• #35 | 「中東で一番有名な日本人」鷹鳥屋明|王族ビジネスの掟【後編】
    2026/07/20

    「王族に気に入られれば、商売は成功する」。そう思っていたとしたら、その理解はまだ半分です。


    前編に続き、中東で一番有名な日本人サラリーマン・鷹鳥屋明さんとの対談後編。今回のテーマは、前編ラストで予告された「誰から買うか」。中東ビジネスの実態は、トップダウンで意思決定される王族・財閥の世界。ボトムアップはほぼ存在せず、上の人間が「やる」と言えば全員がそこに巻き込まれていく——そんな構造の中で、実は「何を売るか」以上に「誰を通して売るか」が結果を左右するのだといいます。

    鷹鳥屋さん自身、王族の大臣から正月休みに京都の某ゲーム会社ミュージアムへの案内を頼まれたり、ワシントン条約に触れかねない品を「なんとかならないか」と持ちかけられたり——笑えるようで笑えない無茶振りに揉まれながら人脈を築いてきた過去も明かされます。

    また、悪質なコンサルタントの見分け方、グローバル市場で鍛えられた企業だけが中東進出という"最後の市場"にたどり着ける理由、テストマーケットとして機能するドバイの立ち位置なども語られます。そして何より印象的なのは、鷹鳥屋さんが「その商売はやめておいた方がいい」とはっきり言えること。耳障りの良いことしか言わないコンサルより、ダメ出しできる人の方が信頼されるという逆説が、ブランディングの本質にも重なります。



    ▼この回のトピック

    ・中東ビジネスの鉄則「誰から買うか」

    ・王族・財閥のトップダウン文化とアプローチの作法

    ・王族の無茶振りエピソード(正月休みの美術館案内、ワシントン条約案件)

    ・悪質なコンサルタントを見抜く共通点

    ・グローバル市場で鍛えられた企業だけが辿り着ける中東

    ・テストマーケットとしてのドバイの価値

    ・「やめた方がいい」と言えることがなぜ信頼につながるのか


    問い:あなたの商品は、誰の"お墨付き"で選ばれていますか?


    🎙出演者

    片山光祐(株式会社シードアシスト / 株式会社セイ)

    保呂田直行(ブラボーワークス株式会社)

    MC: 中島静香(セイ プロダクション)

    ゲスト: 鷹鳥屋明(中東で一番有名な日本人サラリーマン)


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    #ポジティブランディングラボ #ブランディング #中東ビジネス #海外進出 #中小企業 #マーケティング #鷹鳥屋明

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    23 分
  • #34 | 「中東で一番有名な日本人」鷹鳥屋明|日本が売れない理由【前編】
    2026/07/13

    ——「いいものを作れば、いつか売れる」。その思い込みが、海外で日本の足を引っ張っているとしたら?


    今回のゲストは、中東で一番有名な日本人サラリーマン・鷹鳥屋明さん。日本と中東を行き来しながら、貿易・コンサル・調査までこなす"中東の何でも屋"が、ナビゲートしてくれるテーマは「なぜ日本のいいものは中東で売れないのか」。


    メイドインジャパンのクオリティは世界一——そう信じて乗り込み、初期投資だけかけて沈んでいった日本企業を、鷹鳥屋さんは数えきれないほど見てきたといいます。理由はシンプル。中東から見れば「いいもの」はヨーロッパからいくらでも届く。極東の島国から多少いい物が来たくらいでは、ブランド力の強い欧州勢と並べた瞬間に埋もれてしまう。距離も歴史も、こちらの想像と全く違う土俵だったのです。


    さらに話は、ハラル認証を取れば売れるという誤解(冷蔵庫にまでハラルを付けて現地で笑われた話)、韓国がドラマに自国の牛肉を仕込んで世界に売り込む戦略、例外的に世界を席巻したドバイチョコまで。浮かび上がってきたのは、日本人が無意識に抱える「いいものを作れば、いつか誰かが拾ってくれる」という神話でした。


    ブランディングとは、価値を"翻訳して伝える"こと。謙虚さを美徳とする国民性は、強みであると同時に、世界では弱点にもなる——胸を張れない日本人へのヒントが詰まった前編です。


    あなたの会社の「いいもの」は、ちゃんと相手の文化に翻訳できていますか?


    ▼この回のトピック

    ・中東で一番有名な日本人サラリーマン・鷹鳥屋明とは何者か(アラビア名は「シャムスカマル=太陽と月」)

    ・「メイドインジャパンだから売れる」という思い込みの正体

    ・中東から見ると、ヨーロッパが"近い"という地政学

    ・ハラル認証の落とし穴——冷蔵庫にまでハラルを付けた話

    ・韓国がドラマで牛肉を売り込む、仕掛けとしてのブランディング

    ・例外として世界で売れた「ドバイチョコ」

    ・日本人が眠らせている「いいものを作ればいつか報われる」神話

    ・ブランディング=価値を"翻訳"して伝えること


    問い:あなたの「いいもの」は、相手の文化に翻訳されていますか?


