『帰郷 P+D BOOKS』のカバーアート

帰郷 P+D BOOKS

(小学館)

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帰郷 P+D BOOKS

著者: 大佛 次郎
ナレーター: 平川 正三
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このコンテンツについて

元海軍将校が目にした戦後日本の悪しき荒廃
海軍兵学校出身のエリート将校・守屋恭吾は、公金に手をつけ引責辞職後、祖国には戻るまいと賭博の眼力を養いつつ、欧州各地を放浪していた。やがて、ある事情から“帰郷”することになった守屋は、大きく変貌した戦後の日本に落胆と義憤を感じる。

戦争という過去の記憶から逃れようとするあまり日本の伝統や誇りまでも失ってしまった国民たち。――戦前と戦後の日本人は何が変わったのか?

大佛次郎が当時の日本人へ自戒のメッセージを込めた記念碑的名作で1948年毎日新聞に連載され後に映画化、欧米でも高く評価された。
©2018 Jiro Osaragi (P)2025 小学館
大衆小説 現代文学
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最も関連性の高い
21世紀も四半世紀過ぎると戦後間もない頃の空気感を知る人は少ない。この作品の細かいところには当時を知らない自分にもこうだったのかと思わせるものが漂う。優れた作家とはこういうものかと思う。今の時代にもっと読まれ、聴かれて欲しい作品。

良い作品

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本書を読んで、著者が戦中・戦後をリアルタイムで経験していたことが伝わってきます。ただ、その描写は、現代作家が描くような“泥臭くて重たい”戦争のイメージとは異なり、どこか軽やかで、静かさを感じました。
「周回遅れの新鮮さ」とでも言えるでしょうか。60〜80年代を知らない若い世代がヴィンテージファッションに新鮮さを感じるように、『青い壺』(有吉佐和子著)が注目されるように、文学の世界でビンテージをネオクラシックとして新しく映る時代なのかもしれません。

ネオクラシック…next『青い壺』

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