私とは何か――「個人」から「分人」へ
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ナレーター:
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椎名 ライカ
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著者:
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平野 啓一郎
このコンテンツについて
嫌いな自分を肯定するには? 自分らしさはどう生まれるのか? 他者との距離をいかに取るか? 恋愛・職場・家族……人間関係に悩むすべての人へ。小説と格闘する中で生まれた、目からウロコの人間観!©Keiichiro Hirano/Cork (P)2022 Audible, Inc.
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問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
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読んでよかった
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ナレーションは、くっきりはっきりしていて、内容がよく伝わってきてよかったです。
もやもやがすっきり
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
著者の小説は読んだことがないですが、読んでみたくなりました。
生きることが楽になる
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
最高の一冊
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
答えがここにあった!
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
自己を愛すること
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
個人、という言葉が明治以前には無かったということに驚いた。ただ、キリスト教の唯一神に結びつけるのには違和感があった。
日にちを置いてからも時々この分人主義について考えるので結構 影響を受けていたことに驚く。評価も上げておいた。
自分を肯定できるかも
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大概そういう話しをする時、される時それはネガティヴな印象をもって語られることが多い。それはアイツは本来暗いのに、外で無理に明るく振る舞っているとか、本来の性格では無いのに無理に自らの性格を捻じ曲げているから滑稽だ。というニュアンスが含まれているように思う。しかし、本来の自分とはなんだろうか。赤ちゃんの時の自分が本来の自分なのか?幼稚園児の自分が本来の自分?小学校の時が?中学?高校?大学?社会人?
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わかりやすかった
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。