    —————

    片山光祐(株式会社シードアシスト / 株式会社セイ)

    保呂田直行(ブラボーワークス株式会社)

    MC: 中島静香(セイ プロダクション)


    ゲスト: 鷹鳥屋明(中東で一番有名な日本人サラリーマン)



    #ポジティブランディングラボ #ブランディング #中東ビジネス #海外進出 #メイドインジャパン #マーケティング #中小企業 #鷹鳥屋明


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    33 分
  • # 33 | モナリザとブランディング、共通点は”文脈”
    2026/07/06

    モナリザが「名画」なのは、絵の技術だけじゃない。500年かけて積み重なったコンテキストが、あの絵を世界一有名にした——。


    ポジティブランディングラボ、今回はアートとブランディングが交わる回です。


    「バレンシアガを嫌いだった」と言っていた保呂田直行が、現代アートの文脈を知って考えを変えた理由とは?そして、ブランドの価値をコンテキストがどう作るのかを、アート・ファッション・フランス料理の世界から解き明かします。


    あなたのビジネスに、どんなコンテキストを積み重ねていますか?


    【今回のテーマ】

    ・アートとデザインの違い——問いの「解決」か「提示」か

    ・バレンシアガはなぜ現代アートなのか

    ・「グッジョブ」は最低の言葉——アメリカのアート教育が教えること

    ・モナリザの価値は500年のコンテキストが作った

    ・ミシュランの星・SNSのいいね——「数字」がブランドを動かす理由

    ・コンテキストが変われば、嫌いが好きになる


    🎙出演者

    片山光祐(株式会社シードアシスト/株式会社セイ 代表取締役)

    保呂田直行(ブラボーワークス株式会社 代表取締役)

    MC: 中島静香(セイ プロダクション)


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    23 分
  • # 32 | バーキンは「バッグ」じゃない。お金持ちが高級品を買う本当の理由
    2026/06/29

    バーキンは「バッグ」じゃない——お金持ちがバーキンを買い続ける理由は、転売しても値崩れしない「資産価値」があるからでした。


    ポジティブランディングラボ、ファッションとブランディングの回です。エルメス・ルイビトン・シャネル・バレンシアガ——それぞれのブランドがなぜ「高い」のか、なぜ「売れ続けるのか」を、ブランディングの視点で解き明かします。


    実はハイブランドを買う人は、服を買っているわけじゃない。「なぜ作るのか」という思想に共鳴して、その思想ごと買っているんです。


    あなたは今、「何を」買っていますか?それとも「なぜ」に惹かれて買っていますか?


    【今回のテーマ】

    ・エルメスとルイビトン——ハイブランドの顧客層はなぜ最初から「お金持ち」だったのか

    ・バーキンが資産になる理由——値崩れしないブランドの条件

    ・シャネルのブランド哲学——「女性を自由にする思想」が服を売っている

    ・サイモン・シネックのゴールデンサークル理論(Start with Why)

    ・バレンシアガをディスっていた男が、調べたら好きになった話


    🎙出演者

    片山光祐(株式会社シードアシスト/株式会社セイ 代表取締役)

    保呂田直行(ブラボーワークス株式会社 代表取締役)

    MC: 中島静香(セイ プロダクション)


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    25 分
  • # 31 | コカコーラ派?ペプシ派?その問い自体がブランド戦略だった
    2026/06/22

    コカコーラ派?ペプシ派?——あなたはどちらですか?


    実はその「問い」自体が、ペプシが仕掛けたブランド戦略でした。


    ポジティブランディングラボ、前回の日本編に続いて今回は舞台をアメリカへ。サンキスト・コカコーラ・ペプシ——3つの歴史的ブランドを通して、ブランディングの本質を解き明かします。


    ▶ サンキスト:無名の小規模農家が「世界ブランド」になれた理由

    ▶ コカコーラ:最初に徹底したのは広告ではなく、品質の統一だった

    ▶ ペプシ:1位になれないなら「別のはしご」をかければいい


    あなたのビジネスは、どこにはしごをかけていますか?


