『未完の天才 南方熊楠』のカバーアート

未完の天才 南方熊楠

(講談社現代新書)

プレビューの再生

Audibleプレミアムプラン30日間無料体験

プレミアムプランを無料で試す
オーディオブック・ポッドキャスト・オリジナル作品など数十万以上の対象作品が聴き放題。
オーディオブックをお得な会員価格で購入できます。
30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

未完の天才 南方熊楠

著者: 志村 真幸
ナレーター: 佐田 直啓
プレミアムプランを無料で試す

30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

¥3,000 で購入

¥3,000 で購入

なぜ熊楠は完成を嫌ったのか? 驚くべき才能を多方面に発揮しながら、 その仕事のほとんどが未完に終わった南方熊楠。 最新の研究成果や新発見資料をとりあげながら、 熊楠の生涯を辿り、 その「天才性」と「未完性」の謎に迫る! <熊楠をめぐる13の謎> ・十数年前にとったノートの内容をそらで思い出せる記憶力 ・51篇も論考を発表していた「ネイチャー」への投稿を中止 ・渡英後、熱中していた植物学の研究を停止 ・大英博物館に迎えられてから、何をしていたのか ・語学の天才・熊楠の勉強法とは? ・「エコロジーの先駆者」だが、数年でフェードアウト ・なぜ「希少な生物」だけでなく「ありふれた植物」も守ろうとしたのか ・「人類史上、もっとも文字を書いた男」と呼ばれる理由 ・どうして一度も定職に就かなかったのか ・ともに民俗学の礎を築いた柳田国男と喧嘩別れ ・変形菌(粘菌)の新種は発表したが、キノコの新種は未発表 ・なぜ夢の研究を長年続けたのか ・集大成となるような本を、どうして出版しなかったのか©志村 真幸 (P)2023 Audible, Inc. プロフェッショナル・学問 科学・テクノロジー

こちらもおすすめ

『読み書きの日本史』のカバーアート
読み書きの日本史 著者: 八鍬 友広
『World Music』のカバーアート
World Music 著者: Philip V. Bohlman
『忘れられた日本人』のカバーアート
忘れられた日本人 著者: 宮本 常一
『Fundamental Spanish』のカバーアート
Fundamental Spanish 著者: The Superpolyglotbros
『Measure for Measure: The Arkangel Shakespeare』のカバーアート
Measure for Measure: The Arkangel Shakespeare 著者: William Shakespeare
『われは熊楠』のカバーアート
われは熊楠 著者: 岩井 圭也
『King Lear』のカバーアート
King Lear 著者: William Shakespeare
『Time for Socialism』のカバーアート
Time for Socialism 著者: Thomas Piketty
『こども風土記』のカバーアート
こども風土記 著者: 柳田 国男
『小さき者の声』のカバーアート
小さき者の声 著者: 柳田 国男
『死者の書』のカバーアート
死者の書 著者: 折口 信夫
『関東大震災 その100年の呪縛』のカバーアート
関東大震災 その100年の呪縛 著者: 畑中 章宏
『世界史とは何か 「歴史実践」のために』のカバーアート
世界史とは何か 「歴史実践」のために 著者: 小川 幸司
『木綿以前の事』のカバーアート
木綿以前の事 著者: 柳田 国男
『占領期カラー写真を読む: オキュパイド・ジャパンの色』のカバーアート
占領期カラー写真を読む: オキュパイド・ジャパンの色 著者: 佐藤 洋一, 、その他
『南方的要素』のカバーアート
南方的要素 著者: 吉本 隆明
『古事記(日本の古典をよむ 1)原文+現代語訳』のカバーアート
古事記(日本の古典をよむ 1)原文+現代語訳 著者: 山口 佳紀, 、その他
『Biochemistry』のカバーアート
Biochemistry 著者: Mark Lorch
『牧野富太郎 自叙伝』のカバーアート
牧野富太郎 自叙伝 著者: 牧野 富太郎
『天皇はなぜ紙幣に描かれないのか 教科書が教えてくれない日本史の謎30』のカバーアート
天皇はなぜ紙幣に描かれないのか 教科書が教えてくれない日本史の謎30 著者: 三上 喜孝
『アメリカ合衆国憲法』のカバーアート
アメリカ合衆国憲法 著者: 佐々木健, 、その他
『初めて語られた科学と生命と言語の秘密』のカバーアート
初めて語られた科学と生命と言語の秘密 著者: 松岡 正剛, 、その他
『まちがえる脳』のカバーアート
まちがえる脳 著者: 櫻井 芳雄
『驚きの「リアル進化論」』のカバーアート
驚きの「リアル進化論」 著者: 池田 清彦
『名著の予知能力』のカバーアート
名著の予知能力 著者: 秋満 吉彦
『“個”の誕生―キリスト教教理をつくった人びと』のカバーアート
“個”の誕生―キリスト教教理をつくった人びと 著者: 坂口 ふみ
『生きづらい明治社会――不安と競争の時代』のカバーアート
生きづらい明治社会――不安と競争の時代 著者: 松沢 裕作
『善の研究』のカバーアート
善の研究 著者: 西田 幾多郎
adbl_web_anon_alc_button_suppression_t1

