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夏目漱石名作集
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: 佐々木 健, 西村 健志, 野口 晃, 、その他
- 再生時間: 130 時間 46 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
●内容紹介
最初の長編小説『吾輩は猫である』から絶筆『明暗』まで
珠玉の14作品を発表順に収録
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名作を130 時間でこの価格は大変ありがたい
- 投稿者: hoge 日付: 2021/01/30
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芥川龍之介全集 一
- 著者: 芥川 龍之介
- ナレーター: パンローリング
- 再生時間: 10 時間 53 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
日本の文学史でも、指折りの短編小説の名手である芥川龍之介。多くの傑作を残し、その作品は平易な文体ながらも、その秀逸な言葉選びや、深くまで切り込んだ心理描写の生々しさも相俟って、読み手を瞬く間に作品世界に引き込みます。
「羅生門」
ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨が止むのを待っていた。彼は四五日前に主人に暇を出されていた。雨が止んだところで、彼に行き先は無かったのである。羅生門の楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの死骸が無造作に棄てられていたが、その中に蹲っている人間を見た。檜皮色の着物を着た、背の低い、痩やせた、白髪頭の、猿のような老婆であった。その老婆は、女性の死骸の首に両手をかけると、丁度、猿の親が猿の子の虱をとるように、その長い髪の毛を一本ずつ抜きはじめた。その様を見た下人は、悪を憎む心に駆られ、太刀に手をかけながら、大股に老婆の前へ歩みよった。老婆は、一目下人を見ると、まるで弩にでも弾かれたように、飛び上った。下人は、老婆が死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞いで、こう罵った。
「おのれ、どこへ行く」……
「魔術」
私が友人を介して交際していたインド人のマティラム・ミスラは魔術の大家でもあったが、実際に彼が魔術を使ったところを見たことの無かった私は、約束を取り
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wisの太宰治02「ヴィヨンの妻」「葉桜と魔笛」他6編
- 著者: 太宰 治
- ナレーター: wis
- 再生時間: 4 時間 52 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
【解説】 太宰治の名作シリーズの第2として、8編を収録。 「ヴィヨンの妻」は破滅型の夫と彼を支える妻を巡る世界のえも言われぬおかしみと哀しさを醸し出す太宰晩年の短編の傑作。酔った夫が、店の金を盗んだことをきっかけに妻は夫婦の店で働き始める。 椿屋の「さっちゃん」として、店は賑わいをみせていくが・・・。「桜桃」は、 有名な「子供より親が大事、と思いたい。」で始まる。太宰自殺直前の遺作で、これにちなんで、桜桃忌が6月19日に開かれる。葉桜のころになるときっと想い出す若くして結核で死んだ妹のことを回想する「葉桜と魔笛」。「お別れ致します。あなたは嘘ばかりついていました」…両親の反対を押し切って、金や名誉には無関心に見えた若手画家に嫁いだものの、日に日に俗物化していく夫に幻滅し、遂に別れる決心をするに至る「きりぎりす」。夫の肺の療養で禁欲を余儀なくされてきた奥様が、医者からお許しが出た喜びを描く「満願」。万引きして捕まった少女が、自分中心の論理で懸命に言い募り、最後は両親との小さな団欒に幸せを見出す「燈籠」。 他に、「フォスフォレッセンス」「鴎」の佳作2編を収録。 【朗読】wis ※透明感と落ち着きのある声で親しまれている女性朗読家です。
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wisの太宰治(3)「女生徒」「美少女」他3編
- 著者: 太宰 治
- ナレーター: wis
- 再生時間: 4 時間 40 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
【解説】 太宰治の名作シリーズの第3として、5編を収録。 若い一人称独白小説のスタイル確立の先がけとなった「女生徒」。若い女子学生の感覚、心理、生理を その細かい襞まで描いている。 甲府盆地の猛烈な暑さによる汗疹を治す妻に誘われ、太宰は温浴場に出かけた先で出会った「美少女」。縁遠かった主人公が、小卒で離婚歴のある図案工と結婚し仲睦まじく暮らしていたが、吹き出物がポツっとできたことをきっかけに広がる不安と嫉妬を巧みに描く「皮膚と心」。 大学教授の娘の「私」が、小説家戸田さんの作品を現実のもとと勘違いして押しかけ大恥をかく抱腹絶倒の「恥」。若松屋の女中・トシちゃんは、しったかぶりの文学好きだが、粗相をし馬鹿にされていたが、その粗相の背後に、ある事情があったことが最後にわかる「眉山」。 【朗読】wis ※透明感と落ち着きのある声で親しまれている女性朗読家です。
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江戸川乱歩 名作コレクション
- 著者: 江戸川 乱歩
- ナレーター: 楠木 華子, 野口 晃, 西村 健志
- 再生時間: 26 時間 31 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
江戸川乱歩の作品は沢山あるので、何を選んだら良いか分からない!
