どこの家にも怖いものはいる
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ナレーター:
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肘岡 拓朗
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著者:
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三津田 信三
ホラーミステリの名手・三津田信三が贈る、最凶の「幽霊屋敷」怪談!©2017 Shinzo Mitsuda Published in Japan by CHUOKORON-SHINSHA. INC. (P)2026 MEDIA DO Co.,Ltd.
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・時代背景の違う怪談が5つ楽しめる。
・どの話もボリュームがあり、ありきたりな内容でもなくちゃんと面白かった。
気になった点
・出所が異なる怪談という設定だが、文章の癖などから同じ人が書いてる感が強くて怖さ半減。
・1話~4話まで正体不明の怪異として終わっているのが、5話目で正体が明かされるものと期待していたのが、思っていたのと違ってちょっともやもや。
・主人公達の会話(考察や近況報告)が興ざめする。主人公達は初っ端からえらく怯えていて、正直読んでる側からすると「なんで?」ってなった。全て読者に考察させるスタイルにしたほうが怖かったかも。
1つ1つの怪談は面白い
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ナレーションは独特で良い。
登場人物が怪異の繋がりにすぐ気付いたり、気づかなかったりするので、勘が鈍いのか鋭いのか判然とせずイライラするところが多い。
面白くないことはない
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だが、話はとても面白い。昨今のモキュメンタリーのはしりだと思う。
ただナレーションの声がちょっと独特な、アニメの嫌味なキャラみたいな感じだったのが合わなかった。。もうちょっと感情なく淡々とした声が良かった。
モキュメンタリーのはしり
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一般にはモキュメンタリーに含まれるようだが、人気を博した「近畿地方の‥」とは異なり、類似性がある前提でストーリーが進むため、安心?して聴ける。
それぞれの怪異譚も一定の怖さがあり、それもまた楽しめる。
怪異譚に挟まれる作家と編集者との会話も個人的には好みなので楽しめた。
ただ、出処の異なる怪異譚が全て小説風で長さも同程度、と言うのが興醒めだった。
いつも思うのだが、個人が書いた日記って、出来事の他に、他人と交わした会話まで克明に記録するものだろうか?
それはともかく
そもそも、これらの怪異譚は編集者が類似性がある、という前提で集めてきたものという設定だ。
怪談なんてものは探せばいくらでも似たようなものがある。
だから類似性を念頭に探せば、いくらでも見つかるものなのである。
これが、興醒めの二つ目。
さらに、なんだか明らかな類似性が各話で示されているが、昨今の怪談ブームを全力で楽しんでいる身としては、あからさますぎて、興醒めしてしまう。
いや、真っ先に思いつく点があるでしょう!
と言う感じで結論から言えばそれが正解だった。
刊行年からすれば、いまほどモキュメンタリーが盛んではなかったはずなので、刊行当時に読めば、さぞワクワクしただろうと思う。
最終章で謎解き、と言うかストーリー付けが行われる。
殺人事件などと違って、ほぼ妄想レベルだが、それなりの妥当性があり楽しめた。
ただ、二点だけどうしてもツッコミたいところが残った。
ネタバレになるので書かないが、その辺りに言及してもらえれば、もう少し面白かったろう。
ラストシーンも昨今のものとくらべれば平穏だ。それも不満点に挙げられる。
全体で言えば、昔ながらの小説に馴染みがあり、かつ昨今の怪談ブームに今ひとつ乗り切れていない方にお勧めの作品だ。
ナレーションは特に問題ない。的確に読み上げてくれている。
それは類似性ではなく類型では?
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続編やほかの三津田信三作品の追加にも期待です
待望の三津田作品
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