都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、しめつけを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みにあっていた。

帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任されている指宿修平。

第44回江戸川乱歩賞受賞の池井戸潤デビュー作！

破綻か。救済か。これは、銀行の威信を賭けた闘いだ！

中堅ゼネコンの若手、…

東京の下町にある信用金庫に勤める小倉太郎。

問題を抱える支店を回って業務改善を指導する東京第一銀行・調査役の相馬健に、念願の部下がつくことになった。

「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。目をさましやがれ！」　漢字の読めない政治家、酔っぱらい大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。

 きっかけはパワハラだった。 

大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。

「半沢直樹」シリーズのドラマ化で大ブレイクした著者が、「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と語る本作。とある銀行の支店で起きた現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪!?

バブル期に大手銀行に入行し、大阪西支店で融資課長となった半沢直樹。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けたものの、会社は倒産、支店長の浅野はすべての責任を半沢に押しつけてきた。四面楚歌の半沢に残された道は債権回収しかない。半沢が取った一発逆転の方法は――!?
基本は性善説。やられたら、倍返し。大ヒットドラマ「半沢直樹」原作!! 

走行中のトレーラーのタイヤが外れ歩行者の母子を直撃した。車両の製造元であるホープ自動車が出した結論は、「運送会社の整備不良」。納得できない運送会社社長・赤松徳郎は、真相を追及しようとする。赤松の前を塞ぐ大企業の論理。家族も周囲から孤立し、会社の経営も危機的状況に陥るが……!? 本作映画に出演の俳優・高川裕也さんによる朗読版！

*本書はフィクションであり、実在の場所・団体・個人等とは一切関係ありません。

大手自動車メーカーのエリート社員・君嶋隼人は、横浜工場の総務部長に左遷させられ、ラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。

 男たちの矜持が激突する感動のエンターテインメント巨編。第145回直木賞受賞作。 

 勝利を、信じろ。 

 抗争か、半グレの怨恨か――“史上最弱”!?の刑事が大活躍！ 甘糟達夫は「俺のこと、なめないでよね」が口ぐせのマル暴刑事だ。ある夜、多嘉原連合の構成員が撲殺されたという知らせが入る。 

ヤクザが支配する環境犯罪に囮捜査は功を奏すのか。

警察小説の新シリーズ始動！定年まであと10年の岩倉剛は、50歳になる誕生日の目前、捜査一課から所轄の南大田署に異動となる。その直後に管内で独居老人が殺される事件が発生。

警察職員二十六万人、それぞれに持ち場がある。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。Ｄ県警は最大の危機に瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。

君はもう懲戒免職だ――。突き付けられた最後通牒。それでも信念を貫けるか? 本部と所轄の狭間でもがく刑事を描く警察ミステリー 内藤剛志、絶賛! 「“今"の社会を色濃く反映させながら、地道に歩む

ゴールの瞬間まで目が離せない　ノンストップ駅伝小説！

「トップリーグ」とは、総理大臣や官房長官、与党幹部に食い込んだごく一部の記者を指す－－大和新聞の松岡は、入社１５年目にして政治部へ異動、官房長官番になり、またたく間にトップリーグ入りを果たした。

東京から父の郷里・ハヤブサ地区に移住した売れない作家の三馬太郎。田舎暮らしを楽しむはずが、地元の消防団入りした彼を待ち受けていたのは連続放火事件だった。

 著者会心の８編を収録した短編集、待望の文庫化！ 男と男のプライドをかけた熱い闘いが始まる！