『伊豆の街道(P+D BOOKS)』のカバーアート

伊豆の街道(P+D BOOKS)

(小学館)

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伊豆の街道(P+D BOOKS)

著者: 川崎 長太郎
ナレーター: 永井 涼
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10月19日まで。※適用条件あり
「先生が憎い。――こんなに、わたし好きになってゐるのに、本当に解つてくれないッ。」
 と、花枝は、髪の乱れた額で、先方の胸倉をこづくようであつた。
「そんなことがあるものか。重々、ありがたいと思つてゐる。」――
 小田原の物置部屋で作家活動をする竹七と、夫が書いた作品を見てもらうため、ときおり竹七の元を訪れていた花枝。うだつの上がらない初老の作家と、2人の子を持つ25歳の人妻が、いつしか互いに離れられない関係になり――。
 前後して発表された『抹香町』とともに著者の出世作となった、これぞ私小説といえる逸作。
©2022 Chotaro Kawasaki (P)小学館
大衆小説 現代文学
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