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  • 恐怖

  • 著者: 谷崎 潤一郎
  • ナレーター: 豊岡 総仁
  • 再生時間: 31 分
  • 4.1 out of 5 stars (7件のカスタマーレビュー)

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『恐怖』のカバーアート

恐怖

著者: 谷崎 潤一郎
ナレーター: 豊岡 総仁
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あらすじ・解説

私は、ある恐怖に取り憑かれている――。

以前から一度ならず襲われてはいたが、京都の木屋町に宿泊し、
不秩序な生活を送るうちにそれは勢いを増した。
曰く、私の此の病気は、鉄道病と呼ばれる神経病の一種だろうと云う。
鉄道病と云っても、船車の酔とか眩暈とは全く異なった苦悩と恐怖とを感ずるものだ。
汽車に乗り込めば、私の血流は脳天へ向けて奔騰し、冷汗を流し、手足は顫える。
早急に手あてを施さなければ、脳充血をおこして死んでしまうだろう……。

私の此の病気は、汽車へ乗って居るときには限らない。
電車、自動車、劇場――そういった、刺戟の強い運動、色彩、雑踏によっても、突発的に引きおこされる。
私は当分それらを離れ、自然に治癒する迄、東京へは帰れないとあきらめた。

しかし、徴兵検査は受けなければならない。
私は、近場の漁村に籍を移し、検査を受けることにした。
そこならば汽車に乗らずとも電車で事足りるので、東京に戻るよりは増しだと私は喜んだ。

電車ならば大丈夫……。
そう信じて、無理やりに安心しようと努めたが、神経は堪えられなかった。
何度も改札をくぐろうとしたが、その度に足は竦み、動悸は激しくなる……。

あゝ――。
私は今からあのとてつもない恐怖に、死に物狂いで立ち向かわなければならないのだ……。
©2021 PanRolling

恐怖に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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  • Amazon カスタマー
  • 2022/09/22

名作発見

最高の作品!
流れも内容も表現も全てが最高の作品です。
名作と出会えて心から感謝☆☆☆

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