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あらすじ・解説

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人が人にさわる/ふれるとき、そこにはどんな交流が生まれるのか。
 

介助、子育て、教育、性愛、看取りなど、さまざまな関わりの場面で、コミュニケーションは単なる情報伝達の領域を超えて相互的に豊かに深まる。
 

ときに侵襲的、一方向的な「さわる」から、意志や衝動の確認、共鳴・信頼を生み出す沃野の通路となる「ふれる」へ。
 

相手を知るために伸ばされる手は、表面から内部へと浸透しつつ、相手との境界、自分の体の輪郭を曖昧にし、新たな関係を呼び覚ます。
 

目ではなく触覚が生み出す、人間同士の関係の創造的可能性を探る。

©伊藤 亜紗 (P)2020 Audible, Inc.

手の倫理に寄せられたリスナーの声

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  • 金子 修
  • 2021/03/24

さわるとふれる

ブラインドランナーの伴走の話は、実におもしろい。
触覚の奥深さをあらためて認識させられた。
ですます調の文章で、かなり難しく複雑な問題をやさしくわからせてくれる。
朗読も、内容との絶妙な距離感、記述の文章と語られた言葉の使い分けも、演じ過ぎず、突き放し過ぎずで、素晴らしい。