『死ねばいいのに』のカバーアート

死ねばいいのに

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死ねばいいのに

著者: 京極 夏彦
ナレーター: 池添 朋文
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死んだ女のことを教えてくれないか。三箇月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。突如現れた無礼な男が、彼女のことを私に尋ねる。私は彼女の何を知っていたというのだろう。交わらない会話の先に浮かび上がるのは、人とは思えぬほどの心の昏(くら)がり。極上のベストセラー。(講談社文庫)


嘘を重ねるほどに、真実に近づいていく。京極夏彦が紡ぐ究極の謎(ミステリー)
「王様のブランチ」「ダ・ヴィンチ」などで絶賛! 極上のベストセラー!!

死んだ女のことを教えてくれないか。三箇月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。突如現れた無礼な男が、彼女のことを私に尋ねる。私は彼女の何を知っていたというのだろう。交わらない会話の先に浮かび上がるのは、人とは思えぬほどの心の昏(くら)がり。極上のベストセラー。

©2012 Natsuhiko Kyogoku (P)2026 Audible, Inc.
ミステリー
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Audible制作部より

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最も関連性の高い
こういう物語構成好きだな〜〜〜
いくつか聞いたところでオチはわかるがどうそこまで持っていくんだろうというワクワクがたまらなかった

この人は何なのだろうと思いながらあっという間に聴き終える良作

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

進んでるような、進んでないような、結局なんだったんだよ、、、っていう気持ち悪さがたまらないですね。
ナレーションの方の雰囲気も良かったです。得体の知れない気持ち悪さが続いていて、私は好きです。ただ、人におすすめしづらいです(笑)

京極さんの本が、今後オーディブルで楽しめるの、ありがたいです。

気持ち悪いわぁ…(褒めてます)

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このタイトルを見たとき、私は誰かが社会や他人への不満や愚痴を延々と語るような作品なのだろうと想像した。
その予想は、ある意味では当たっていた。

物語は、一人の女性が殺害され、その女性の知り合いと名乗る男、渡来健也が彼女と関わりのあった人物を訪ね歩くことで進行していく。
登場する相手は、派遣先の元上司、彼女の隣人、愛人関係にあったヤクザ、彼女の母親、警察官、そして弁護士。
この作品は健也と彼らとの会話を中心に物語が進行していく。
派手なアクションや複雑なトリックではなく、ひたすら会話だけで読者を引き込む構成は非常に印象的であった。

健也という人物は、とにかく腹立たしい。

彼は「俺、馬鹿だから」という言葉を何度も口にし、それを免罪符のように使いながら、誰に対しても遠慮なく本質を突く質問を浴びせていく。
本人に挑発する意図はないように見えるからこそ始末が悪い。
現実にこんな人物がいたら、誰とでも喧嘩になるだろうし、読んでいてストレスを感じる人も少なくないと思う。

しかし、その質問は決して的外れではない。

健也は相手が隠そうとしている矛盾や偽善を容赦なく暴いていく。
登場人物たちは皆、「そんなことをお前にだけは言われたくない」と感じていたはずだ。
それでも彼との会話の中で、建前を脱ぎ捨て、自分でも認めたくなかった本音をつい口にしてしまう。
タイトルの「死ねばいいのに」はそんな彼らの本音を聞いた後に出る健也の最終兵器なのだ
健也は相手を救おうとしているわけではない。
しかし、結果として本音を吐き出させることで、相手は少しだけ自分自身と向き合うことになるのである。
その結果、彼と語り合ったものは怒りや反発だけではなく、どこか憑き物が落ちたような清々しさも残ったのではないかと感じた。

終盤のある告白により、それまでの会話一つひとつが別の意味を帯び始めていく。

また、「俺、馬鹿だから」という口癖も非常に興味深かった。
私は『呪術廻戦』で夏油傑が「この枕詞使う奴で本当に馬鹿だった人間はじめてみたわ」と高場史彦との漫才のネタ中のセリフを思い出していた。
実際にその通りだ。「俺馬鹿だから」というような枕詞を使う人間は、自分を本当に馬鹿だと思っているわけではない。
相手を油断させたり、自分の発言を柔らかく見せたりするための一種の処世術として使っている場合が多い。

健也も決して馬鹿ではない。
むしろ人間の本質を見抜く洞察力は非常に鋭い。
何が問題なのかを理解し、それを最も痛い形で相手に突きつけることができる人物である。
だからこそ彼は嫌われ、だからこそ相手は反論できない。

この作品は殺人事件を描いたミステリーではあるが、本当のテーマは事件そのものではなく、
人はなぜ嘘をつくのか。
なぜ自分を正当化するのか。
そして、他人に本音を見抜かれたとき、人はどう変わるのかだと私は感じた。

読み終えたあと、「健也のような人間とは絶対に関わりたくない」と思う一方で、
「あの男だからこそ聞き出せた本音があった」とも感じた。

不快感と爽快感が同居する、非常に異色で印象深い会話劇だった。

異質の会話劇

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ナレーターの池添さんの声が好きなので聴きました。

人間とか世間とか幸不幸とかいろんなことを考えさせられました。
幸せとはとか不幸とはとか
価値観とか生き方とか
なんか深かったです。


初京極作品

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京極さんの、小難しい文も、言葉も、ナレーションがいいと、こんなにも楽しめるんだ!と感動してます。
お話の面白さを、充分味わえました

ナレーションが素晴らしい

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