エピソード

  • 島らっきょう 収穫前にかれんな花咲かせる
    2025/12/11

    2025年12月11日(木)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    沖縄の人気食材として

    全国に広がる島らっきょう。

    収穫前にかれんな淡い紫色の花が咲きます。

    伊江島は島らっきょう生産で

    県内のおよそ8割を占め、

    2007年に県の拠点産地に認定されました。
    白い部分が長く、
    ふっくらと香りが高いのが特徴です。


    村西(そんにし)江上(えうえ)区の
    儀保巧(ぎぼたくみ)さん42歳の畑では、

    9月前半に植えた島らっきょうの畑で

    一面に花が咲き、

    村民や観光客の目を楽しませています。


    細長い茎の先に

    小さな花が傘のように広がります。

    花は満月に開花して新月ごろまで咲き、

    見ごろはわずか数週間ほどです。


    花が咲き終えると収穫の時期を迎え、

    儀保さんの畑では早いもので

    今月10日ごろから出荷を始めます。


    今年は例年に比べ気温が高く

    生育がゆっくりだということで、

    儀保さんは

    「意外に花が咲くことが知られていないが、

    花も見ごたえがある。

    丹精込めて作った島らっきょうを

    多くの人に味わってほしい」と

    笑顔で語りました。

    (了)

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    5 分
  • 豊見城市が瀬長島野球場の一部移設で集約型駐車場を整備する方針
    2025/12/10

    2025年12月10日(水)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    豊見城市は、観光地として人気が高い瀬長島で
    慢性的な駐車場不足と交通渋滞の解消に向け、

    県内で唯一、4面のグラウンドを有する

    瀬長島野球場の一部を移設し、

    集約型駐車場を整備する方針です。


    グラウンド4面のうち照明設備のない

    2面を移設し、駐車場として活用します。

    照明設備がある2面は暫定的に残しますが、

    将来的には移設する計画です。


    市はグラウンド4面の維持を前提に

    代替地を検討しており、

    今年度中の決定を目指していますが、

    状況によっては、
    次年度にずれ込む可能性も

    あるということで、

    現時点で瀬長島野球場が
    いつから2面のみの使用になるかや、

    駐車場の工事開始時期など詳細や日程は

    決まっていないということです。


    草野球などで人気のある瀬長島野球場が

    一定の期間、4面から2面の利用となることで、

    利用予約が取りづらくなるなど、

    運営に支障が生じる可能性がありますが、

    利用者への影響を考慮するため

    代替施設の利用なども視野に検討しており、

    担当者は「すでに野球場の予約が

    入っている分に支障はない。

    スピード感を持って取り組み、

    決定次第、野球関係者や利用者に対して

    丁寧に周知する」と話しました。

    (了)

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    5 分
  • 宮古製糖の2工場で今期の操業を開始
    2025/12/04

    2025年12月4日(木)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    県内最大のサトウキビ生産地、

    宮古島市の宮古製糖は1日、

    城辺と伊良部の2工場で

    今期の操業を開始しました。


    この日は、JAおきなわ伊江製糖工場でも

    操業が始まりました。

    2025年から26年期の
    宮古地区全体の生産量は
    前期よりおよそ3万4670トン少ない、

    およそ35万5170トンを見込んでいます。

    宮古製糖城辺工場は

    13万3606トンを見込んでおり、

    伊良部工場は6万1293トンの

    搬入を見込んでいます。


    伊良部工場では前期同様、
    収穫分の一部を

    城辺工場に搬入予定です。
    減産見込みについて城辺工場は、

    夏場の水不足の影響を要因に挙げており、

    担当者は「若干、茎長が短いが、

    11月中旬の調査では
    糖度は前年を上回っている。

    寒くなれば糖度も乗るので
    品質向上を期待したい」と話しました。


    2つの工場とも
    来年3月20日までの

    終了を目指します。


    宮古地区ではこの他、
    宮古製糖が指定管理者の

    多良間村製糖工場があす、

    沖縄製糖宮古工場が
    18日に操業開始の予定です。

    (了)

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    5 分
  • 伊平屋島にライスセンターが新たに完成
    2025/12/03

    2025年12月3日(水)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    県内有数の米どころ伊平屋村でこのほど、

    収穫した稲を脱穀し精米する

    ライスセンターが新たに完成しました。


    品質検査システムの導入や低温倉庫などを備え、

    コメの品質向上や精米の出荷量増加が

    期待されています。


    低温倉庫を整備したことで

    年間を通したコメの出荷も実現できます。

    新施設は生もみを1日およそ30トン

    荷受けできます。


    また、精米設備は、着色粒や異物などを

    高精度に除去できる光選別機を備えており、

    1時間あたり1・5トンの精米が可能です。


    自主検査設備では、玄米を精米した後に

    どの程度の重さの白米ができたかを示す

    歩留まりを自動判定できます。


    従来の施設は設置から44年が経過し

    老朽化が著しく、

    品質管理や効率的な運営が

    困難となっていました。


    村はJAおきなわに試運転を委託し、

    稼働に問題がなければ、

    来年3月議会に指定管理者として

    承認を求める上程を行う予定です。


    JAおきなわ伊平屋支店水稲生産部会の

    与那覇部会長は

    「繁忙期の大きな課題だった
    荷受け待ち時間が解消される。
    生産者ごとの歩留まりのデータを活用し、

    生産技術の向上に取り組める」と

    期待しました。

    (了)




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    6 分
  • 大宜味村や国頭村の海岸での海砂流出でウミガメ産卵危機
    2025/11/27

    2025年11月27日(木)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    大宜味村や国頭村の海岸で
    海砂の流出が進み、

