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あらすじ・解説

内容紹介
山本周五郎は「文学には“純”も“不純”もなく、“大衆”も“少数”もない。ただ“よい小説”と“わるい小説”があるばかりだ」を信念とし、普遍妥当性をもつ人間像の造形を生涯の目的とした作家で、時代小説を中心に沢山の作品を残しています。
その作風は今なお古臭さを感じさせず、繊細に描かれた人の心の機微や人情に、思わず笑わされたり、胸を打たれたりする魅力に溢れています。

<あらすじ>
あきつはその場の成行きで戦場に出て不在な吉村大三郎と結婚の約束をしていると嘘をつく。
大三郎は酒飲みで酔うと暴れだし、平生でも傍若無人の行いが多く、女嫌いを公言していた男であり、二十七という年でも独り身でいた。きっと大三郎なら婚約の話などない……一応それだけの思案はつけていた嘘であった。
あきつはその場にいたしんと花世には三人だけの秘密にするよう念押しした。
合戦が終わった頃、あきつは見知らぬ老婦人に声を掛けられる。彼女は吉村大三郎の母のより女だという。どこから耳に入ったのか、より女はあきつのことを知っていた。そして、大三郎と結婚の約束をしたという話も。あきつは平身低頭して詫びたが、よりはその話を本当だと信じて疑わず、喜んで涙さえ流している。
あきつはより女の喜びを思うと嘘だと明かす気にもなれず、めまいのするような気持で、悄然と成り行きを見守るしかなくなるが……。
©2020 PanRolling

萱笠に寄せられたリスナーの声

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