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あらすじ・解説

「直の節操を御前に試してもらいたいのだ」 一郎は鋭敏な人間であった。 弟・二郎からすると、美的にも倫理的にも知的にも鋭敏すぎて自分を苦しめるために生まれてきたような人間であった。妻・直を愛して信じられず、弟に無茶な要求をするもうまくいかず、七転八倒する。 「死ぬか、気が違うか、そうでなければ宗教に入るか。僕の前途にはこの三つのものしかない・・・」己の有り様を疑うことを覚えた人間の苦しみ。 『彼岸過迄』から『こころ』へと続く、漱石後期3部作の第2作 監督/吉田純子・編集/三好達也 【行人 うらばなし】 本作は1912年12月6日から1913年11月5日まで「朝日新聞」に連載された新聞小説です。 夏目漱石は1907年に朝日新聞の専属作家となり、第一弾として『虞美人草』を書いています。毎日毎日、楽しみに待ち、少しずつ読み進めていった当時の読者の心の躍りは想像に余りあります。 漱石は生涯で全14作もの作品を新聞連載しましたが、本作『行人』のみは作者病気(胃潰瘍)のため、5ヶ月休載しています。二郎の友人や病院の女の描写などの生々しさもむべなるかな、ですね。本作を聞きながら文豪の苦しみをおもうのも、時空をこえるような気分を味わえるかもしれません。 【漱石と病気】 漱石は、3歳ごろかかった天然痘をはじめ、肺結核、トラホーム、神経衰弱、痔、糖尿病、そして命取りとなった胃潰瘍まで、多数の病気を患っています。その影響は『吾輩は猫である』の苦沙弥先生が胃弱、『明暗』津田由雄の持病が痔、など作中でもみられます。 苦しみも多かった素の漱石を垣間見れるのが漱石夫人.夏目鏡子述・娘婿.松岡譲録『漱石の思い出』。鏡子夫人も侠気があって魅力的です。 【朝日新聞連載小説一覧】 1)明治40年6月23日〜10月29日『虞美人草』 2)明治41年1月1日〜4月6日『坑夫』 3)明治41年6月13日〜21日『文鳥』 4)明治41年7月25日〜8月5日『夢十夜』 5)明治41年9月1回〜12月29日『三四郎』 6)明治42年1月14日〜2月14日『永日小品』 7)明治42年6月27日〜10月14日『それから』 8)明治43年3月1日〜6月12日『門』 9)大正元年1月2日〜4月29日『彼岸過迄』 10)大正2年12月6日〜4月7日『行人』 胃潰瘍のため一時中断 大正2年9月18日〜11月15日『行人』 11)大正3年4月20日〜8月11日『心』 12)大正4年1月13日〜2月23日『硝子戸の中』 13)大正4年6月3日〜9月14日『道草』 14)大正5年 5月26日〜12月14日『明暗』未完絶筆
©ことのは出版

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ナレーション
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ストーリー
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