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世界史の構造的理解 現代の「見えない皇帝」と日本の武器

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世界史の構造的理解 現代の「見えない皇帝」と日本の武器

著者: 長沼 伸一郎
ナレーター: 小桧山 崇
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教養として、あるいは確かなビジョンを持つための武器として「世界史」を知っていることは大変重要だが、いざ世界史を学ぼうとすると大量の歴史知識が登場する。どうすればよいのかと悩む読者のための一冊を、在野の物理学研究者で『現代経済学の直感的方法』などの著者である長沼伸一郎が上梓した。著者は歴史家E・H・カーに倣って「過去を知るためにはまず『みるべき未来』を定めることが肝要」と述べ、過去の古典でなされた予言を物理の視点で抽象化して、さらに未来に延長し、「みるべき未来」を叙述する。そして歴史上の覇権の構造を見抜き、世界史をその構造で捉えることを提案。そうすることによって、世界史を俯瞰的に把握することができるようになるのだ。

さらに「イスラム文明が西欧に敗れて立場を逆転される契機になったのは、微積分学を受け入れなかったこと」と述べ、科学上の発見が当時の思想や社会科学の新たな概念の創出に影響を及ぼした可能性を指摘するなど、「文明の理数系史観」(仲野徹氏)とも呼ぶべき清新な歴史観を提唱する。

©Shinichiro Naganuma (P)2022 Audible, Inc.
世界

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最も関連性の高い
難しい箇所が多々ありますが、それは読み手の学の足りなさゆえで、そこを理解できればさらに面白いだろうと。耳だけではこぼしている部分もあるので、本を買って読みたいくらいです。歴史の切り口がとにかく斬新!

知的欲求が満たされる

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この内容、というか、この論文をAudibleなら聴き放題で聴ける喜び。
最近の出来事を、先の世界大戦に例えている辺りは鳥肌がたちました。
先のことは分からないけれど、進む方向は定まった感じです。

コレは、すごいのでは!

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などの話は大変興味深いものであったが
、どうも陰謀論と言ったら言い過ぎかもしれないが、日本ヨイショ系の保守の匂いがする。そもそも理数系武士団などと言うものが実在したなら、インパールも沖縄戦も、勝ち目のない日米開戦もなかったのでは?あたかも武士道に立脚したサムライが存在したかの如く語られているが、戦国時代はいかに効率的に殺すかであり、忠義などの武士道的概念は江戸期以降戦うことのなくなった軍隊が、反乱を防ぐために作られた方便でしかない。西洋の人間が日本人を尊敬したことなどないのは、欧米に出たときの凄まじい差別にさらされれば誰にでもわかる。つまりこの本の核の部分が根拠なき希望でできているのだ。言い過ぎ?

人類進化の隘路がそこまで来ている

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以前に、現代経済学の直感的方法をオーディブルで聞きました。とても良かったので、直ぐに本作も聞くことにしました。

私は、この類の書は様々な著者、書籍を読んできました。ある程度の情報は把握しています。
ところが本書は視点が斬新でした。発見と思うところが多くありました。最初は、え!?と思うところもありましたが、各章、最後には独自の視点、トクヴィル、マハン等の言葉も用いながら、しっかりと納得してしまいます。
斬新な視点で世界史を構造的に理解させてくれる書です。日本や自身の針路を示してくれるような書です。

本著者に批判的な著名人もいるようです。私は長沼伸一郎氏の本は、斬新で考えがわかりやすいので、今後も期待します。

斬新で、面白く、納得してしまう

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 縮退とコラプサー化の危機に人類は晒されている。戦争であれば、死ぬことや飢え等の苦しみがリアルにあるので危機だと認識されやすい。ところが、コラプサー化等は一見すべての課題の完璧な平和的解決であるから危機だとは思われにくいし、そもそもSFのような話だと一蹴される。そもそも奇襲的な理系武士団とか第二次世界大戦との年表比較による現代史理解など(これは星占い程度のコツでしかないと著者は断っている)、様々な一元的な見方や考え方が出てきて圧倒され、確かにそれはそういえるかもしれないけど本当にそうなのかと疑う。
 しかし、タイトルにあるように、構造的理解として筋の通った構造がいくつも仮説的ではあれ浮き彫りにされ、読者は一つのストーリーとして非常に理解しやすい。世界史の大きな流れのほとんどが説明される構造線は、なんとなく世界史を眺めているとそう言いたかったなあと感じていたことを思い出させる。便利でもある。
 特にコラプサー化は映画の「マトリックス」のような世界で、今のまま短期的な快楽を求め続けると(ところで、一般意思を長期目標というのは乱暴すぎるけど)、カプセルインすることになるかもしれない。そこで、イスラム世界でも起きた宗教のようなワクチンが必要なのだが、じゃあ宗教を布教できるかといえばそんなのはほんの一部の人間だけだ。潜在的に日本の内部にいる理系武士が今もいて、彼らが覚醒するのを待つと著者はいう。幕末の日本のような爆発があって日本は改めて世界に対抗できるようになるのだろうか。政府が無能だとか、教育がどうだとか言っている場合ではなく、少し強引でも構造線をつかむような幅広い視野と考え方を持った人々が覚醒し、ある程度団結して国や政府や既存の組織を超えて、危機感を持って取り組み始めることが必要なのだろう(この団結が難しい。明治は外圧や危機感があったけど今は?)。具体的に、日本という国としては欧米の微積分学を極めたあの宗教的ともいえる情熱の盲点を突くことで打開する道が開ける。イスラム諸国への偏見をなくし、手を取り合う道を探ると中華に対抗するカードにもなりえるのだから、欧米のバイアスを逃れ、もっと公平に世界を概観すべき時だろう。

縮退とコラプサー化の危機に人類は晒されている。

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