『天才』のカバーアート

天才

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天才

著者: 石原 慎太郎
ナレーター: 原田 晃
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このコンテンツについて

高等小学校卒ながら類まれな金銭感覚と人心掌握術を武器に年若くして政界の要職を歴任。ついには日本列島改造論を引っ提げて総理大臣にまで伸し上がった田中角栄。「今太閤」「庶民宰相」と称され、国民の絶大な支持を得た男の知られざる素顔とは? 田中の金権政治を批判する急先鋒であった著者が、万感の思いを込めて描く希代の政治家の生涯。

©石原慎太郎、幻冬舎 (P)2018 Audible, Inc.
大衆小説 政治・政府 政治学 現代文学

Audible制作部より

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最も関連性の高い
素晴らしい!
一気に聞いてしまいました。
ナレーションも良いです。

素晴らしい!

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田中角栄の支持者と言う訳ではないが、魅力を感じる人の気持ちがわかる一冊。確かに歴代の総理大臣の中でも、群を抜く逸材だったことでしょう。おもしろかった。

天性の野生の勘を持つ男

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石原慎太郎による田中角栄の伝記を一人称で語る物語。
Audibleは初めての利用です。語り手の原田氏が絶妙で田中角栄の興奮した場面でのダミ声などは本人を彷彿させており、田中角栄の映像が容易に脳内再生できました。

内容は田中の生い立ちから死去までを、まるで田中が脳梗塞で動けない話せない病床でなんの損得もなく全てを吐露するような迫真の展開にグイグイ引き込まれました。金権政治の顛末など一般人には縁遠い内容も歴史的な「事実」として聞けば、日本と日本人をどうにかして前に進めようとした政治家のやり方の一つだったのだろうと妙に納得できてしまった。

日本はとにかく何事も足の引っ張り合いで、スピード感が欠落していると言われるが、金で頬を叩いて意見を通す時代もあったのだなぁと。結果、高度成長が成功して現代を生きる我々はその時の信頼や実績の大きな貯金で生きていけているということも忘れてはならないと感じた。「200万くらいの端金が何だ。挨拶に菓子折りを持参するのは普通の礼儀だ。」には今言ったらどうなるのやら考えただけでクスリと笑いが漏れてしまった。昭和には突き抜けた人も居たもんだ。

石原慎太郎による一人称語り

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”俺”という一人称で語られる田中角栄の回想録のようなもので、非常に臨場感があった。最後の死に際のくだりはナレーションのうまさに聞きほれました。

本人が回想しているような臨場感

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恥ずかしながら、石原慎太郎の作品を初めて読んだがやはり読みやすい文章を書く人なのはよくわかった。聴くだけであっても聞きやすい一人称の文章で、ナレーションも良かったと思う。ただ、数ある問題の中で、女性遍歴が多かったような気がした。沢山政治的には色々やってきた人なのだから、女性問題を載せなくてももっと面白いことがあったのではないかと思うと残念な気がする。

石原慎太郎の田中角栄像

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