城中の霜
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ナレーター:
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斉藤 範子
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著者:
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山本 周五郎
その作風は今なお古臭さを感じさせず、繊細に描かれた人の心の機微や人情に、思わず笑わされたり、胸を打たれたりする魅力に溢れています。
<あらすじ>
時は、安政六年十月七日の朝。 安政大獄と呼ばれた大疑獄が、まさに終段に入りつつある時のことだった。掃部頭井伊直弼によって、遠島の罪に決まっていたはずの橋本左内は、なぜか死罪となった————。
「左内ゆかりの者」と名乗り、左内の遺骸を引取りにやってきた者の中に一人の娘がいた。娘は福井藩士、喜多勘蔵の二女で香苗と言い、香苗は左内の三つ下のまた従兄妹で、幼なじみでもあった。
因幡守穆清に「従容として時世の詩を認め、静かな微笑さえ見せながら、帰するが如く」という左内の最期の様子を聞いた香苗は、自分のよく知っている筈の左内との姿に違和感を感じる……。
武士として死ぬこととは?本当の命を惜しむ武士の泪とは?橋本左内の死に際をめぐる物語。©2021 PanRolling
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