介。多くの傑作を残し、その作品は平易な文体ながらも、その秀逸な言葉選びや、深くまで切り込んだ心理描写の生々しさも相俟って、読み手を瞬く間に作品世界に引き込みます。
「羅生門」
ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨が止むのを待っていた。彼は四五日前に主人に暇を出されていた。雨が止んだところで、彼に行き先は無かったのである。羅生門の楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの死骸が無造作に棄てられていたが、その中に蹲っている人間を見た。檜皮色の着物を着た、背の低い、痩やせた、白髪頭の、猿のような老婆であった。その老婆は、女性の死骸の首に両手をかけると、丁度、猿の親が猿の子の虱をとるように、その長い髪の毛を一本ずつ抜きはじめた。その様を見た下人は、悪を憎む心に駆られ、太刀に手をかけながら、大股に老婆の前へ歩みよった。老婆は、一目下人を見ると、まるで弩にでも弾かれたように、飛び上った。下人は、老婆が死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞いで、こう罵った。
「おのれ、どこへ行く」……
「魔術」
私が友人を介して交際していたインド人のマティラム・ミスラは魔術の大家でもあったが、実際に彼が魔術を使ったところを見たことの無かった私は、約束を取り
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城
- 著者: フランツ カフカ
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 20 時間 38 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
フランツ・カフカの未完の長編作品。
ある城に雇われた主人公、測量士K。
雇われたはずなのに、雪道やら役所の複雑な組織に阻まれ城の門は開く様子はない。 城に行くことを待つ間、寒村に滞在するがその村にある奇妙な習慣になじむことがでない。 小さな世界で従うべき慣習は「法律」であり、城に入れないとは疎外された人間・・・
1920年台の作品ですが今を生きるわたしたちにも通底する要素や カフカの鋭くも奇妙で味わい深い作品を朗読でお楽しみください。
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朗読のチカラが大
- 投稿者: 匿名 日付: 2019/10/12
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たけくらべ
- 著者: 樋口 一葉
- ナレーター: 小野 慶子
- 再生時間: 1 時間 55 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
明治文学を代表する小説家、歌人である樋口一葉の長篇小説。
初出は「文學界」[1895(明治28)年]。
全十六章から成り、吉原遊廓に接する大音寺前を舞台に、千束神社の夏祭りから、大鳥神社の酉の市までの季節の推移を共に展開していく少年少女の、いわば初恋の物語である。
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伊豆の踊り子
- 著者: 川端 康成
- ナレーター: 榊原 忠美
- 再生時間: 1 時間 9 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
ノーベル賞作家川端康成の出世作となった短編小説。1926年1、2月に「文芸時代」に発表され、同年金星堂刊。 湯ヶ島・天城峠を越えて下田に向かう旅を芸人一座と道連れになった、孤独に悩む少年の、淡い恋と人間的成長を旅情豊かに描く。 オーディオブック「奥の細道」ほか、「木を植えた人」を聴くプロジェクト」など舞台活動でも活躍中の榊原忠美氏の落ちついた、朗読をお楽しみください。 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」
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初めての入門に買いました!
- 投稿者: テニスのおじ様 日付: 2019/01/20
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夏目漱石「三四郎」
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: 佐々木 健
- 再生時間: 9 時間 22 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
「我はわが愆を知る。わが罪は常にわが前にあり」 美禰子 『三四郎』は明治42年(1909年)に発表された夏目漱石の長編小説であり、続いて書かれた『それから』、『門』とあわせて前期三部作と呼ばれる作品である。 大学進学のために熊本から上京した三四郎は、見る物聞く物すべてが目新しい世界に戸惑いながら、故郷、学問、恋愛、というそれぞれの「世界」に、身を置いていることに気が付く。自由気侭な都会の女性 里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれて恋慕する三四郎だが、曖昧な態度をとる彼女に翻弄され続けるが……。 誰もが経験する不安や戸惑いを、三四郎が自分の進むべき道を模索し始める過程の中に描く。恋愛を中心に、人間の孤独や本質を追求した青春文学の傑作を、落ち着いた朗読で収録。
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感動しました
- 投稿者: エミ 日付: 2018/07/26
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その女アレックス
- ALEX
- 著者: ピエール・ルメートル, 橘 明美
- ナレーター: 家中 宏
- 再生時間: 14 時間 1 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
2014年のミステリー賞7冠の大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる ! おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが...。ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進する。未曾有の読書体験を、貴方もぜひ !
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ナレーションが最高です!
- 投稿者: ねこ 日付: 2019/09/13
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大学4年間のデータサイエンスが10時間でざっと学べる
- 著者: 久野 遼平, 木脇 太一
- ナレーター: ヤスヒロ
- 再生時間: 5 時間 8 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
次代の花形職種である「データサイエンティスト」はどのような知識を身につけているのか?
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紙本と併用が良い
- 投稿者: オモロー 日付: 2019/11/18
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サイコパス
- 著者: 中野 信子
- ナレーター: 寺川 府公子
- 再生時間: 5 時間 45 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
平気でウソをつき、罪悪感ゼロ……そんな「あの人」の脳には秘密があった!