    【今回のテーマ】

    ・サンキストとイングリディエントブランディング(成分ブランディング)

    ・コカコーラの品質保持戦略とカテゴリーエントリーポイント

    ・ペプシチャレンジと「心のはしご」理論

    ・ポジショニングと2番手ブランドの戦い方


    🎙出演者

    片山光祐(株式会社シードアシスト/株式会社セイ 代表取締役)

    保呂田直行(ブラボーワークス株式会社 代表取締役)

    MC: 中島静香(セイ プロダクション)


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    30 分
  • # 30 |「土用の丑の日」は、江戸時代のブランディングだった
    2026/06/15

    「土用の丑の日にウナギを食べる」——この習慣、300年前に1人の男が作りました。


    ブランディングという言葉が存在しなかった江戸時代。でも日本人は、現代の理論が体系化するずっと前から、ブランド戦略の本質をやっていた。


    今回のポジティブランディングラボは、歴史上の3人の偉人から学ぶ「日本発のブランディング」特集です。


    ▶ 平賀源内:「土用の丑の日」でカテゴリーエントリーポイントを設計した発明家

    ▶ 千利休:茶道という「クローズドコミュニティ」でブランド価値を再定義した茶人

    ▶ 蔦屋重三郎:個別ブランドと版元ブランドを同時に育てたエンドースド戦略の先駆者


    現代のマーケティング理論と照らし合わせながら解説するので、ブランディング初心者の方にもわかりやすく聞けます。


    あなたのビジネスに「新しいルール」を作るとしたら、何ができますか?


    【今回のテーマ】

    ・土用の丑の日とカテゴリーエントリーポイント(CEP)

    ・千利休と「共有意識・儀式・道徳的責任感」のブランドコミュニティ論

    ・蔦屋重三郎とブランドアーキテクチャー(エンドースドブランド戦略)

    ・プライミング効果とCEPの違い


    🎙出演者

    片山光祐(株式会社シードアシスト/株式会社セイ 代表取締役)

    保呂田直行(ブラボーワークス株式会社 代表取締役)

    MC: 中島静香(セイ プロダクション)


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    31 分
  • 【番外編】ブランディングはドラマでも学べる。収録後の3人が脱線しまくった回。
    2026/06/08

    「アイドルのオンオフって、失敗したインナーブランディングの話だよね」——4本撮りの収録を終えた3人が、台本なしで喋り続けた15分です。


    中国の歴史ドラマに登場する豚肉屋のロゴマーク、昭和のアイドルと現代アイドルのブランディングの違い、推しの子はマーケティングの教科書だという話、ラジオとポッドキャストの自由度の違い——。気がついたら全部ブランディングの話になっていました。テーマ回では語りきれない3人の本音と、この番組がこれから向かう方向性も少しだけ見えてくる、ボーナストラック的な一回です。


    「ブランディングって、気がついたら身の回りのあちこちにあるんですよね」——。


    ■ 主なトピック

    ・ラジオとポッドキャストの決定的な違いとは

    ・中国の歴史ドラマに登場したブランディングのシーン

    ・昭和のアイドルと現代アイドル:インナーブランディングの進化

    ・推しの子はなぜマーケティングの教科書なのか

    ・この番組がこれから挑戦したいこと


    🎙出演者

    片山光祐(株式会社シードアシスト/株式会社セイ 代表取締役)

    保呂田直行(ブラボーワークス株式会社 代表取締役)

    MC: 中島静香(セイ プロダクション)


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    16 分
  • #29 | ブランドは人に依存してはいけない。でも、人なしでは語れない。
    2026/06/01

    「クリエイティブディレクターの交代が、なぜビジネスニュースのトップに来るのか……」——リスナーからのそんな問いが、この回のすべての出発点でした。


    ファッションの話のはずなのに、株価や経営戦略の文脈で語られる。その理由は、クリエイティブディレクターが単なる「デザインの責任者」ではなく、ブランドの世界観ごと体現する存在だからです。ある人物の加入で熱狂が生まれ、離脱で物語が終わる——。ファッションもF1もサッカーも、実はすべて同じ構造のブランディングの話でした。「ブランドは人に依存してはいけない。でも、人なしでは語れない」。この矛盾の答えを、3人でポジティブに解きほぐします。


    「あなたの会社のブランドは、特定の誰かが抜けても揺るがない強さを持っていますか?」——。


    ■ 主なトピック

    ・なぜクリエイティブディレクターの交代が経済ニュースになるのか

    ・ブランドの世界観を体現する人物が持つ力とリスク

    ・俗人化しすぎたブランドに何が起きるのか

    ・ブランドは人に依存してはいけない——でも人なしでは語れない矛盾

    ・問い:あなたのブランドは、誰かが抜けても揺るがない強さを持っているか


    🎙出演者

    片山光祐(株式会社シードアシスト/株式会社セイ 代表取締役)

    保呂田直行(ブラボーワークス株式会社 代表取締役)

    MC: 中島静香(セイ プロダクション)


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    31 分