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あらすじ・解説

     <内容紹介>
山本周五郎は「文学には“純”も“不純”もなく、“大衆”も“少数”もない。ただ“よい小説”と“わるい小説”があるばかりだ」を信念とし、普遍妥当性をもつ人間像の造形を生涯の目的とした作家で、時代小説を中心に沢山の作品を残しています。
その作風は今なお古臭さを感じさせず、繊細に描かれた人の心の機微や人情に、思わず笑わされたり、胸を打たれたりする魅力に溢れています。
 

    <あらすじ>
二千三百石の城代家老の梶竜右衛門の一人息子広一郎には、六つ年下で許嫁の安永つなという娘がいた。しかし広一郎はひどく女嫌いで、なかなか結婚しようとしない。
ある日、見かねた母さわが広一郎の侍女として紀伊という女を召使にさせた。女に慣れさせようとしたのである。毎日一緒に過ごしているうちに、やがて広一郎は紀伊に好意を抱き始める。それと共に、彼女のことをどこかで見たようなという思いに駆られる。遂には紀伊も広一郎を好んで結婚の約束までした。
しかし突然、紀伊は広一郎の前から姿を消してしまった。失意のもとに広一郎は許嫁の“つな”と祝言を挙げることになったのだが……
 

    <山本周五郎(やまもと・しゅうごろう)>
1903~67年。小説家。山梨の生まれ。本名・清水三十六(さとむ)。名は生まれ年からつけられ、筆名は東京で徒弟として住み込んだ質屋「山本周五郎商店」にちなんだ。20代前半に作家活動を始め、39歳の時『日本婦道記』が直木賞に推されたが受賞辞退。その後も多くの賞を固辞する。江戸の庶民を描いた人情ものから歴史長編まで作品は数多い。代表作には、「樅(もみ)ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「おさん」「青べか物語」「さぶ」などがある。1987年9月には、「山本周五郎賞」が新潮文芸振興会により設定された。    

©2018 Pan Rolling

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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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