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サイコパスとは
- 投稿者: たらむ 日付: 2018/11/28
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阿部一族
- 著者: 森 鴎外
- ナレーター: 菅原 拓真
- 再生時間: 1 時間 47 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
江戸時代初期の肥後藩にあった史実を元に創作された作品。現代作品には少なくなった悲劇を真っ向から描いた作品です。 森鴎外は軍医という公職につきながら小説を発表しつづけた作家です。彼の時代小説は、立場上赤裸々に政府や国家を批判できなかった鴎外の、自身の生きる時代への糾弾であるとも言われています。
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人間失格
- 著者: 太宰 治
- ナレーター: 福士 秀樹
- 再生時間: 3 時間 48 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
他人を、自分を、欺き、道化となり生きてきた男は、しかし・・・ 数多い作品の中で、太宰治が自らのために書いたといわれている本著は、内面的真実の精神的自叙伝とも評されている。昔読んだ方も、ぜひ、もう一度。
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虞美人草
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: 石川 悦子
- 再生時間: 12 時間 32 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
明治期の文学者、夏目漱石の長編小説。
初出は「東京朝日新聞」「大阪朝日新聞」[1907(明治40)年]。1907年、漱石は小説家として生きる決意を固め、東京帝国大学を辞職して朝日新聞社に入社した。この作品は入社後はじめての新聞連載小説。誇り高い自我を持つヒロイン藤尾は親の決めた相手ではない男と結婚しようとするが、義理の兄が道義を守らせるために画策する。誇りを傷つけられた藤尾は自殺する。藤尾に象徴される近代文明を批判した作品とされるが、「悪」としての藤尾の人気は連載当時から高く、虞美人草ドレスという商品まで現れる社会現象となった。
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心の動き
- 投稿者: ceptor 日付: 2018/11/07
あらすじ・解説
しかし、春琴が9歳の時、両眼の明を失い、これを機に舞技を断念し、専ら三味線の稽古に励んだ。 春琴は琴の師匠である春松検校の家へ丁稚に手をひかれて稽古に通った。 その丁稚の名は佐助といい、春琴より4つ歳上で13歳の時に始めて奉公に上った。 春琴に忠実である佐助は春琴の稽古の付き添いをするうちに、彼女の好むものを好むようになり、密かに三味線を購入した。
そして寝静まった頃、誰にも気が付かれないように押入れで練習するが、やがて発覚する。 一番番頭に呼びつけられ大眼玉をくらったが、春琴が「聴いてみたい」と言ったことで皆の前で披露することとなった。 短時間の独学にしてはかんどころも確かで、節回しも出来きていて皆は感心した。それから、春琴は佐助に稽古をすることとなり、春琴と佐助は主従の上にさらに師弟関係となった。春琴の稽古は厳しく、撥をもって頭を殴り佐助がシクシク泣き出すことも珍しくなかった。 春琴の稽古時の粗暴な振舞を案じた春琴の両親は佐助を春松検校の門に入れさせ、春琴が直接教授することを封じてしまったのである。 佐助は丁稚の任務を解かれ春琴の手曳としてまた相弟子として検校の家へ通うようになった。 親達は結婚を諷したが、春琴は拒否。
その後、春琴の妊娠がわかったが相手の名前を決して言わなかった。 佐助が疑われたが、春琴は頭から否定、佐助も知らぬ存ぜぬの一点張りであった。 春琴は男の子を出産し、その赤ん坊が佐助に瓜二つであったが、それでも父親は佐助ではないと言い張った。一生独り身で暮らす自分には足手まといだと涼しい顔で里子に出すと決めてしまった。
春琴が20歳、春松検校が死去したのを機会に、独立して師匠の看板を掲げ、親の家を出ていき佐助もついて行ったのである。春琴の贅沢は甚だしく利己的であり、彼女だけが大名のような生活をし、佐助以下は爪に火を燈すようにして暮らしていた。
春琴の器量が目当てで習いに来るうちの一人、利太郎という放蕩者の若旦那がいた。利太郎は梅見に誘い、春琴を口説こうとするが失敗。しかし、明くる日からもずうずうしく平気で稽古にやってきたので、春琴は本気で叩き込もうとピシピシと教えた。熱心に教えてもわざと気のない弾き方に、春琴は「阿呆」といい撥をもって眉間を打った。利太郎は「覚えてなはれ」と捨てぜりふを残して憤然と座を立ち、それきり姿を見せなかった。
それから一ヶ月半が経ったある夜、春琴は寝ているところを何者かに熱湯をかけられ、顔が爛れてしまう。爛れた顔を佐助に見られたくないといった言葉に佐助が起こした行動とは・・・。
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ナレーション
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ストーリー
- 匿名
- 2019/09/03
二度聞くと少し心に入って来ます
内容が内容だけに一度聞いた時は素直に心で納得出来ませんでしたが、二度めに聞くと二人の気持ちが何となく少し理解が出来た気になりました。ナレーションは良かったです。現在では考えられない事だと思います。