『儚い羊たちの祝宴』のカバーアート

儚い羊たちの祝宴

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儚い羊たちの祝宴

著者: 米澤 穂信
ナレーター: 飯野めぐみ
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味わえ、絶対零度の恐怖を。ラストの1行で世界が反転。新世代ミステリの旗手が放つ衝撃の暗黒連作。

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。©米澤穂信/新潮社
ミステリー
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聞き終わってから2、3日放っておいたら、まあまあ内容を忘れた。綺麗な言葉で猟奇的な行動が書かれていたことは覚えている。

同じ内容を色々な作家に書かせたら、どれだけ違う雰囲気になるかの実験をするのに最適なストーリーだと思う。グロい、恐ろしい、切ない、色々できそう。

綺麗な言葉

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淡々としたナレーションに想像力を掻き立てられた。

不思議さに引き込まれる

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儚い、少しゾッとするような短編に
淡々とした綺麗な声のナレーションがしっくりきました。
オーディブルを聴き始めたばかりですが、声色をあからさまに変えるナレーションが多く、途中で聴くのを止めてしまう作品も多い中、
聴く人の余白を大切にしてくれている読み手さんで、最後まで作品を楽しみながら聴くことが出来ました。

ナレーションが作品とよく合っています

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なんといってもナレーションが良い。何を考えているかわからない主人公目線の話が多いため、淡々と読み進めてくれるからこそ不気味さが際立つ。余計な演技を入れないところに好感が持てる。これぞ朗読という仕上がり。

これぞ朗読

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『儚い羊たちの祝宴』は、最初の印象はとても上品で静かでした。お嬢様たちの読書サークル「バベルの会」という設定もあって、語り口も柔らかく、どこか優雅に進みます。でも聴き進めるほど、その上品さがむしろ不気味さを増幅させる感じがありました。

短編(連作)なので一話ずつ区切りはあるのに、読後感はどれも同じ方向に冷えていきます。出来事そのものより、登場人物の距離感や、言葉にされない前提の方が怖い。説明で押してこないぶん、こちらが勝手に想像してしまって、気づいたら嫌なところまで連れていかれるタイプでした。

特に良かったのは、ナレーションが過剰に演じないところです。声を作りすぎない淡々とした読みが、物語の温度の低さと合っていて、変に感情を誘導されない分だけ「この世界は最初から壊れてたのかも」と思わせる余白が残ります。

一方で、好みは分かれるかもしれません。派手な謎解きの快感や、スピード感のあるサスペンスを期待すると、肩透かしに感じる可能性はあります。怖さも、叫ぶタイプではなく、静かに反転してくる怖さです。

全体としては、きれいな包装紙のまま中身だけ腐っている感じがずっと続いて、最後に一気に冷気が来る。短編集なのに、聴き終わったあとに妙にまとまった嫌な余韻が残る作品でした。

淡々としているのに、最後だけ背筋が冷える

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