『有難う』のカバーアート

有難う

掌の小説

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有難う

著者: 川端 康成
ナレーター: 松宮 森乃
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定期乗合自動車に乗って、母親は町へ娘を売りに行くのである――【7分で味わう文豪の世界】 品格、叙情、エゴ、真情、変態性、エロス、醜、美・・・巨星「川端康成」のあらゆる要素が凝縮された「掌の小説」。40年余の歳月をかけて滴り落ちた掌編をあつめた、文豪の半生ともいうべき122編のうちの1編です。川端康成の本質と深く関わる濃密な時間を、じっくりとご堪能ください。   監督/吉田純子・編集/三好達也_林岳史(C) ことのは出版 アジア 世界文学 大衆小説 文芸小説
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川端作品には身売りをした少女のその後(奉公人、芸者、旅芸人、遊郭等々)のお話がありますが、これはまさに親の手を離れて身売りに向かう場面と思われます。
運転手の機転で一時的に免れますが、「暖かくなったらまた売りにいかなければ」と言う母親の言葉が恐ろしく、この時代の理不尽さを感じ、運転手も読者も(きっと少女も)無力感に襲われます。
重いテーマを「有難う」というオブラートで包んだ理由が気になります。

暖かくなったら

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