『世界99 下』のカバーアート

世界99 下

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世界99 下

著者: 村田 沙耶香
ナレーター: 大森 ゆき
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10月19日まで。※適用条件あり
小説というものの輪郭が、いわば地球を覗く窓の形が、本書によりまた大きく更新されました。
それはつまり、この本の中で初めて寛げる人がいるということです。
救済と爆弾は同じ姿で在れるのだと気付かされました。
朝井リョウさん(作家)

本当は貴方もわかっていたんだろう? と迫る声が脳内に鳴り響く。
熱に浮かされるようにページを捲る手が止まらない。
これは本型ワクチン。
世界99に誘われ、もう元いた場所へは戻れない。
宇垣美里さん(フリーアナウンサー・俳優)

足元の地面がふいになくなり、
正常と異常の境目が消え失せ、目眩がする。
人間という生き物の滑稽さ、グロテスクさ、美しさ、不思議さが、
この本の中にすべて詰まっている。
岸本佐知子さん(翻訳家)

空子がこの世界で体に蓄積する小さな暴力の音とか、風とか、どれも僕の心に刻まれていきました。
物語で一緒に過ごせた時間は、僕の宝です。
ロバート キャンベルさん(日本文学研究者)


私たち、ピョコルンに、全部捨てられるようになりましたよね。
性欲を。出産を。育児を。介護を。人生の時間を食いつぶす、あらゆる雑務を。

14年前、「リセット」を経験した人類は混乱の最中にあった。
しかしラロロリン人の考えた「人間リサイクルシステム」がうまく機能し、やがて社会は再生を迎える。
そして49歳になった空子は「クリーンな人」として、美しく優しい世界を生きている。生まれ育った街「クリーン・タウン」の実家に戻り、同級生の白藤遥とその娘・波とともに。
ようやく訪れた穏やかな社会の中心には、さらなる変貌を遂げたピョコルンがいた。

村田沙耶香渾身の大長編、ここに完結。
都合の良い「道具」・ピョコルンを生み出した果てに、人類が到った極地とは――。

【著者略歴】
村田沙耶香 (むらた・さやか)
1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。©2025 村田沙耶香 (P)2025 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学
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Audible制作部より

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学生時代の他人に気を使っていた頃の自分を思い出した。人の悪口ばかり言う友人たちを丸ごと縁を切って良かった。違和感の中で合わせて生きるより、自分の信じる道で生きることの方が気持ちよい。私はシラフジさんだなぁ。

気を使う話

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上下巻常にしんどいのだが、上巻に比べると、時代が進みSF要素が増すためか、ピョコルンという非現実の第三者が現れるためか、するする聞けた。登場人物全てを露悪的に書き出していて、でもその刃は特定の誰かではなく全てに、読み手にすら向いている、もはや気持ちの良さがある気がした。

現実の嫌なことを忘れるくらいしんどい笑

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自分もそこにいる様な、現実とその世界とが曖昧で体験した事がある気がする様な
小説なのに、淡々としたナレーターの方の読み語りがリアルで
ひょっとしたら自分もそうありたいのかと囚われてしまう

気持ち悪い世界が広がる

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上が面白すぎて完全にこの物語の世界に入り込んでしまった。
らろろりん人とピョコルンが居る世界を想像してしまう。
リアルで、現実世界が何十年後にそうなっていてもおかしくない。
下の序盤はあまり刺激がなく気持ちが沈む場面も度々あったがつまらない訳ではない。
可哀想は娯楽で、蔑む相手がいないとつまらない世の中、全員がクリーンな思想でクリーンなタウンだったとしてもどこかで分裂して行く
記憶の調整を行いクリーンを保とうとしてもきっと記憶の調整をしない人や調整を行う側の人間もいるから完全にクリーンな世の中ってないんじゃないか
みんな一緒って幸せとは限らないななどと考える。
どのように結末を迎えるのか、難しくなりそうだと思ったが上手くまとめられていてすごい。
忘れた頃にまた読みたいな。
きっと私も記憶の捏造をしているのだろうな。

没入感

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設定は突飛なのに、その中で主人公が持つ感情にはどれも切実に心当たりがあって、搾取されたり逆にしたりしている現実世界で生活している事が気持ちが悪くなってしまうほど。

独特な読後感から抜け出せない

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