オススメがまとめてあれば!という声にお応えしました。
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聴くドラマ
- 投稿者: Amazon カスタマー 日付: 2020/11/29
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夏目漱石名作集
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: 佐々木 健, 西村 健志, 野口 晃, 、その他
- 再生時間: 130 時間 46 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
●内容紹介
最初の長編小説『吾輩は猫である』から絶筆『明暗』まで
珠玉の14作品を発表順に収録
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名作を130 時間でこの価格は大変ありがたい
- 投稿者: hoge 日付: 2021/01/30
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芥川龍之介全集 一
- 著者: 芥川 龍之介
- ナレーター: パンローリング
- 再生時間: 10 時間 53 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
日本の文学史でも、指折りの短編小説の名手である芥川龍之介。多くの傑作を残し、その作品は平易な文体ながらも、その秀逸な言葉選びや、深くまで切り込んだ心理描写の生々しさも相俟って、読み手を瞬く間に作品世界に引き込みます。
「羅生門」
ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨が止むのを待っていた。彼は四五日前に主人に暇を出されていた。雨が止んだところで、彼に行き先は無かったのである。羅生門の楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの死骸が無造作に棄てられていたが、その中に蹲っている人間を見た。檜皮色の着物を着た、背の低い、痩やせた、白髪頭の、猿のような老婆であった。その老婆は、女性の死骸の首に両手をかけると、丁度、猿の親が猿の子の虱をとるように、その長い髪の毛を一本ずつ抜きはじめた。その様を見た下人は、悪を憎む心に駆られ、太刀に手をかけながら、大股に老婆の前へ歩みよった。老婆は、一目下人を見ると、まるで弩にでも弾かれたように、飛び上った。下人は、老婆が死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞いで、こう罵った。
「おのれ、どこへ行く」……
「魔術」
私が友人を介して交際していたインド人のマティラム・ミスラは魔術の大家でもあったが、実際に彼が魔術を使ったところを見たことの無かった私は、約束を取り
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wisの太宰治02「ヴィヨンの妻」「葉桜と魔笛」他6編
- 著者: 太宰 治
- ナレーター: wis
- 再生時間: 4 時間 52 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
【解説】 太宰治の名作シリーズの第2として、8編を収録。 「ヴィヨンの妻」は破滅型の夫と彼を支える妻を巡る世界のえも言われぬおかしみと哀しさを醸し出す太宰晩年の短編の傑作。酔った夫が、店の金を盗んだことをきっかけに妻は夫婦の店で働き始める。 椿屋の「さっちゃん」として、店は賑わいをみせていくが・・・。「桜桃」は、 有名な「子供より親が大事、と思いたい。」で始まる。太宰自殺直前の遺作で、これにちなんで、桜桃忌が6月19日に開かれる。葉桜のころになるときっと想い出す若くして結核で死んだ妹のことを回想する「葉桜と魔笛」。「お別れ致します。あなたは嘘ばかりついていました」…両親の反対を押し切って、金や名誉には無関心に見えた若手画家に嫁いだものの、日に日に俗物化していく夫に幻滅し、遂に別れる決心をするに至る「きりぎりす」。夫の肺の療養で禁欲を余儀なくされてきた奥様が、医者からお許しが出た喜びを描く「満願」。万引きして捕まった少女が、自分中心の論理で懸命に言い募り、最後は両親との小さな団欒に幸せを見出す「燈籠」。 他に、「フォスフォレッセンス」「鴎」の佳作2編を収録。 【朗読】wis ※透明感と落ち着きのある声で親しまれている女性朗読家です。
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wisの太宰治(3)「女生徒」「美少女」他3編
