『方丈記』のカバーアート

方丈記

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方丈記

著者: 鴨 長明
ナレーター: 安田 愛実
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このコンテンツについて

「徒然草」や「枕草子」と共に「日本三大随筆」と数えられる鎌倉初期の随筆

<内容紹介>
作者である鴨長明が、大火・旋風・遷都・大飢饉・大地震と続く五つの大きな災厄を経験し、京都の郊外・日野山に一丈四方(方丈)の狭い庵を結んで隠棲。その後、彼が庵内から当時の世間を観察し、書き記した記録であることから、作者自ら「方丈記」と名付けた。無常厭世の仏教観に貫かれた小編で、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶ泡(うたかた)は、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためし無し」で始まる格調高い文章は、和漢混淆文の完成された形として高く評価されている。

<冒頭>
行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。或はこぞ破れてことしは造り、あるは大家ほろびて小家となる。住む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。知らず、生れ死ぬる人、いづかたより來りて、いづかたへか去る。又知らず、かりのやどり、誰が爲に心を惱まし、何によりてか目をよろこばしむる。そのあるじとすみかと、無常をあらそひ去るさま、いはゞ朝顏の露にことならず。或は露おちて花のこれり。のこるといへども朝日に枯れぬ。或は花はしぼみて、露なほ消えず。消えずといへども、ゆふべを待つことなし。

<鴨長明>
平安末期から鎌倉初期の歌人・随筆作者・説話集編者。下鴨神社の禰宜である長継の次男。俗名、長明(ながあきら)。法名、蓮胤(れんいん)。芸術的才能に富み、和歌を源俊頼の子・俊恵に学び、和歌所寄人となる。父祖の務めた河合社の神官を望んでかなわず、五〇歳頃出家。五十七歳の年、飛鳥井雅経の推挙により鎌倉に下向、将軍源実朝に面会したが、和歌の師範には迎えられずに終わった。著作には「方丈記」の他に「無名抄」「発心集」などがあり、歌人として勅撰集である「千載和歌集」に一首、「新古今和歌集」に十首など、計二十五首入集。(c)2018 Pan Rolling
エッセイ
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最も関連性の高い  
理解するには、丁度良い朗読の速さと思う、ナレーターの声も明瞭で良好。 自然災害、大火事などに翻弄される人の世の不条理と鴨長明自身の不遇を重ね合わせたエッセイ。
800年前と変わらない今を見ると「ゆく河の流れは絶えずして‥‥」

ゆく河の流れは絶えずして

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期待通りです。原文の流れが心地よくナレーションを少し遅くして聞くのもお勧めです。

足るを知る

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レビューコメントを参考にして0.8倍速で聴いてみました。
仏教的哲学的という先入観がありましたが、それらの要素より、写実的であることに驚きました。聴く読書だからこそ味わえる醍醐味です。
ぜひゆっくり味わってください。
蛍のまたたき、鳥のさえずりを感じることができます。

名著に毎日触れる幸福

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言葉の意味がわからなくても、読み手の方の雰囲気などでなんとなく意味が想像でき、気になるところはその場で調べて、本だけでは持てない興味を音声と本で昇華できました。
声自体に雰囲気があり、落ち着いた読みは明瞭で耳心地が良かったです。

本を片手に

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すごくよかったです。方丈紀の世界に、おもいっきり浸れました。

世界に浸れました

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この時代まで来ると原文でも何とか意味を類推できる文なのですね。聴いてみると、前半の災害を描いた部分では、その光景が目に浮かんできます。

方丈記の原文テキストは青空文庫で入手できるので、各章のブックマークのメモにテキストを貼りつけて、文字とナレーションで楽しんでおります。

原文でも分かる古典

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鎌倉時代の京都が目に浮かびます。
ナレーションが良く、無常感たっぷりです!
現代語訳のナレーションが有れば、尚良しです。

無常感が良く伝わります!

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ナレーションがすごく良かった。繰り返し聞いてます。

ナレーションが良い。

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方丈記、読む暇無くて聴いて非常に良かったです。その昔は大変で今と同じですね。

良かったです

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