    環境省のレッドリストで絶滅危惧種に

    指定されているタイマイやアオウミガメ、
    アカウミガメが産卵しても、

    波をかぶり卵が死滅するといった状況に

    なりつつあります。


    特に大宜味村喜如嘉の浜の

    海砂流出は深刻だということで、

    村内で30年以上、

    ウミガメの産卵調査をしてきた

    日本ウミガメ協議会会員の

    米須邦雄さんによりますと、

    大宜味村喜如嘉の浜は
    3種類のウミガメが産卵に訪れる

    県内唯一の場所だということですが、

    この20年間で海砂は著しく減少し、

    砂浜は1メートル以上

    低くなっているということです。


    米須さんは「産卵場所が波打ち際に近いと、

    波をかぶることになり、卵が水につかって

    呼吸ができず死滅する」と説明しました。


    喜如嘉の浜では、

    今年は産卵の確認はされておらず、

    「砂の流出と卵の死滅には関連性が

    あるのではないか」ということです。


    米須さんは、やんばるの豊かな自然を

    守ろうといった際に海の生き物は

    無視されていないかと不安を示し

    「ヤンバルクイナやノグチゲラを

    守ろうというくらいの同じ気持ちを

    ウミガメにも向けてほしい。

    山と川、海も一体となって

    やんばるの豊かな自然を守っていくべき」と
    強調しました。


    (了)

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    6 分
  • 第4回新作組踊戯曲大賞に西岡敏沖縄国際大学教授の 「命の文」
    2025/11/26

    2025年11月26日(水)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    国立劇場おきなわは19日

    第4回新作組踊戯曲大賞の入賞作品を発表し、
    大賞に西岡敏沖縄国際大学教授の

    「命の文」が選ばれました。


    奨励賞には琉球古典音楽安冨祖流絃聲会師範の

    大城貴幸さんの「唐のくぐつ」が選ばれました。
    上演の時期は今後発表されます。


    「命の文」は「琉球処分」の時代を舞台に、

    琉球救国運動の志士と彼を助けるじゅりの

    活躍を描いた作品です。

    選考では「独創性にあふれ史実と

    フィクションを巧みに融合させた

    意欲的な作品」と評価されました。


    西岡さんは、ラジオ沖縄の

    「方言ニュース」キャスターを長年務めた

    伊狩典子さんから教わった
    うちなーぐちの、ことわざと
    琉球大学名誉教授の西里喜行さんの研究が

    「作品の大きなバックボーンになった」と感謝し、

    「4回目の挑戦で大賞を頂き非常に光栄だ。

    今回で8作目の組踊になるが、

    今後も頑張っていきたい」と話しました。


    表彰式は来月12月13日午後4時15分から
    国立劇場おきなわ小劇場で開催されます。

    次回の公募は2027年度を予定しています。


    (了)

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    5 分
  • フクギの実を原料にしたジャムが商品化
    2025/11/20

    2025年11月20日(木)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    渡名喜まちづくり推進協議会はこのほど、

    フクギの実を原料にしたジャムを開発し、

    商品化しました。


    フクギは渡名喜村の村木で、

    「福木が文字通り福をもたらしてくれる」と

    村民に喜びが広がっています。


    民家、集落を囲むのが防風、防潮林のフクギで、

    うれた大量の実は落下して異臭を放ち、

    清掃は悩みの種でした。


    2年前に結成した協議会では、

    その有効活用による特産品などの

    開発に取り組み、

    村地域おこし協力隊がバックアップしました。


    可能性に視野が開けたのは、

    NPO法人沖縄有用植物研究会との連携で、
    先月その指導の下、作業工程を念入りに

    点検しながらジャムを完成させました。


    上原雅志会長は「独特の風味がある。

    黄金色も魅力的」と自信満々で、

    「嫌われ物の実が特産品に生まれ変わった」と

    口調を弾ませました。


    「福木の実ジャム」は瓶詰めで、

    あすから、那覇市の奥武山セルラーパークで

    開催される離島フェアでは、ふくぎの実ジャム、
    もちきびクラフトビール、もちきび焼酎、

    これも新開発のグルクンの一夜干しと合わせ、
    希望と情熱を詰めた「渡名喜名産4点セット」として
    県内外にアピールすることにしています。

    (了)

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    6 分
  • ペリリュー島の県戦没者慰霊碑「沖縄の塔」を修復
    2025/11/19

    2025年11月19日(水)


    琉球新報の記事の中から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    戦後にパラオから沖縄へ引き揚げてきた人や

    遺族らでつくる沖縄パラオ友の会は、

    西太平洋のパラオ・ペリリュー島にある

    県戦没者の慰霊碑「沖縄の塔」を
    修復しました。10月15日に完成しました。


    長年の風雨にさらされ、

    亀裂が入るなど損傷していました。

    多くの関係者から

    寄付が寄せられたということです。


    友の会は修復状況の確認なども兼ねて、

    12月10日から4泊5日で
    パラオへの慰霊の旅を実施します。


    太平洋戦争の激戦地ペリリュー島では

    日本軍がアメリカ軍上陸前に
    住民を島から退避させ、

    軍人軍属が犠牲になりました。


    慰霊碑の修復に当たっては、

    ペリリュー州知事の認可を得て

    工事を開始しました。


    アメリカ軍施設の工事に重なったため

    空港を使えず、物資を船で
    パラオ・コロールから運び込みました。


    現地に住む県系3世が協力したほか、

    戦争体験者の家族などから
    多額の寄付もあったということです。


    沖縄パラオ友の会の田仲順一会長は

    「皆様の支援のおかげで無事の修復を完了できた。

    私も次世代に継承すべく、最後の奉仕として

    全力を尽くした」と感謝しました。


    田仲さんは12月の墓参にも参加予定で、

    州知事にも感謝を伝えたいということです。


    (了)

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    6 分