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あらすじ・解説

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     <内容紹介>
漢字一つ一つが持つ個性的な形と意味、それらの組み合わせからさまざまにひろがってゆく境地が幻想的でもあり、夢のようでもある「ファンタスティック」な漢詩。
 

    時代背景や作者の境遇を交えた色彩豊かな漢詩の魅力に溢れる講義です。
 

    漢詩は和歌や俳句とともに、永く日本人に親しまれて来た文学形式ですが、漢字ばかりで作られるため、気おくれしてしまう人もおられるようです。
が、そのいかめしい外見から一歩中に入ってみると、まことに多彩で魅力ある世界が現れて来ます。
それは或る種の果物に似ています。西瓜(スイカ)の、あの固い緑色の外皮の中には赤くジューシーな果肉が、また荔枝(ライチ)の、あの固いトゲだらけの、茶色の外皮の中には、丸くて白く、甘い果肉が包まれています。
このシリーズは、漢詩のそのような果実をなるべくわかりやすくお伝えするもので、名作の数々を、時代背景や作者の境遇と合わせてお話ししてゆきます。
漢字一つ一つが持つ個性的な形と意味、それらの組み合わせからさまざまにひろがってゆく境地は、まさしくファンタステイック!と言えるでしょう。
 

    〈第十二回 大乱の中で〉
天宝14年(755)11月、節度使安禄山が兵をあげ、安史の乱が勃発します。反乱軍は破竹の勢いで進撃、首都陥落を悟った玄宗皇帝は、政府高官や貴族たち3000人とともに長安を脱出し、蜀(四川省)に向かいました。
 

    その途中、玄宗は太子の李亨(りこう=のちの粛宗)に詔(みことのり)し、西北部の朝廷軍の統括を命じ、同時に永王李璘(りりん)にも詔し、江南地帯の防備にあたるよう命じました。
 

    そして永王は南下の途中、廬山に隠棲中の李白を幕僚として招いたのです。
 

    ところがやがて、永王は粛宗と不和になり、反乱軍と見なされて討伐されてしまいました。その配下にあった李白も当然、逆賊扱いとなりました。
 

    今回はこのように騒然とした状況の中で作られた七言絶句「永王東巡の歌十一首」其の一、其の五、五言律詩「奔亡の道中五首」其の五、七言絶句「史郎中欽と 黄鶴楼中に笛を聴く」、五言古詩「放たるるの後 恩に遭いて霑(うるほ)はず」を取り上げます。
 

    <収録作品>
永王東巡歌 十一首 其一
永王東巡歌 十一首 其五
奔亡道中 五首 其五
与史郎中欽聴黄鶴楼上吹笛
放後遇恩不霑
 

    <講師:宇野直人(うの・なおと)>
昭和二十九年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、共立女子大学国際学部教授。著書に『中国古典詩歌の手法と言語』(研文出版)『漢詩の歴史』(東方出版)『漢詩の事典』(共著、大修館書店)など。平成十九年、NHKラジオ「古典講読――漢詩」講師、平成二十年より同「漢詩をよむ」講師。    

©2018 Naoto Uno

ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第十二回 大乱の中で」に寄せられたリスナーの声

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