桂文我 怪噺 三
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桂文我
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桂文我
このコンテンツについて
スタジオ録音で「怪異談」を収録する作業は、毎月開催の猫間川寄席の会場となる、玉造・さんくすホールで行われていますが、収録が深夜に及ぶことも多くあり、録音作業の小野裕司氏の表情も鬼気迫り、背筋に冷たい物が走る時もありました。
ライブ録音とスタジオ録音では、雰囲気に大きな差があるだけに、ライブ録音の方が臨場感があって良いと思われる方も多いでしょうが、スタジオ録音の方が落ち着いて、細かく演じている場合も多いと言えましょう。
還暦も越えた昨今、頭の中にあるネタは、出来るだけ、録音して、残して行きたいと思っていますので、ライブ録音でも、スタジオ録音でも、その場の怪異談を楽しんでいただければ、幸いです。
シリーズの中には、滑稽怪談や、細工の名人の不思議な話など入っていますが、これも彩りの一つと捉えていただきますように…。
あなただけの耳に、心を込めた怪異談を流し込みますので、どうぞ、宜しくお付き合い下さいませ。
内容紹介
「解けやらぬ下関水」(とけやらぬ しものせきみず)(65分)
明治時代の上方落語界の雄だった二世曾呂利新左衛門(初代桂文之助)が纏めた、長編 怪異談。ラストは怪談になりますが、それまでは世の中の柵を細かく語る、人情怪談噺です。二層式の噺の進め方は、三遊亭圓朝の演出を手本にしたのかも知れません。
「怪談江島屋騒動」(かいだん えじまやそうどう)(30分)
八代目林家正蔵師の正本芝居噺の継承者でもある林家正雀師から、桂文我に移されたネ タです。明治時代の東京落語界の大立者だった三遊亭圓朝の名作を上方落語に移すため、場所設定や演出には、かなり手を入れました。
「命の灯火」(いのちのともしび)(12分)
アンデルセン物語「マッチ売りの少女」を土台にした、桂文我の創作落語です。オチを 思い付いた所から、ストーリーが自然に広がりました。冬の人情噺として、定番のネタになるように、改良を加えて行くつもりです。©2021 Katsura Bunga
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