魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣
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ナレーター:
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七海 乃麻
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著者:
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石井 妙子
このコンテンツについて
序 章 小さな声に導かれて
第一章 アイリーンの生い立ち
第二章 写真家ユージン・スミス
第三章 ニューヨークでの出会い
第四章 不知火の海
第五章 水俣のユージンとアイリーン第六章 写真は小さな声である
第七章 撮る者と撮られる者
終 章 魂のゆくえ
<著者より>
水俣病が工場排水を原因とする公害であると国家に認定されたのは一九六八年、環境庁が公害対策を担うために発足したのは、一九七一年のことでした。
一九六四年には東京オリンピックが、一九七〇年には大阪万博が開催されましたが、都市部が華やかな国際イベントに沸く、その同じ時代に、水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病といった、公害に苦しむ人々の闘いがありました。
公害は高度経済成長のひずみである、と、よく言われます。ですが、「ひずみ」などではなく、高度経済成長の中に公害は内包されていた、公害を黙認することなくして高度経済成長は達成されなかった、そのように私は捉えました。
高度経済成長の日本を「奇跡の時代」として捉え、過去の栄光としてのみ記憶し、そこに日本社会の理想を求める限り、過ちはまた繰り返されるのではないか。私達が望む社会はどのようなものであるべきなのか。コロナ禍の中にオリンピック開催が強行された今こそ、見つめ直したい。
執筆中も現在も、「なぜ、今、水俣病なのか。過去の話ではないか」と問われることがあるのですが、これまでのような成長を頼りとする社会を是としていくのか、未来図を描くためにも、振り向くべき過去がある、そのような思いから本書を「今」、執筆しました。©石井 妙子 (P)2021 Audible, Inc.
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彼を支えた妻、アイリーンのことは初めて知った。
彼らの偉業もさることながら、今でなら、DV、モラハラと言われそうな夫婦関係が印象に残った。
ユージンには、自分の思い通りに動かせる人間を嗅ぎ分ける力があった、と回想するアイリーン。
こういうのをどう解釈したら良いのだろう。
おそらく、多くのカップルでそのような関係はある。
しかし、子供を産み育て、その子供が人格を持つ頃に、立場が逆転したりもする。
傲慢な父親は反感を持たれ、慈悲深い母の側につくようになるからだ。
さて。子供のいない場合、別れしかないのか?
いつ反省してくれるのだろうか?
水俣に関する理解が深まった
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
この小説はいろいろな読み方ができると思います。アイリーンの母方の家系の家族史として読むのも興味深いですし、ユージンの芸術家ならではの特異な性格にも注目します。
もちろん、メインテーマは有機水銀中毒によって、神経を犯された患者さん、その家族のチッソとの闘いです。政府や企業の貧しくて力のない庶民に対する冷酷な仕打ちは1960〜70年代も今も根本的には変わっていないと思います。
世界的写真家、ユージン・スミスとその妻アイリーンの生い立ち、出会い、結婚、水俣での3年間の撮影生活、そして水俣病患者の苦しみと長い戦いの歴史。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。