
wisの久坂葉子02「落ちてゆく世界」
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久坂 葉子
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- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 17 時間 17 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
この作品が発表された1885年、奴隷制度は廃止されています。しかし、20年ほど前には奴隷制を認めないアメリカ北部の自由州と、奴隷制を取り入れ経済を発展させようとするアメリカ南部の奴
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ワクワクし、爽やかで楽しい本
- 投稿者: CompassMan 日付: 2024/06/07
著者: マーク・トウェイン
wisの久坂葉子02「落ちてゆく世界」に寄せられたリスナーの声
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
- ぴぴねら
- 2023/04/14
面白かった
お嬢様の一人称の語りと、ナレーションの可愛い声がリンクしていて良かった。
若くして自殺した作者なので、さぞや暗い内容かと思いきや、健康的な明るい文体で驚いた。
オーディブルがなかったら、一生出会わなかった作品。聞けてよかった。
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
- むうみん
- 2022/06/26
モノラルで聴くべし
音質が悪いのは諦めるとして気になるのは...
・ノイズが大きいところがほとんど(S/Nが悪い)。まるで安カセットを聴いている様だ。
・内容はモノラルなのにステレオ録音になっているのでノイズがステレオで聞こえるし音像定位がはっきりしない。
気になって肝心の内容が頭に入ってこないので、強制的にモノラルにすると聴きやすいと思う。
“あらすじ・解説”と“ジャケット写真?”の表現が異なる。
改題「ドミノのお告げ」←“ジャケット”
改作「ドミノのお告げ」←“あらすじ・解説”
どうやらこれは改作が正しい様だ。
ついでにいえばジャケットに「幻の作家」とあるが実在して作家として名をのこした人が幻のはずがない。
“「血」が「皿」になったそのことが“ などと言うところは
自分で字を読まないと面白みがわからないところだなあと思う。
あと自分と漢字の読みが違ったり自分とアクセントが違ったりというのがちょっとストレス。
まあこれはどの作品にも言えることだけど。
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