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「正しい戦争」は本当にあるのか

(講談社+α新書)

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「正しい戦争」は本当にあるのか

著者: 藤原 帰一
ナレーター: 岩見 聖次
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「ぼくは抽象論が嫌いなんです」ーーそう宣言して、「戦争と平和」を論じた名著を、新書版として再刊。
経済のグローバル化が進み、世界中のサプライチェーンがつながったことで、国家間の大規模な戦争が「不合理なものになった」と思われていたいま、なぜロシアは侵略を開始したのか。
独裁的な指導者ひとりの個性や、権力への渇望だけでは説明できない戦争の深層を、日本最上の知性が洞察する。
その磨き抜かれた言葉は、読む者を突き刺し、認識を一変させる力に満ちている。

「〈力〉から〈民族〉へ、〈民族〉から〈デモクラシー〉へという流れが、まさに新しい対立を作っている」
「政治でも経済でも、お金持ちのグローバリズム、貧乏人のナショナリズム」
「東西の緊張が高まるとヨーロッパは戦場になる」
「米ソが同じ側にいるってことは、地域紛争に大兵力を駆使できるってことです」
「核は使えない兵器ではなく、大規模な兵器に過ぎません」
「冷戦が終わったことじゃなくて、こういう終わり方をしたことがあとあと尾を引いた」
「小規模で短期の戦争を伴うと、戦争という行動は合理的なんだというふうに考えられちゃう」
「自由主義っていうのはヘタをすれば戦争抑制どころか、これまで以上に強い軍隊を生み出した」
「自分たちが侵略されてもいないときの軍事行動は、単純に侵略戦争以外のなにものでもない」
「平和はお題目じゃない。必要なのは祈る平和じゃなくて、作る平和です」©藤原 帰一 (P)2022 Audible, Inc.
政治・政府 政治学

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藤原氏とインタビュアーの問答を文字起こしした内容だが、ナレーションの声色に使い分けがないため、どちらが話しているのか良くわからない。

語られている内容自体は、独裁国家だからと言って戦争で倒せば良いという単純な考えは避けるべきという主張や、平和というものは軍事という現実もみながら、祈るだけでなく不断の働きかけにより維持するものであるという主張、日本の平和憲法、日米安保という一見相反する存在は、諸外国から見れば日本の軍事暴走への歯止めであり、国内で左派右派が自分達の思いを都合よく託しているだけという指摘など、納得の行く点が多かった。

ただ、我々に取って最重要課題である東アジアの情勢に関しては、緊張緩和を図る試みがあまりの楽観論に傾き、今日の中国や北朝鮮の脅威を招いたようにも思われる。

戦争という最終手段回避の努力は続けながらも、独裁国家に大して単に宥和主義を採れば良いという訳でもないことを認識すべきだろう。

ナレーションが微妙

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タメになりました。結局、私みたいな平民がどう足掻いても、自分が“コマ”にならないトップの下では、平和を願っても何もできない、ということがよくわかりました。

戦争はなくならないということですね

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

歴史認識というのは歴史学者もとい人の数だけある。とはいえお手上げで自分の認識だけで生きていたら理解できない情勢も多い。個人的には重要そうな国の国としての歴史認識は知っておくべきだと考える。特に西と東の関係はまだまだ現在進行形、ロシアや中国の立ち位置は地政学的にも面白い話題だ。
池上彰とは違う解像度の話でとてもエキサイティングな内容。

大戦以降の歴史認識を改めた

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