『くるまの娘』のカバーアート

くるまの娘

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くるまの娘

著者: 宇佐見 りん
ナレーター: 羽飼 まり
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このコンテンツについて

17歳のかんこたち一家は、久しぶりの車中泊の旅をする。思い出の景色が、家族のままならなさの根源にあるものを引きずりだす。50万部突破の『推し、燃ゆ』に続く奇跡とも呼ぶべき傑作。©2022 Usami Rin, originally published by KAWADE SHOBO SHINSHA Ltd. Publishers (P)2022 Audible, Inc. 大衆小説 現代文学

Audible制作部より

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最も関連性の高い
テレビの紹介でタイトルだけ覚えていた普段読まないジャンルの作品でした。
登場人物が少なくナレーションも良いのでストレスなく聴けました。
主人公のやるせない気持ちが心に染みてくるような作品でした。

丁寧な作品

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家族、そういってもそこには個人個人があり、心の底を誰も知ることが出来ない。他人なら素通り出来ることも家族だからこそ、傷つけあってしまう。でも、傷つけあうだけでなく、相手の心に寄り添えるのも家族だからこそだと思える物語である。

心の底にあるかなしみ

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 破滅スレスレのところを低空飛行していくような重たい話だけれど、絶妙な緩急で、最後まで聴くことができました。

 ナレーションも、演じ分けが見事で、ちょっとした気になるところも全然ありませんでした。
 オーディブルを聴き始めて2年ほどですが、今までのベスト5に入る、上手さだったと思います。
 
 他の朗読作品もチェックしていきたいので、ナレーターにもフォロー機能をつけていただけると、嬉しいです。 

生も希望も、地獄のなかにある

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母が壊れる家庭という設定は、同作者の「かか」もそうだった…もうなんだかいろいろ辛くて、文学ってつらいのがいいの?と言いたくなってしまう。救いがないよ…。メリーゴーランドのシーンなんて、地獄だ。なのに、何事もなかったようにしてしまう、「家族」という単位の不可思議さ、恐ろしさ。家族って何?家族だから、家族なのに、…だから何なのだろう。

家族って何

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父はDV、母は病気による麻痺と健忘、主人公は鬱、兄弟はその複雑な環境により心を病んでいるという救いのない設定。
それは昔から一族に引き継がれる呪いのようなものなのだけど、誰も彼もがそれを断ち切れず引きずる家族。
ただこう生々しいというよりは改善の傾向が無い自分達で地獄を歩むことを決めた家族という感じ。そんな中での良いセリフもあるのですが、正直どいうもこいつも甘えるなよと思ってしまう。

更にナレーターの上手さが更に辛さを際立たせてしまう。
キャラも何気に多いので、ここまで声色を変えられる方であれば長編の方が向いているなとは思った。
短編だと確かにキャラを演じ分けても次のシーンでは消えており勿体なさがある。

地獄とは終わらないから地獄

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気持ち悪い迄に現実に迫ろうとする著者の想像力なのか、私小説なのかわからないけど、
この作品は家族というカタチを考えずにはいられない力作だった。

何処かまでは表向き理想の家族であったが、何処からか剥き出しの機能不全感が至る所に噴出。
そして家族が1人、また1人離れる。
最後の父と主人公である娘のやり取りが心をえぐる。久しぶりに掻き乱された感に引きづり込まれ、なんとも言えない気持ち。

いつだったか。
レッサーパンダ事件を追ったノンフィクションを途中から頭から離れなくなった。
これを読んでくれた方へ。
是非上記にも触れて欲しい。
家族とは。是非問いかけて欲しい。

家族の機能不全とは。

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ストーリーはこの作者らしく、痛い、苦しい展開で、それはそれで味わえる。気になるのは朗読者だ。特におじさんやらおばあさんやら親戚がたくさん出てくる場面では、一人の人があれこれ名人芸のように声を変えて読むのがまるでコントのようで、そちらのほうに気を取られた。女性がひくーい声で男の声を出すのも無理気味。この作品に限らず 朗読とはそこまでしないとダメなもんなんだろうか。別に普通に淡々と読んでくれれば、登場人物の聞き分けはこっちでなんとかするんだが。

コントのようになってしまった

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推し燃ゆも良かったが、これも素晴らしい!
だが、はじめのほうは暗い。
とことん暗い。

そのため、初めにはうんざりするかも。

素晴らしい!

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とてもよかった。
愛と憎悪は紙一重。
息をするだけで傷つき傷つけられ、でもその傷を愛おしく尊ぶ。それが生きていくということなのかもしれない。

感情

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深層心理や描写が、さまざまな場面で的を得ているように思う。象徴的なDVや酒に溺れる心理や子供としての言動よりむしろ、一コマごとの情景描写に感動を覚えた。若い作家がこれほどまでに周りを巻き込んで表現をすることに感動を覚えた。ナレーションも良かった。注目したい作家だ。

描写の的確さ細やかさに驚いた

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