『満願』のカバーアート

満願

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満願

著者: 米澤 穂信
ナレーター: 星 祐樹, ささき のぞみ
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概要

主なミステリーランキングで3冠を制覇し、幅広い読者を驚嘆させた短篇集の金字塔。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。©米澤穂信/新潮社
ミステリー
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最も関連性の高い
本書は短編集であるがチャプター切りが全編通しての章番号なためはなはだ不親切である。
それは作品の質に関係ないので置いておくが。

どの作品も一人もしくは二人の述懐で進められる。その全員が何かしらの屈託を抱えていてるうえ、従来のミステリに見られるような「明解な謎」の提示がほとんどない。
しかしながら、最後まで聴くとそこに謎が存在し、その解決が明確に示される。
確かにこれはミステリである。

というより、ミステリ的手法を用いた文芸作品なのかもしれない。
各編の質も陰鬱ではあるが素晴らしく、語り手の状況や心情が伝わってくる。

これなら絶賛されて各賞を総なめにしてもおかしくない。ただ個人的には苦手、である。

ナレーションは男女二人体制なので役の分担をするのかと思ったらそうではなく、女性が語り手となる一編のみ女性ナレーターが担当され、残りは全て男性ナレーターが担当されていた。
両者共に聴きやすくて不満はないが、第一話で男性ナレーターが女性のセリフを読み始めた時は少し驚いた。

受賞に値する作品であることは理解できたのだが…

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

どの短編も、とても面白かった。ナレーションも良かった。

とても良かった

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特に、交番警官の話が良かった
どの話も、斜に構える人物たちのやり取りが、ナレーションともマッチしていた

話がどれも現実的に起こりうるもので、不気味

不気味で、個性的な主人公たち

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著者の青春ミステリーシリーズは苦手だったのですが、可燃物が好みだったのでこちらも聞いてみました。
それぞれテイストが違った物語でとても良かったです。個人的に夜警と関守が好きでした。
好みが分かれるらしい柘榴は、若さの愚かさ、盲目さが切なかった。幼い時、狭い世界での年上の異性は魅力的にみえます。しかし、歳を重ねた母が目を醒ましたように、娘たちもいずれ現実を知るのでしょう。

濃密な短編集

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正義と復讐、倫理と欺瞞の境界を巧みに揺るがし、読者に根源的な道徳観を問い直させる短編集だと考えられます。各編は人間の欲望や信念の崩壊を描きながらも、完全なニヒリズムに陥ることなく、行為の余韻や意味を残す点に特徴があると思います。精緻な伏線と心理描写により、単なる倒叙やミステリーの枠を超え、倫理の再構築を試みる作品として読むことが出来ました。

美徳と背徳描写の最高峰

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