- 著者: 太宰 治
- ナレーター: wis
- 再生時間: 4 時間 40 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
【解説】 太宰治の名作シリーズの第3として、5編を収録。 若い一人称独白小説のスタイル確立の先がけとなった「女生徒」。若い女子学生の感覚、心理、生理を その細かい襞まで描いている。 甲府盆地の猛烈な暑さによる汗疹を治す妻に誘われ、太宰は温浴場に出かけた先で出会った「美少女」。縁遠かった主人公が、小卒で離婚歴のある図案工と結婚し仲睦まじく暮らしていたが、吹き出物がポツっとできたことをきっかけに広がる不安と嫉妬を巧みに描く「皮膚と心」。 大学教授の娘の「私」が、小説家戸田さんの作品を現実のもとと勘違いして押しかけ大恥をかく抱腹絶倒の「恥」。若松屋の女中・トシちゃんは、しったかぶりの文学好きだが、粗相をし馬鹿にされていたが、その粗相の背後に、ある事情があったことが最後にわかる「眉山」。 【朗読】wis ※透明感と落ち着きのある声で親しまれている女性朗読家です。
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江戸川乱歩 名作コレクション
- 著者: 江戸川 乱歩
- ナレーター: 楠木 華子, 野口 晃, 西村 健志
- 再生時間: 26 時間 31 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
江戸川乱歩の作品は沢山あるので、何を選んだら良いか分からない!
オススメがまとめてあれば!という声にお応えしました。
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聴くドラマ
- 投稿者: Amazon カスタマー 日付: 2020/11/29
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wisの太宰治04「津軽(抄)」「雪の夜の話」他3編
- 著者: 太宰 治
- ナレーター: wis
- 再生時間: 3 時間 10 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
【解説】 「津軽」は、太宰の故郷訪問記。ある年(注:昭和19年)の春、私は、生まれ故郷の金木のある津軽半島を三週間かけて訪問した。蟹田での中学時代の唯一の友人N君からの歓待、T君とその友人らと観瀾山に登っての志賀直哉談義、Sさんのお家に招かれての疾風怒濤のような津軽らしい歓待ぶり、竜飛崎の凄愴な光景と巡ったのち、生家にたどり着く。長兄、次兄らとの対面には気疲れするが、嫂、姪、祖母らと再会できた。そしていよいよ、幼少の頃、子守として育ててくれたたけとの再会のために深浦に向かう。30年ぶりに念願の再会を果たし、私はたけの子だと改めてつくづく思うのであった(なお、朗読テキストは、響林社のサイトにてダウンロードできます(無料)。 変人で無精者の小説家の兄、妊娠している嫂と3人暮らしの「私」の家での、深々と雪が降る夜の他愛もないがほのぼのとした「雪の夜の話」。...
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星の王子さま
- 著者: サン=テグジュペリ, 管 啓次郎
- ナレーター: 梶山 はる香
- 再生時間: 2 時間 36 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
砂漠に不時着した主人公と、彼方の惑星から来た「ちび王子」の物語。人の心をとらえて離さないこの名作は、子供に向けたお伽のように語られてきた。けれど本来サン・テグジュペリの語り口は淡々と、潔い。原文の心を伝えるべく、新たに訳された王子の言葉は、孤独に育った少年そのもの。ちょっと生意気で、それゆえに際立つ純真さが強く深く胸を打つ――。「大切なことって目にはみえない」。感動を、言葉通り、新たにする。
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星の王子さま
- 投稿者: MELISSA 日付: 2018/01/11
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ザリガニの鳴くところ
- 著者: ディーリア オーエンズ, 友廣 純
- ナレーター: 池澤 春菜
- 再生時間: 16 時間 52 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。
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なんと素晴らしい作品でしょう!
