ウォール・ストリート・ストーリーズ 投機家たちのオンリーイエスタデー
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ナレーター:
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佐々木 健
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著者:
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エドウィン・ルフェーブル
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長岡 半太郎
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田中 陸
なぜ人は相場に魅了され、翻弄されるのか?
19世紀の相場師の悲喜こもごも!
本書は、希代の相場師ジェシー・リバモアの一生を描いた『欲望と幻想の市場』(東洋経済新報社)の著者、エドウィン・ルフェーブルのデビュー作である。20世紀最初の年に刊行された本書は、のちの投資フィクション界に金字塔を打ち立てた『欲望と幻想の市場』の文学的素養を十二分に感じさせるものとして、今でも多くの人に読み継がれている。
本書は、19世紀末のウォール街を彩った実在の人物をもとにした8つの物語から成る短篇集である。当時の投資業界の習慣、仕手戦、インサイダー取引、株価操作など、何でもありだった時代の内情が、一流の金融ジャーナリストによる筆と、投資家としても成功していたルフェーブルの深い取材力によって見事によみがえっている。
本書に登場する架空の人物は、投資家兼取引所会長兼馬主のジェームズ・ロバート・キーン、銀行家兼ブローカーのエルバートン・R・チャップマン、投機家から絶大な支持を集めたニューヨーク州知事兼下院議員のロズウェル・ペティボーン・フラワー、鉄道会社や証券会社の役員を務めたあと鉄道株の仕手筋として活躍したダニエル・ドリューたちで、実際の本人に極めて近いポートレートになっている。彼らは皆、当時のウォール街では有名な大物相場師で、現代で言えば、投資に興味のない人でも知っているウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスやカール・アイカーンやジェームズ・シモンズやジュリアン・ロバートソンたちのような投資家たちである。
本書を読み終えたとき、まもなく訪れる1920年代の熱狂とその後のバブル崩壊による大恐慌の萌芽が、20世紀初頭のウォール街にすでに存在していたことを、鋭い読者なら感じ取るだろう。
目次
女性と債券
テレビン油の暴落
予想屋
情け深いささやき
勝った男
失われた機会
山の頂上か破滅か
神学的な予想屋
©2021 PanRolling
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