『何者』のカバーアート

何者

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何者

著者: 朝井 リョウ
ナレーター: 榎木 淳弥
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想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。

就活対策のため、拓人は同居人の光太郎や留学帰りの瑞月、理香らと集まるようになるが――。衝撃のラストが襲いかかる戦後最年少の直木賞受賞作。

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

©朝井リョウ/新潮社 (P)2022 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学
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Audible制作部より

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聴き進めながら「ああ、若者にありがちな部分をそれぞれの登場人物に出していっているのか」と思ってた。けれど最後あたりで気持ちよくバッサバッサ切られていく感じが心地よかった。そして、その最後があってよかった。人間は多面的で、その各面がそれぞれの人物に出てたんじゃないかなと感じた。

気持ち悪さから気持ち良さへ

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就活の厳しさを感じ取ることができました。友人との関係も実感できた様に思えました。

就活の厳しさ

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ナレーションの読み方は、良かったです。
でも、内容が、こんなもんかなぁーって感じでした。

まあまあ

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朝井リョウの『何者』のオーディオブックは、朗読のクオリティの高さが際立つ作品だった。声優の演技と朝井リョウの文体が絶妙にマッチし、物語が自然と頭に入ってくる。

本作は、就職活動を通して浮き彫りになる自意識や競争、そして人間関係の困難さを描いている。就活というイベントは、社会から一目置かれる「何者」かになりたいという幼い頃からの漠然とした願望との決別を象徴するものなのかもしれない。登場人物たちの就活に対する捉え方は悲観的に映るが、それは時代的な背景も影響しているのだろう。

また、ミステリ風の叙述トリックが巧みに仕掛けられている点も印象的だった。作中の展開を振り返ると、随所に伏線が張られており、構成の上手さが光る。こうした巧みな物語運びからも、朝井リョウ自身が就活で無双したのではないかと想像してしまう。

個人的に就活とは無縁の生活を送ってきたが、本作を通じてその空気感を疑似体験できたのが面白かった。オーディオブックならではの没入感も相まって、よりリアルに物語を楽しめる作品だった。

思っていたよりずっと面白い

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主人公は、所謂「意識高い系大学生」をひたすらにバカにしている
確かに、リカやタカヨシやギンジはちょっと痛い奴として描写され、読者も彼らをバカにしたくなる。

ところが物語が進んでいくと、主人公のパーソナリティだけが全然見えてこないことに違和感を持つ。ストーリーの軸に主人公だけが絡んでこない。傍観者視点、一歩引いて俯瞰してる俺イケてる、そんな主人公が気持ち悪く感じる。

自分がかっこ悪いって分かってても必死になってみっともなく行動しなきゃいけないときがあるって、その通りだと思う。
他人を腐してほくそ笑む暇があったら、みっともなくても前に進む人間になりたい。

人を腐すような何者かにはなってはいけない

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