- 投稿者: かねちゃん 日付: 2020/05/20
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斜陽
- 著者: 太宰 治
- ナレーター: 澤田 雅世
- 再生時間: 6 時間 21 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
美しい、本物の貴族であるお母さまは病んで死に向かいつつある。弟の直治は出征し、無事南方から戻ったものの心は荒んでいく。かず子は新しい時代を生きるべく、自分なりのたくましさを身につけていく…… 演出=水城雄。(C)アイ文庫 【演出・朗読者について】 若さに似合わない落ち着きと品のある読みがこの作品にぴったり、と抜擢された澤田雅世。同性の一人語り文体、しかも語り手と同世代という、(一見あっていると思われがちですが)読み手としては最も難しい条件に、果敢に挑戦しました。聴けばおわかりのように、初の長編朗読とは思えない、物憂げでニュアンス豊かな斜陽的世界を描きだすことに成功しています。 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」
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声の差が気になる。
- 投稿者: Amazon カスタマー 日付: 2020/07/30
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平家物語(全十三巻収録)
- 著者: 作者不詳
- ナレーター: 岡崎 弥保
- 再生時間: 25 時間 33 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
琵琶法師の語りによって全国に広まった物語を今、朗読であらためて語り継ぐ――
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夏目漱石「こころ」
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: 佐々木 健
- 再生時間: 10 時間 5 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
拭い去れない過去の罪悪感を背負ったまま、世間の目から隠れるように暮らす“先生”と“私”との交流を通して、人の「こころ」の奥底を、漱石が鋭い洞察と筆力によって描いた不朽の名作。過去に縛られ、悔やみ、激しい葛藤のなかで身動きのとれなくなった“先生”の人生の様はあなたに何を訴えかけるだろうか。人は弱いものなのか…、シンプルでもありまた不可解でもある人の「こころ」のありようを夏目漱石が問いかける。人はどのように救われるのか?(C)青空文庫
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文体に合った、落ち着いたナレーション
- 投稿者: 矢崎ひかり 日付: 2018/05/01
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吾輩は猫である
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: 渡辺 知明
- 再生時間: 19 時間 28 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
一匹の猫の目を通して人間社会を風刺的に描き、世代を超えて読み継がれている名作。
『吾輩は猫である』は明治38年(1905年)に発表された夏目漱石による最初の長編小説であり、「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」の書き出しであまりに有名な作品である。
“先生""の家に住みついた猫“吾輩""の視点から観察される苦沙弥先生ら滑稽な人間たちの様子は、朗読でこそ、また新たな楽しみを見つけられる。
吾輩がまるで語り手として実在するかのように臨場感溢れる朗読で、私たち人間の滑稽さと、日本一有名な猫の一生の物語をどうぞお楽しみください。
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やはり、名作
- 投稿者: Amazonのお客様 日付: 2018/07/23
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掌の小説 全122編収録
- 著者: 川端 康成
- ナレーター: 松宮 森乃
- 再生時間: 14 時間 30 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
【スキマ時間にも味わう文豪の世界】 品格、叙情、エゴ、真情、変態性、エロス、醜、美・・・巨星「川端康成」のあらゆる要素が凝縮された「掌の小説」。40年余の歳月をかけて滴り落ちた掌編をあつめた、文豪の半生ともいうべき122編です。 【監督】吉田純子【...
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場所を選びません
- 投稿者: のびた 日付: 2019/06/06
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世界一やさしい 株の教科書 1年生
- 著者: ジョン シュウギョウ
- ナレーター: 柏野 昌俊
- 再生時間: 6 時間 6 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
なぜ8割の個人投資家は損をしてしまうのでしょうか?
