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母を捨てる

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母を捨てる

著者: 菅野 久美子
ナレーター: 白妙 あゆみ
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このコンテンツについて

虐待、いじめ、家庭内暴力、無理心中未遂
毒母との38 年の愛憎を描いた壮絶ノンフィクション

私は何度も何度も、母に殺された――。 
私の頭には、いつも母があった。
しかし、母と縁を切ってからは、自由になれた。

ノンフィクション作家である著者は、かつて実の母から虐待を受けていた。

教育虐待、折檻、無理心中未遂 。肉体的、精神的ネグレクトなど、あらゆる虐待を受けながら、母を殺したいほど憎むと同時に、ずっと「母に認めてもらいたい」という呪縛に囚われてきた。

その呪いは大人になってからも著者を縛り、ノンフィクション作家となって孤独死の現場を取材するようになったのも、子どもの頃の母の虐待が根源にあることに気づく。

そこで見たのは、自信と同じように親に苦しめられた人たちの“生きづらさの痕跡”だった 。

虐待サバイバーの著者が、親の呪縛から逃れるため、人生を賭けて「母を捨てる」までの軌跡を描いた壮絶ノンフィクション。©2024 菅野 久美子 (P)-
作家 芸術・文学

Audible制作部より

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私の父は私たち兄弟姉妹に暴言暴力を振るって社会人になった途端『立派に育てた父親』を自負し自慢して早40年。うちの母は父の暴力から強迫性障害になり、この筆者の母同様、娘である私たちに母性と母親の愛を求めてきて思い通りにならないと切れて無視して離れ、また娘たちに擦り寄ること同じく40年。筆者に似た点が多く当時の虚しさと今さら擦り寄られる気持ち悪さは正しかったんだと腑に落ちた。
最後のエピローグ(まとめ)を聴きながら『あぁ、私の両親も謝罪も感謝もなくこの世を去る。でもその前に介護で向かい合えるか?私にもそんな力は残っていない。』と気付きました。また世の中同じ気持ちの人が沢山いて1人ではないんだと安心もした。
 この本の大半が体験記で医学視点の補助や解説が間に無いため暴言暴力・ゆがんだ教育に共感できる私でも聞き続けるには長過ぎるなと2倍速に変えた。難しい人には全試聴は難しいかも。
当時の詳細な感情を聞けたり、年老いた毒親の請け負い業者の存在を知れたのは心が救われた。

子供の首を絞めた母は本当にそれが記憶にないのか?いじめも虐待も加害者側は本当に恐ろしく都合が良い生き物。

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他の方の感想でもありましたが、なかなかホラーでした…大人になって客観的に自分の境遇を見れたとしても、逃れることの難しい“呪縛”って…お母さんのこと弟さんはどう思ってたんだろ…“愛されてた”側のきょうだいって無自覚なのかな??その辺も知りたいなーと。
しかし、ご本人も書かれていましたが、お母さんから授かった“最大の武器”文章作成が本当に冴え渡ってます!まるで、作られた創作の小説のようにワクワク?続きが気になって一気聴き!そして、聴後は、子どもたちにもっと愛を示さなきゃな(もう遅いか?)と思いました!サバイバーの方もそうでない方も必聴かと!

事実は小説より…ホラー!

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筆者に
「ありがとう」
の言葉を伝えたい

身体を覆い尽くす
罪悪感に苦しむ私を
抱きしめてくれて、
ありがとうございました

自分を許す事から始めたい

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最初から、「これ本当の話」?と言う疑念というか、信じられない気持ちでいっぱいでした。
虐待というか、このお母さんは明らかに精神異常だと思います。
もっと早く、何とかならなかったのでしょうか?
本来はお父さんがもっとしっかりしていなければならないと思うのですが、こういう家庭においては、往々にして父親は知らんぷりをするらしいです。
読み進めているうちに、これは虐待を通り越して母親の精神が完全に崩壊していると言う感じが否めませんでした。
母親が包丁を持って追いかけるあたりはキューブリックの「シャイニング」を連想させました。
いずれにしても、この母は異常です。
もっと早く警察なり、社会福祉事務所の助けが必要だと思いました。

これはホラー小説?

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私の親も、親の愛を乞う人だったと気付かされました。親のために勉強した。この言葉を堂々と70を過ぎても言える私の父は可哀想な人なのだと思います。死ぬまでに、自分と向き合うことはできるのだろうか。そこは私の知る由もないことですが、残された大切な人生を、お互い生きてゆくだけです。

親の愛を受けられなくても生きていく

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