Audible制作部より

「ONLY FROM audible」とは、Audibleのみが提供・販売するデジタル音声作品です(オリジナル作品や、独自ナレーション作品等)。
すべて表示
最も関連性の高い
熊楠のつかみにくさと豊かさの両方が概観できるありがたい一冊でした。同時代の牧野富太郎や柳田國男との交流(&うまくいかなさ)エピソードもおもしろかったです。
熊楠が朝ドラかマンガの主人公になる日も近い気がします

能力的にも金銭的にもこんなふうに自由に学問できたら最高だろうなぁ

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

学問に終わりがないと云うラストに頷けます。人見知りだけど見栄っ張りであったらしい人物像は初めて知りました。

南方熊楠の印象何変わった

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

神社林の保護の重要性にはやくに気付いていたという点が素晴らしいと感じた。
身の回りの自然に興味をもって関わることで得た視座なのだろうか。

熊楠の視点

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

本書を聴いた一番の感想としては、南方熊楠をどこまで知っていて、何を知りたいのかによって気にいるかどうかが分かれるだろう、と言うことだった。自分としては、博覧強記で昭和天皇に標本をお見せしたことを知っていて、ロンドン時代の生活が描かれたミステリーを読んだぐらいだったので、熊楠の関心領域を知ることができて、とても面白かった。

特に人物交流は興味深い。先に紹介したミステリーでも孫文と邂逅していることを知って驚いたのだが、牧野富太郎、柳田國男まで登場するとは。

神社合祀のことや、比較民俗学の論考についてもほぼ初耳であり興味深く聴くことができた。

ただ、著者の熊楠愛が強すぎるのか、あるいは立場上やむを得ないのか、熊楠の行動、思考の全てを「良いように」解釈しすぎである。それはちょっと言い過ぎだろう、と言う点と話が飛躍しすぎる点が散見される。

かと思うと「愛」というオブラートに包んだいらだちというか批判(らしきもの)が見え隠れする。それがまた本書記述の一貫性を欠いている印象を受けることにつながっている。

どちらかに統一するか、熊楠の関心領域と人物相関とを客観的に紹介してもらった方が良かった。


さてここからは本書を聴いた上での「南方熊楠」への感想である。

どう聴いても「熱しやすく冷めやすいちょっと意固地でプライド高い研究オタク」にしか見えなかった。
そして「巨大なデータベース」でもある。データベースに関しては本書後半で著者も触れてはいるが、そんな人物がもてはやされたのは、当時に巨大なデータベースがなかったからではないのか。

巨大なデータベースはいつの時代でもありがたがられるものである。Wikipediaの使われ方を見れば納得していただけるだろう。
そして熊楠が各研究領域で結論を出さなかった理由もこれでわかる。
「データベースは結論を出せない」のである。

一部の人にしか通用しない冗談はさておき、本書は「未完」を切り口として熊楠とその研究を紹介している。
これにもちょっとだけ言いたいことがある。
全ての研究に完成は無いのである。中世の哲学者たちじゃあるまいし、何かがわかれば全てが理解できる、などということは存在しない。

論文書けば完成では無いのである。

とは言え、本書からもらった知的興奮は楽しいものだった。
かなりバイアスがかかっていることを意識しながら聴いていただくと良いだろう。

ナレーションもとても聴きやすい。一部に漢字の読み間違いらしきものがあった(従弟は「じゅうてい」ではなく「いとこ」で良いと思う)が、目くじらを立てるほどではあるまい。

止まらない熊楠愛といらだち

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。