それは、個人投資家のみなさんが持っている「常識」という誤りから来ます。
投資で利益を得るためには3つのポイントを押さえればいいのです
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何度も聴けるのは
- 投稿者: たま 日付: 2021/01/29
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雪国
- 著者: 川端 康成
- ナレーター: 榊原 忠美
- 再生時間: 4 時間 35 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
”国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。” とはじまってゆき、”「この子、気がちがうわ。気がちがうわ。」・・・・” と、終わってゆく。 雪にはじまり、炎におわる、薫りたつような一編。 うつろいゆく愛を描いた、すみずみまで美しくエロティックなこのノーベル文学賞受賞作を、俳優であり、また「『木を植えた人』を聴くプロジェクト」等で知られる朗読家である 榊原忠美が、じっくりとよみあげました。 「伊豆の踊り子」、「奥の細道」に続く、演出家・水城雄とのコラボレーション作品です。時間をかけ満を持してお届けする会心の作品です。 ”・・・踏みこたえて目を上げた途端、さあと音を立てて天の河が島村のなかへ流れ落ちるようであった。” ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて
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アルケミスト
- 夢を旅した少年
- 著者: パウロ・コエーリョ, 山川 紘矢, 山川 亜希子
- ナレーター: 梶山 はる香
- 再生時間: 6 時間 9 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドへ旅に出た。錬金術師の導きと様々な出会いの中で少年は人生の知恵を学んでゆく。世界中でベストセラーになった夢と勇気の物語。
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何度も聞きたい。
- 投稿者: パセリ 日付: 2018/12/19
あらすじ・解説
「人間失格」は、「恥の多い生涯を送って来ました。」という告白で始まる人間を恐れる男の手記。子どもの頃から、人間を恐れる一方で求愛するがために、道化となり人を笑わせる。長じて、女性に好かれる天性があることを悟り、女道楽に耽り心中未遂も起こす。実家から縁を切られた「私」は、編集者の女との同棲、荒れた飲酒などの日々の後、人を疑うことを知らない処女のヨシ子に惹かれて結婚。しかし、彼女が出入りの商人に汚され、「私」は荒れて薬物中毒となり、遂に脳病院に入れられてしまった。人間失格・・・。しかし、それでも、ある女性は彼のことを、「とても素直で気がきいて、神様みたいないい子でした。」と語るのだった。
「日の出前」は、実際にあった殺人事件をもとに書かれた小説で、昭和十七年に「花火」という題名で発表されたが、検閲で全文削除された。戦後に改題して刊行。高名な画家の息子が、非行に走り凶暴化していく。チベットで事業をやるなどと非現実的なことをいい、金や妹の着物、親の作品を持ちだして売り払う、家族を脅し、女中を犯す、無頼の作家や左翼の活動家とつきあう。一家は疲弊しきった。そんなある月夜の晩、泥酔した息子と一緒に、井の頭公園でボートに乗った父親が、一人だけで岸に戻ってきた…。最後の妹の言葉が衝撃的である。
「水仙」は、画家としての自らの才能を確信してしまった夫人の悲劇を描く。太宰が引いているように、菊池寛「忠直卿行状記」をベースとしている感がある。実家の破産を恥辱に感じ心を閉ざしていく静子夫人に、夫は絵を画くことを勧める。意外にもその画は周囲から称賛をあび、夫は「お前は天才かもしれぬ」とまで言う。夫人もまたその才能を確信し、遂には出奔。若い学生らにちやほやされ、芸術家気分で太宰に画を見せにきたところ、面罵されて初めて自分の愚かさに気が付く。自信を失った夫人は自暴自棄となり、やがて夫の元に戻るものの、最後は失意のうちに自殺してしまう。
「おさん」は、女性の独白物のひとつ。「私」が子供と疎開していた間に、夫は愛人を作っていた。煩悶する夫はいつもそっと抜け出す。とうに気が付いていた「私」は、夫とのささやかな会話に小さなつかの間の幸福を感じる。やがて、夫は旅に出ると言いだし、予感どおり愛人と心中。遺書には、自己嫌悪から自ら十字架にのぼる革命家であるかのように書いていることに、「私」はあきれ果てる。「気の持ち方を、軽くくるりと変えるのが真の革命」で、自分の妻に対する気持一つ変える事が出来ず、何が革命かと心で非難しながら、後始末に向かうのだった。
【朗読時間】8時間16分15秒
【朗読】wis(透明感のある声で知られる女性朗読家です)