『偶然性・アイロニー・連帯: リベラル・ユートピアの可能性』のカバーアート

偶然性・アイロニー・連帯: リベラル・ユートピアの可能性

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偶然性・アイロニー・連帯: リベラル・ユートピアの可能性

著者: リチャード ローティ (著), 齋藤 純一 (翻訳), 山岡 龍一 (翻訳), 大川 正彦 (翻訳)
ナレーター: 辻井 健吾
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このコンテンツについて

人間の連帯は,真理の哲学的な探求によって可能となるものではない.他者への残酷さに対する感性を想像力によって拡張することで達成されるべき,目標なのだ.20世紀後半を代表する哲学者が,ありうべき社会はいかに構想されるかという課題に,永遠なる自由の実現というリベラル・ユートピアの可能性を提示する.

CONTINGENCY, IRONY, AND SOLIDARITY

by Richard Rorty

Copyright © 1989 by Cambridge University Press

First published 1989
by Cambridge University Press, Cambridge.

First Japanese edition published 2000,
this e-book edition published 2023
by Iwanami Shoten, Publishers, Tokyo
by arrangement with
Cambridge University Press, Cambridge.©- (P)2024 Audible, Inc.
哲学
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ローティは自身がいうような詩人であり、思想や文学史を読み替える。その選定は洗練され美しい。ただし1つの文がとても長いので、日本語の場合では文末まで否定なのか肯定なのかわからないためにわかりづらいと感じるかもしれない。

個人的には文学作品が道徳観の提示や押し付けから逃れられるかは興味深い。

古代から現代までの思想を独自の論理で表現するのは圧巻である。言語も何もかも偶然に過ぎないし、偶然に左右されるだけにすぎないのに、数々の思想家等はそこに何らかの意味付けをしようとしてきた。

しかしそれは、ある種の“詩”としては人類にとってとても価値がある。たとえそれがこれまでの理論の読み替えや言い換えにすぎないとしても。たまたまそうであった全てに対して、強引な意味付けをして全体主義やテロリズムなどに陥ることもできるのが怖い。その具体的な事例は歴史上にたくさんある。

だから、すべてをある種の“詩”と見なすべきである。この相対化の態度がアイロニーだ。こうした人々の連帯によって社会が再構成されていくべきである、とローティは述べているわけである。

圧倒的な我田引水!?

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