暁星
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著者:
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湊 かなえ
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今年ベストになる予感
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ただ 星を守りたかっただけ
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以下ネタバレ↓
地元で地味な暮らしをする暁くんと、成功して光を浴びる金星。でも殺意を抱いたのは金星の方だったというのが面白い。普通だったら陰キャで弱者男性っぽい暁のほうが犯人っぽいって思うけれど。そうじゃなくて作者は自分のような上手く行ってる側の人間だってやらかす可能性があるんだよという可能性を書いているような気がしました。だから、この物語が作者のお気に入りなのかもしれません。宗教二世という苦しみの中でがんばって成功した金星。貯金もあって、本も売れて、だからこそ転落の痛みは大きいわけですよね。それに、頂点に近づいたからこそ見えてくる闇の大きさに絶望したというのもあるのかもしれない。
暁くんは実は、角龍たちが探していた黄龍だったのかもしれないなと思いました。金星でも高橋でもなく。でも黄龍のような力のある存在は、現実世界では簡単に頭角を表せるわけでもない。いらないものとして、あるいは嫉妬の対象として、世の中から排除されやすい。だからこそ向上心のある暁くんママはひかるくんのことは可愛がって、暁くんを憎んだのかもしれない。政治家の清水も、才能のある暁くんパパを文壇から追い出そうとしたのかなって。そして黄龍みたいな力のある人は、自分の大切な者たちを守るために身を投げ出してしまう。なんかとても切ないけど、そういうことってあるのかなって思いました。
個人的にリアルだなと思ったのが、宗教にハマってしまう背景にある女性の抑圧がちゃんと描かれていたことです。旦那の無理解だったり義親からの抑圧に耐えていて、そういう人の心の拠り所が宗教だったらマルチだったりっていうのはよくある話なので。
ネタバレ考察 人間の弱さを考えさせられた
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2人の絆
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現実味があった!
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