『YABUNONAKAーヤブノナカー』のカバーアート

YABUNONAKAーヤブノナカー

文藝春秋

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YABUNONAKAーヤブノナカー

著者: 金原 ひとみ
ナレーター: さとう ちえ
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このコンテンツについて

性加害の告発が開けたパンドラの箱――

MeToo運動、マッチングアプリ、SNS……世界の急激な変化の中で溺れもがく人間たち。対立の果てに救いは訪れるのか?
「わかりあえないこと」のその先を描く、日本文学の最高到達点。

「変わりゆく世界を、共にサバイブしよう。」――金原ひとみ

文芸誌「叢雲(むらくも)」元編集長の木戸悠介、その息子で高校生の越山恵斗、編集部員の五松、五松が担当する小説家の長岡友梨奈、その恋人、別居中の夫、引きこもりの娘。ある女性がかつて木戸から性的搾取をされていたとネットで告発したことをきっかけに、加害者、被害者、その家族や周囲の日常が絡みあい、うねり、予想もつかないクライマックスへ――。

性、権力、暴力、愛が渦巻く現代社会を描ききる、著者史上最長、圧巻の1000枚。
『蛇にピアス』から22年、金原ひとみの集大成にして最高傑作!
©2025 金原 ひとみ/文藝春秋 (P)2025 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学

Audible制作部より

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最も関連性の高い
いい人、まともな人、普通の人は小説の主役になりにくいとは思うけど、嫌な人ばかり出てくるし

とにかく長いのに、えっ?これで終わり?って感じの終わり方だった


女は搾取されないように普段から気をつけなければならないし、男はリベンジされないように嫌がることをしていないか、配慮しながら接したほうがよいと思った


登場人物に軽い嫌悪感

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

レビューが性描写が気持ち悪いとか、自分と重ねた素直な感想が多いと思いました。
私もたしかに気持ち悪いと感じましたが、芥川龍之介の藪の中の概念とゆうか構成を引っ張り込んでるがそれが上手くいったのかに読みながら興味が湧きました。
ナチュラルボーンチキンと同じ出版社かなと想像しながら読むとまた面白く感じました。
男女、世代、家族間、いろんなフェーズで見方は変わるけど、最後にラッパーになろって終わり方にずっこけつつ、ケイトは自立しようって所はナチュラルボーンチキンと共通する救いを感じました。
木戸さんはこんな人いっぱいいるよなーとゆうリアルなオヤジで哀愁しかない。愚かな奴らは世の中いっぱいいるけど、生きてこそやろと。法で裁かれない殺人、殺したいほどの嫌悪、狂気は身近にある非日常。
登場人物それぞれの人生が非日常を軸にいろんな方向に向いて破滅にも成長にも再生にもなっていくお話し。
かなと。
芥川の藪の中の方がスッキリします。

芥川龍之介の藪の中も読んで。

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話の展開と論の展開のさせ方に隙がなかった。
うまい小説はこういうものだと思った。
一点、作者の格闘技ジム(ムエタイ)に対する評価は甘いかなと感じた。
それを差し置いても必見の近年の小説の傑作だと思う。

あと、ナレーターの声の使い分けをした方がいいという他の方の評価に同感。あ、今度は男の方の話か、と何度か迷った。

本当に作者の最高傑作だった

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一瞬で引き込まれて唸りながら聞いた。金原ひとみ最高。最後に救いがあり、清々しい余韻を味わえてよかった。

最高

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長岡友梨奈のように今の時代の正しさを一種の暴力のように振るう女性は苦手だが、セクハラパワハラなどを見聞きすると彼女と同じ怒りのレベルに達することがある。一方で木戸のように今の時代にアップデートできているのか、何が悪いのか分からなくなっているのではないか、誰かにとっての害悪になっていないかと怯える時もある。激しいストーリーの中で自分が世の中に対して感じている憤りややるせなさ、無力感の正体をしっかり言語化してくれていて、聴いてよかったと思える作品だった。
ナレーションはたまに演じ分けがわからない時があり、そこだけが少し残念だった。

自分が感じる怒りの正体を言語化してくれている作品

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

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