『ネット右翼になった父』のカバーアート

ネット右翼になった父

(講談社現代新書)

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ネット右翼になった父

著者: 鈴木 大介
ナレーター: 岩見 聖次
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このコンテンツについて

*本タイトルは、差し替え修正済みです。(2023年7月26日更新)

ヘイトスラングを口にする父

テレビの報道番組に毒づき続ける父

右傾したYouTubeチャンネルを垂れ流す父

老いて右傾化した父と、子どもたちの分断

「現代の家族病」に融和の道はあるか?

ルポライターの長男が挑んだ、家族再生の道程!

<本書の内容>

社会的弱者に自己責任論をかざし、

嫌韓嫌中ワードを使うようになった父。

息子は言葉を失い、心を閉ざしてしまう。

父はいつから、なぜ、ネット右翼になってしまったのか?

父は本当にネット右翼だったのか?

そもそもネトウヨの定義とは何か? 保守とは何か?

対話の回復を拒んだまま、

末期がんの父を看取ってしまった息子は、苦悩し、煩悶する。

父と家族の間にできた分断は不可避だったのか?

解消は不可能なのか?

コミュニケーション不全に陥った親子に贈る、

失望と落胆、のち愛と希望の家族論!

©鈴木 大介 (P)2023 Audible, Inc.
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他の方のレビューにもあったとおり、意外にも感動して涙をこらえた。父だけを糾弾せず自分自身の認知バイアスを掘り下げる作者の誠実さ。最後に行き着く温かい父親への理解。この感覚が社会全体の世代間格差の解消に寄与することを期待したい。

特に40代以上の方に読んで欲しい

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大変考えさせられました。
亭主関白だった父とは今でも緊張して上手く話せませんし、父には他国人に対する偏見にまみれた発言も多く見られ、そう言った点を私も嫌悪してきました。
しかし、父と分かり合える共通項を探してみて、話してみる事さえも投げ出してはあまりに勿体無いと感じました。
昔父からかけてもらった愛情の記憶さえも上書きしてはならないと感じました。

大変考えさせられた

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うちはほぼ逆で、昭和のやさしいマイホームパパだったが、認知症になって別人になり、地獄のような日々と長い間向き合わされた。筆者とどちらが辛かったかはわからない。その上で敢えて言うと、このレベルでネトウヨではなかったと言う結論でいいのか?石原慎太郎にしても、あるいは殆どのヘイトな書き込みをしているネトウヨにしても、ステレオタイプの思想に心の底からハマっているわけではなく、こう言う軽い感じでヘイトスラングを口にして、日本礼賛動画を見ている程度なんじゃないの?あと、父親のことを調べながら、自分が悪かったと言う方向へ無理矢理向かって行くのも、泣かせようとしてる気がして少し引いた。やっぱり、一番悪いのは昭和のマチズモにこだわり続けて、ネトウヨ思想に逃げるという選択をした父親だと私は思う。

ほぼ同世代で、同じように父を看取ったので共感できるところもあったが…(ネタバレ少しあり)

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鈴木大介さんの里奈の物語が好き。
そこまで興味のあるテーマじゃなかったのと、他に読みたいものが溜まっているので2章で離脱。

ナレーターも好みと違った。
オーディブルの難しさ。

いつか読もう

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筆者の父親は反アサヒ、反韓、反フェミニストの発言を晩年繰り返していた。筆者はそのようなヘイト発言を繰り返す父親に大きな嫌悪感を覚え、「父親がこんな排外主義者になったのは保守系などの低俗なネトウヨコンテンツの食い物にされたのだ」と保守系を仮想敵に見立てネトウヨへの嫌悪感を露わにした。しかし丹念にその父親の背後を研究するとステレオタイプなネトウヨとは言い難い複雑(のように見えて単純な)人間像が浮かび上がってきた。

この本でも触れられている通り今の高齢ネトウヨ問題って社会全体が左傾化(リベラル化)したことによるバックラッシュなのだろうなと思う。
と言うよりこの筆者はフェミニズムやリベラルのメガネを通してかなり偏った意見を持っていたのだろう(作中でも自ら指摘している)。いわゆるチン騎士だ。しかし逆に言うとリベラル界隈の解像度はこのようなものなのだと言うことがよく理解できた。
筆者が述懐するように父親と息子のうまく噛み合わない悲しいコミュニケーションが根本にあるのだろう。しかしこの父親と息子は注目しているものが違うだけで非常に似ている、親子の絆のようなものが浮かび上がってきて泣けた。

私が思うにこの本の最大の魅力は、人間は一面では語れないことに気づいた筆者が(多分)成長できたと言う物語だろう。ネトウヨやパヨクがお互いを総体的に認め合う日は来るのだろうか。この本を読んで少しだけ期待できた。

フェミニスト(の中では話のわかる方)の父がネトウヨになってしまった!

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僕の父はネット右翼ではないのですが、頭が固く、僕に興味のない話題を振ってきて、話も盛り上がらないので、筆者と同じような気持ちで父と接しておりました。
だからなのか、とても感情移入して聞けました。
聞き終えての感想です。
僕の父は健在なので今後は見る目を変え、いつ何が起きても後悔しないように接していこうと思えました。
人生において必要な本だったと思います。
ありがとうございました。

父を見る目が変わりました

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右翼と父を一度分けてから何故父が右翼的発言をしていたのか?自分の発言や思考は現在のところどうなのか?など、子と父との距離感を考えさせられる内容だった。

父と対峙していた姉

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ネット右翼と聞いただけで嫌悪感が走るのに、気まぐれで聞いてみたら、感動の人間物語だった。とても分析的で、時代やいろいろな価値観についての理解が深まった。聴いている間じゅう、自分の父やつれあいのお父さん、そしてつれあいや私自身の歴史を思った。これはまさに私の世代の話だと感じる。示唆に富む話。実話。読んでよかった。

意外なまでも心震える感動

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話題が飽きない、流れがうまい、間が適切。最初は父親をネット右翼と、決め付けて、どれほど父親との中の悪さが分かった。そして父親を調べて行くうちに初めて知ることと、かつての子供の頃の経験が出てくる。最後は父親は可愛らしく、自分と同じなことをしている。枝分かれしているが、真ん中に芯があって聞いていて楽しかった。

父親は自分と似ている所がある。

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