『サラバ! 上』のカバーアート

サラバ! 上

(小学館)

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サラバ! 上

著者: 西 加奈子
ナレーター: 松坂 桃李
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【累計百万部突破!第152回直木賞受賞作】
 僕はこの世界に左足から登場した――。
 圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。
 そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。©2017 Kanako Nishi (P)2020 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学
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『サラバ! 中』のカバーアート
サラバ! 中 著者: 西 加奈子
『サラバ! 下』のカバーアート
サラバ! 下 著者: 西 加奈子

Audible制作部より

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今まで西加奈子さんの作品を読んだ事がなかったので、恐る恐る購入しました。

上巻を聴いてつまらなかったら中下巻はパスしようと思ってたのですが、いやはや、実にオモシロイ!ぐいぐい引き込まれました。

この上巻は、主人公の少年時代を綴っています。イランで生まれ、日本で幼少期を過ごし、その後エジプトに渡るのですが、実に見事な情景描写に、風景が目に浮かぶようでした。

そして、彼の姉が実にいい味出してると思います。彼女の言動がおかしくて、時々吹き出してしまいました。歩いてる途中で突然「プッ」となるものですから、はたからみたら、私はかなりヤバい人に見えたと思います(笑)

後半からBL的エッセンスが盛り込まれ、それもまた味を出してると感じました。

聴き終えてから作者のプロフィールを検索しました。主人公の生い立ちは、作者本人の生い立ちを辿っていることを知りました。いきなりイランから始まる突拍子もない幕開けや、突然エジプトに飛ぶ意表を突く展開など、なるほど、そういうことだったのか!と、納得です。

続きが楽しみです。
早速、続編をダウンロードします!

とても面白い!

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

お試しだからと聞いていましたが、聴いていくうちについつい引き込まれてしまいました。主人公の語り口調と松坂桃李さんの声が心地よくあっていて聞きやすかったです。中、下も聞いてみます

ついつい引き込まれました

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少し変わった境遇の少年が様々な出来事を通じて成長していく様を描いている。丁寧に描いており、やや助長かなと思う部分もある。

少年の成長

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ナレーターもなかなかよく期待してきいたのですが40%くらいでダウンしました。これから面白くなるかもしれません。

途中まではきいたのですが

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圷歩(あくつあゆむ)のという架空の男の半生をつづるエッセイ。
性別は違えど、設定が作者の西加奈子さんの生い立ちになぞらえているのでリアリティあり。
(生まれた年代だったり、出生地(イラン)、幼年期をエジプトで過ごすetc)

家族の個性や出来事を色濃く出す7割のフィクションに、西加奈子さんの実体験による3割の細かな描写を混ぜてストーリーの厚さをもたせた印象、
そこに松坂桃李さんのナレーションで主人公のイメージ形成が容易のため、長い作品と感じさせないところが◯。
松坂桃李さんの自伝!?ってくらい本書にあっているナレーションでした。

幼少期から“空気をよむ子ども”圷歩を通して、幼い頃に感じていた不安や孤独、不自由さ、親の規制、そこから逃れて同年代と作り出す自由…そのモロさ
そんな言葉にし難い感情の数々を思い起こしたので、☆5。

【余談】
冒頭は「僕はこんな家族に囲まれていたから、空気をよむ児童になった」のいわゆる場面・登場人物設定の章。暗く、それでいて延々と“姉のゆがみ”について語られるので、挫折者余儀なしの厳選パート。

挫折しないための前知識として、
・本能のまま行動する母
・争いを避け空気と化す父
・承認欲求により不可解な行動を取り続ける姉
姉と母の関係が悪化の一途をたどるのを生まれながらに見続け、僕は人の目を気にして生きるようになった。
これをおさえておけばOK

中盤の未就学児期のクレヨンにまつわるスクールカースト(=園内カースト)あたりから主人公メインの展開になり、引き込まれていきます。(←この辺でうけつけるかどうか決まるかと)

ちなみに松坂桃李さんのナレーションは終始トーン低めですが、給食の好きなもの「何と言っても牛乳!」のところだけ嬉しさ爆発した朗読(笑

【上巻】幼少期の不安やいたたまれなさをギュッと体感できる

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