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  • 道草

  • 著者: 夏目 漱石
  • ナレーター: 西村 健志
  • 再生時間: 9 時間 39 分
  • 4.1 out of 5 stars (9件のカスタマーレビュー)

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『道草』のカバーアート

道草

著者: 夏目 漱石
ナレーター: 西村 健志
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あらすじ・解説

内容紹介
「人間の運命はなかなか片付かないもんだな」
唯一の自伝的小説とされる晩年の名作

「道草」は、大正4年(1915年)6月から9月まで『朝日新聞』に連載された長編小説である。イギリス留学から帰国して、東京帝国大学で英文学の講師を務めながら「吾輩は猫である」を執筆していた当時を回顧して自伝的小説として書いたとされる。作品中では愛に飢えた主人公の健三に漱石自身を重ね、養父との確執、自身の夫婦関係も投影したとされている。

海外の留学から帰ってきて、大学で働いている健三は、絶縁した元の養父の島田と会う。もう十五、六年は会っていなかった。健三は声を掛けずに立ち去った。
島田とは、健三の父が今際の際に「絶交したから、向後一切付き合いをしてはならない」と言われた間柄であった。
比田の家に嫁いだ姉のお夏に、島田に会った時のことを話すと、彼は姉のところにも金の無心に現れたという。
家に帰った時、悪寒がして健三は早めに床に入る。その晩、妻に起こされた時に、島田の代理を名乗るものが家を訪れたことを聞かされた。
翌日にはその彼が玄関先にやって来た。吉田虎吉という恰幅のよい四十くらいの男であった。彼は島田の窮状を語り、彼と元通り付き合って欲しいと切り出したのである。健三は返答に窮した。島田が金を無心に来るであろうことは容易に想像できる。だが、健三の家もそれに応えられる余裕などない。だが、過去に島田に受けた恩を思うと、健三は無下に出来なかったのである……。
©2020 PanRolling

道草に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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宵子のプロフィール画像
  • 宵子
  • 2022/12/01

吾輩に通じる作品

初心者なのでまずは吾輩は猫であるから一通り聴いて、道草までたどり着くと、吾輩は猫であるの面白さが一気に切なさに変わりました。ナレーションの方もすごく良いです。これこそ正に人生と思わせる心に刺さる作品でした。自殺には否定的な方だったそうなので、とにかく苦しかったんだなぁ、と自分の暮らしに向き合うことが出来ました。

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サユキのプロフィール画像
  • サユキ
  • 2024/02/04

実体験に基づく生々しさがある

テンポが良く、キャラ分けもわかりやすい、物語に集中できます。
時代柄そうなのか、細君と細君の父の態度…承服しかねますが、けんぞうも愚かに感じてしまいました。ところどころ聞き覚えのない単語はありますが、それでも共感出来るということは…
今も昔もお金の問題は時代で変わらないですね。

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