エピソード

  • 第10回 天照大神(アマテラス)と養蚕と稲作
    2022/06/05

    養蚕の歴史は5000年前に遡るとされ、長江流域から稲作と共に日本にもたらされたと考えられています。天照大神がどのように養蚕に関係しているのか、また養蚕と稲作の関係について説明しています。

    西暦4世紀に中国で書かれた『捜神記』には養蚕と馬と女性の関係について書かれています。またギリシャ神話には豊穣の女神であるデメルと馬の関係についての神話があり、これがどのように類型化された神話として、日本神話、特に天照大神に関係した部分にも見られるのかを述べています。

    参考サイト

    養蚕
    https://bimikyushin.com/chapter_7/ref_07/kaiko.html

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    29 分
  • 第9回 素戔嗚(スサノオ)と粟
    2022/05/29

    日本神話から穀類の関係を読み解きます。粟(あわ)は米に先立って日本で作られていた穀物であると考えていますが、そのことを日本神話はどのように暗示しているのかをスサノオのくだりから解説します。

    スサノオは乱暴な神で、アマテラスの田を破壊したとされていますが、その意図はなんだったのでしょうか?

    「天つ罪」と「国つ罪」の違いからスサノオの犯した罪が、本当に罪深いものだったのかを再検証します。

    参考サイト

    粟と大嘗祭
    https://bimikyushin.com/chapter_8/ref_08/izumo.html

    養蚕
    https://bimikyushin.com/chapter_7/ref_07/kaiko.html


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    21 分
  • 第8回 もっちりから考える:日本人は本当にご飯が好きなのか?
    2022/05/22

    「もっちり」は日本人が好む、特殊な食感です。これはご飯にはっきり表れていて、日本人の好む米(ジャポニカ米)は粘りのあるもっちりとした食感になっています。ではなぜ日本人はこうした米を好んで食べるようになったのでしょうか?米消費量は年々減少しています。日本人は本当にご飯が好きなんでしょうか?こうした米にまつわる疑問を論じます。

    参考サイト

    もっちりへの考察
    https://bimikyushin.com/chapter_8/ref_08/mochi.html

    粟と大嘗祭
    https://bimikyushin.com/chapter_8/ref_08/izumo.html

    養蚕
    https://bimikyushin.com/chapter_7/ref_07/kaiko.html

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    28 分
  • 第7回 日本神話の酒、大嘗祭の酒
    2022/05/15

    放送内容
    神話には深い意味があります。日本神話に素戔嗚(スサノヲ)に関係した酒の記述から、その酒がどのようなものだったのか。また大嘗祭で用いられる酒(白酒、黒酒)がどのようなものだったのかを明らかにしています。

    参考サイト
    酒と大嘗祭
    https://bimikyushin.com/chapter_8/ref_08/sake.html

    渟浪田(ぬなた)
    https://bimikyushin.com/chapter_4/04_ref/nunata.html

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    23 分
  • 第6回 大嘗祭:米と粟(あわ)がもちいられるのはなぜか?
    2022/05/08

    大嘗祭は天皇が即位して最初に行う神嘗祭の時に一回だけ行われる儀式です。この大嘗祭は秘伝と口伝で構成された儀式となっています。この儀式では米と粟が並行してもちいられますが、これが何を意味するのかを説明しています。

    ・大嘗祭とは
    ・大嘗祭で行われる儀式
    ・神殿:悠紀殿と主基殿
    ・穀:米と粟
    ・布:繪服と麁服
    ・酒:白酒と黒酒

    参考サイト

    大嘗祭
    https://bimikyushin.com/chapter_8/ref_08/daijosai.html

    粟と大嘗祭
    https://bimikyushin.com/chapter_8/ref_08/izumo.html

    酒と大嘗祭
    https://bimikyushin.com/chapter_8/ref_08/sake.html

    布と大嘗祭①
    https://bimikyushin.com/chapter_8/ref_08/nuno_1.html

    布と大嘗祭②
    https://bimikyushin.com/chapter_8/ref_08/nuno_2.html

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    21 分
  • 第5回 有職故実:簪(かんざし)は天皇の料理番が発明した
    2022/05/08

    江戸時代に女性の装飾品として流行した簪(かんざし)を発案したのは、天皇の料理をそなえる役割を千年にわたって果たすことになる御厨子所預という役職を世襲してきた高橋家の29代目:高橋宗直です。料理における有職故実とは何か?料理儀礼における秘伝と口伝とは何かについて説明しています。

    ・料理における有職故実(ゆうそくこじつ)とは?
    ・料理の秘伝
    ・御厨子所預という役職
    ・大嘗祭

    参考サイト

    高橋朝臣
    https://bimikyushin.com/chapter_4/04_ref/takahashi.html

    高橋宗直
    https://bimikyushin.com/chapter_4/04_ref/takahashi_munenao.html

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    20 分
  • 第4回 千年以上にわたって天皇の料理をつくってきた高橋家
    2022/05/07

    内膳司(うちのかしわでのつかさ)の奉膳という役職を世襲してきた高橋朝臣は、磐鹿六雁命(いわやむつかりのみこと)を先祖にもち、太古から天皇の料理をつくってきた一族でした。またその後、武内宿祢を先祖にもつ紀朝臣高橋という一族も御厨子所(みずしどころ)の預という役職について、明治になるまで千年以上にわたり天皇の料理をつくってきました。

    このふたつの高橋の違いと、歴史的な位置づけ。また天皇の料理がどのように供えられたのかを説明します。

    参考サイト

    高橋朝臣
    https://bimikyushin.com/chapter_4/04_ref/takahashi.html

    紀朝臣高橋家と高橋朝臣濱島家の家系
    https://bimikyushin.com/chapter_4/04_ref/takahashi_tree.pdf


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    32 分
  • 第3回 割主烹従:日本料理ではなぜ切ることが偉いのか?
    2022/05/07

    日本料理で言う割主烹従とは、魚を切る事が主で、煮ることはその次であるという意味です。なぜ日本料理はそのような考え方と厨房組織になったのでしょうか?こうした料理のヒエラルキーは他の国には無い、日本だけの特有のスタイルです。なぜそうなってしまったのかの理由を解説します。

    参考サイト

    包丁人
    https://bimikyushin.com/chapter_4/04_ref/houcyo.html

    四条流
    https://bimikyushin.com/chapter_3/03_ref/shijyou.html


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    29 分