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あらすじ・解説

     <内容紹介>
山本周五郎は「文学には“純”も“不純”もなく、“大衆”も“少数”もない。ただ“よい小説”と“わるい小説”があるばかりだ」を信念とし、普遍妥当性をもつ人間像の造形を生涯の目的とした作家で、時代小説を中心に沢山の作品を残しています。
その作風は今なお古臭さを感じさせず、繊細に描かれた人の心の機微や人情に、思わず笑わされたり、胸を打たれたりする魅力に溢れています。
 

    <あらすじ>
金之助の父・助左衛門は過労で倒れた。藩主の気遣いもあって静養を許されたが、病床の父の下に藩の重臣が訪れては切迫した様子で密談をしていたのを見て、金之助はただ事ではない何かが起こっていると確信した。ある夜のこと、助左衛門は金之助に指図して書物を厳重に包んだ包みを金之助に隠させ、「厳秘にせよ」と伝える。
後日藩主の命で登城した金之助は父の職を継承するよう命ぜられた。それを聞いた病床の父は激しく涙をこぼし、幾度も頷きながら、
「身命を惜しまず、家も名もあらず、奉公ただひとすじと覚悟せよ」
と震える指で書き示した。だが、その父がしきりに涙を流し、何か言いたそうに唇を動かしては喉声を出したことが、金之助には忘れられない悲しい記憶となって残った。
その後、江戸にて金之助は、父が伝えたくとも伝えられなかった真実を知ることになる……
言われる依頼で国元の不正を調べた金之助は、決定的な証拠を得るが、同時にそれは自らも処罰を受けざるを得ないものであった。裁かれる立場となる金之助は、裁く者として、半三郎を推挙するのである。半三郎もそれを受けて見事に立ち直るのだが、その陰で、由利江の存在が屹立して立ち現われてくる。
 

    <山本周五郎(やまもと・しゅうごろう)>
1903~67年。小説家。山梨の生まれ。本名・清水三十六(さとむ)。名は生まれ年からつけられ、筆名は東京で徒弟として住み込んだ質屋「山本周五郎商店」にちなんだ。20代前半に作家活動を始め、39歳の時『日本婦道記』が直木賞に推されたが受賞辞退。その後も多くの賞を固辞する。江戸の庶民を描いた人情ものから歴史長編まで作品は数多い。代表作には、「樅(もみ)ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「おさん」「青べか物語」「さぶ」などがある。1987年9月には、「山本周五郎賞」が新潮文芸振興会により設定された。    

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落ち梅記に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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