国家はなぜ衰退するのか 上
権力・繁栄・貧困の起源
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平川 正三
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〔権力・繁栄・貧困の起源〕明治維新の意義、産業革命が始まった理由、独裁体制の矛盾、共産主義の限界、民衆デモの背景にあるもの……なぜ世界には豊かな国と貧しい国が生まれるのか? イノヴェーションを起こすための条件を考察し、歴代のノーベル経済学賞受賞者から絶賛された新しい国家論。解説/稲葉振一郎
WHY NATIONS FAIL
The Origins of Power, Prosperity, and Poverty
by Daron Acemoglu and James A. Robinson
Copyright © 2012 by Daron Acemoglu and James A. Robinson
All rights reserved.
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ちょっとした体制が国の存亡に繋がる
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聞き流しだと理解が薄いので何度も繰り返して聞いてます。
あと何度か繰り返して下巻に参ります。
繰り返し聞いております
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要は、何らかの形で奪い取った利益から、何らかの創造物を創り出し、何らかの方法で広める事ができた、何らかの組織(本書では国家)のみ生き残る事ができる。という解釈になった。
「包括的」と「収奪的」
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このモデルは、経済発展には包括的政治経済制度の漸進的成立と一定程度の中央集権体制確立が必要としています。包括的政治経済制度とは権力が社会各層に適切に分配された民主的な政治経済制度、対して収奪的政治経済制度とはその反対で権力が一部に集中した寡頭制政治経済制度とのこと。
著者の主張を理解するためこのモデルを視覚化し、横軸が右側から包括的政治経済制度VS収奪的政治経済制度、縦軸が上側から中央集権VS非中央集権のマトリクスを描いてみます。マトリクスの右上象限(包括的かつ中央集権)にはG7やボツワナなどが入り、左上象限(収奪的かつ中央集権)には旧ソ連・中国・北朝鮮・中南米諸国・サハラ以南の独立後アフリカ諸国のほとんどが収まります。右下象限(包括的かつ非中央集権)には部族社会が小規模な自治を確立していた植民地以前のアフリカの一部の地域などが入り、左下象限(収奪的かつ非中央集権)には破綻国家と言われる一群の国家が収まります。総じて、マトリクスの下側半分は貧しく、左上象限の国家も豊かな国は多くはありません。
著者は、継続した経済発展により国民に豊かさをもたらすのは包括的かつ中央集権的国家とし、近代以降成功を収めた欧米・日本などの歴史にその根拠を求めています。一方、収奪的国家は当初経済発展する可能性があるものの、その国の収奪的システムにより発展が阻害されやがて停滞する、としており、その意味で中国はいずれ停滞に陥ると言います。いずれの道を歩むのかは歴史の必然ではなく偶然に左右される要素が大きく、当初の小さな違いが後の大きな格差につながるとの指摘は重く受け止めたいものです。執筆されてから10年たった現時点の中国の発展はだれもが知るところですが、習近平体制強化後どのような道を歩むのか、このモデルに照らして興味深く受け止めました。
著者の示すモデルはとても見通しのいい視界を提供してくれます。一方で著者の指摘するとおり、切れ味をよくしようと各時代ごとの背景や文化的細部を切り捨てているため、例えば新石器時代農業革命を直ちに収奪的「国家」成立に結びつけたり、中国の宋・明・清や日本の江戸幕府を絶対主義と定義したりなど、こじつけとまでは言いすぎかもしれませんが、首をかしげる点は残りました。とはいえ、国民国家の成り立ちと国家間格差をとらえる上で有効な視点を提供してくれたので、星4。
国家間格差の来歴を理解する。
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同じで、ソ連やマヤなどを例にして、収奪制度が
国家の衰退を招くと解く。
収奪制度が、衰退をまねく。
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